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三井分科員 副
大臣から心強い御答弁をいただきました。
本当にここは連携を深めていただいて、まさに患者本位のやはり医療をしていかなきゃならない。
河村副
大臣も常々おっしゃっていますように、この薬剤師の、やはり今医師が六プラス二、歯科医師が六プラス一、それから獣医師さんも今六年制になりました、そういう中で、やはりこれだけ医療が進む中、あるいは新薬ができる中で、ぜひともその連携というのは深めていただきたい、こういうぐあいに思うわけでございます。
そこで、私もしばらくぶりに病院の薬剤部を見てきたわけでございます。先日、私どもの
教育制度問題ワーキングチームで、一月二十九日でございますけれども、天皇陛下がちょうど御入院されていたようでございましたのですが、私たちは十五階で
説明を受けまして、天皇陛下は十四階にいらっしゃる、大変失礼なことをしちゃったんですが、その上で実は御
説明を承りました。
そこで、東京
大学、東大の附属病院でございますけれども、病院における薬剤業務全般の実態調査ということで、薬剤部長であります伊賀教授のところにお伺いして、外来の調剤、あるいは注射薬の病棟における調剤とか、あるいは高カロリー輸液、IVHの調製業務を見てきたわけです。
特に、病棟における薬剤業務を見たときに、患者さんに、ICU、CCUはバーコードがついているんですね。バーコードがついていまして、そのバーコードで薬の間違いがないように、投薬の間違いがないようにと。
非常に私も見て勉強になったのは、こんなにも変わったのかなと思うのは、やはり昔は点滴に名前を書いて、
三井なら
三井辨雄と書いた点滴がぶら下がっていたわけですね。私も入院をしたことがありますけれども、そのときに、きょうは黄色だったのにいつの間にか白に変わってみたりとか、非常に単純なミスが多いんですね。そういう中で、非常に僕が感じたことは、やはりバーコードをつける、あるいは詰所において無菌室をつくって調剤をしている、非常に、こんなにも変わったのかなということ。実は三十数年ぶりで現場を見させていただいたわけですけれども、ICU、CCUにおいてはこれはやはり理想なんですね。
そういうことを、やはり三者、お医者さん、そして薬剤師さん、そして看護婦さん、三者一体になってチーム医療をしていくという、さっき
遠山大臣からも御答弁いただきましたように、非常にこれは私は重要だなと実は感じたわけでございます。
その中で、やはりお医者さんにも聞きました、あるいは看護婦さん、婦長さんにも聞きました。薬剤師さんが入ることによって何か違和感がございませんかということをお聞きしたんですが、いや、それは違います、むしろ、薬剤師さんがいることによって、看護婦は看護婦の本来の仕事ができる、そしてお医者さんも治療にかかれる、薬の
専門家は薬剤師なんだということでは、非常にチーム医療がしやすくなったと言うんですね。
また、薬剤師さんにもお聞きしました。詰所に入ることによって、服薬
指導あるいは調剤をすることについて抵抗ございませんかとお聞きしましたら、非常にうまくいっているということもお聞きしました。まさしくこれが、チーム医療の重要さと薬剤師の重要さを目の当たりにしたわけでございます。
ぜひとも、そういう
意味で、病棟に入るというのはそれなりの経験と知識がやはり必要でございますから、そういう点を強調していきたいなと思う次第でございます。
また今回、
国立大学法人の提出を予定していると聞いておりますけれども、
国立大学また
大学共同利用
機関を
独立行政法人化した新たな法人の長となる理事長あるいは学長に
組織運営の権限がゆだねているわけでございますけれども、そうなれば、現在の
学校設置法と施行規則の
存在はどうなるのかということもお尋ねしたいと思います。
昨年、
遠山大臣に、医学
教育課の皆さんと随分やりとりをさせていただきましたけれども、例の十八条でございましたか、省令の薬剤部長制の問題でございますけれども、診療
支援部に組み込むというそのお
考えをこれは
独立行政法人に引き継ぐことのないように、やはり
独立した形の薬剤部長、今私がお話し申し上げましたように、やはり薬剤師が将来目指す、あるいは希望を持たせるという
意味で、ぜひとも私はここをはっきりと確認させていただきたいと思うのであります。
特に、
独立行政法人、昨年の臨時国会で約四十五の
独立行政法人ができたわけですけれども、ぜひとも、
国立大学附属病院に働く薬剤師、今病院薬剤師は約三万五千人ぐらいでしょうか、その方々が、やはり自分たちの使命感、そして意欲と自信を持って患者本位の医療を続けられるように、薬剤師をしっかりと位置づけてほしいと思うんです。先ほどもございましたように、薬剤師は医療のリスクマネジメントを確立するということも重要だと思いますし、最後に
遠山大臣にそのお
考えをお聞きして、私の質問を終わりたいと思います。