○林(省)
分科員 先般、
陳情に伺いましたときに、
住民の
皆様方から
大臣にもいろいろな御
意見も申し上げましたし、
民事局長にも御
意見を申し上げたことがあります。そんな中で、これは私は少し
計算が彼らに都合のいい
計算ではないかなと思いつつも、
現実に、すぐ
自分たちの町にある
出張所に行く場合と、少なくとも車で、時間のかかるときには一時間以上かかる新たに
統合される
支局に行く場合と、事件の件数、大体今四万二、三千だったと思いますが、それをみんな
お金に
計算する。近くだったから自転車で、大体
皆さんも御案内のように、そういう
出張所の
周辺には
司法書士さんだとかあるいは
土地家屋調査士さんだとかというような
方々がたくさん集まっておられます。だから歩いて行けるわけです、今あるところだと。それを、
電車賃を使って行かなきゃいけないとか、車を使って行かなきゃいけないとかということで、
計算をしますと、およそその費用というのは四億円ぐらいになります、こうある方がおっしゃっている。それはちょっと大きいでしょうと僕は言ったんですけれ
ども、いずれにしても、それだけ言うならば今までとは違う余分な
お金も
現実にかかるわけですよね。時間もかかるわけでございます。
その辺のところから、とにかくこれが本当に
実現をできるんなら、何とかこの形になって、我々がしょっちゅうそういうことで動かなくてもいいような
状況になるまで、何らかの
方法を考えることはできぬのですかね。
これは、いろいろなお考えをしていただいている中で私の方で勝手なことを言っちゃいかぬのかもわかりませんが、あえて申しますと、例えば一部の
機能、そういう
人たちがしょっちゅう行かなくてもいいようなことができる、一部
機能を現在あるところに置けというようなことは言っておりませんよ。
場所は市の方で提供してもよろしい。
実は私、きのう、この件で
市長と、
市長も何度も来ていますからね。いよいよおれも、きょう、もう一度
お願いかたがたの
質問をすることになっておるんですと。ついては、
市長さん、じゃ、仮に市庁舎のどこかとか、市の方が管理運営しているしかるべき
場所に一部
機能を設置するというような話にこれから先のこととしてなった場合に、そのことについては対応していただけますねと、私は念を押してまいりました。喜んでやらせていただきますということでございますから、例えばの話でございます、今申し上げているのは。
例えば、一部
機能、特に
日常生活の上でしょっちゅう
出張所に行く必要のある方、これからは
支局でございますが、
支局に行く必要のある方
たちのお声の一番大きいのはそこなんですね。せめて
自分たちの
日常、
営業活動の中でいささかのことを考えていただけるかと。
これは、はっきり申しまして、
住民の
皆さん方は、大体この
法務局の
高槻出張所があるということすら御存じない方が半分以上でございまして、我々が
反対運動をして、垂れ幕をかけたり、のぼりを立てたりして、そして、
活動を始めてから初めてそういうものがあるということをお知りになった
住民が圧倒的であります。今は、十万人からの署名を集めて、これも
大臣にお届けをしておりますから、相当の
方々が、こういう
施設が
高槻からひょっとしたらなくなるというので、えらいこっちゃとおっしゃっているんですけれ
ども、それまではそんな
状況だったんです。
主として、けしからぬ、とんでもないと言って、そういう存続させる会をつくって、私を呼び出したり、東京にまで
大臣のところに御
要望に来られたりという
方々は、はっきり申しまして、やはりそういう
関係のお仕事をなさっている
人たちであります。そういう
方々が、やはり一番
日常の
活動の中で
不便を来す、時間がとられる、
お金がかかる。だから、いましばらく、そういう
オンライン化がある程度にでき上がって、我々がもう一々判を持って
出張所まであるいは
支局まで来てもらわなくてもいいですよという
状況になるまで、何らかの
方法はないですかね、こういう話が一番最近は多いわけです。
だから、
統合されることについて、はっきり申しますけれ
ども、大きな反対はないんです。しかし、そういうことすらもう知りません、我々はただもう
統合に向かってやるだけです、これは
閣議決定しているんです、あるいは答申にあるんですと。だけれ
ども、答申だって、私も初めてじっくりと読ませていただきましたけれ
ども、この民事局の答申についても、やはり、しっかりと
地元の
人たちのことを考えてやらないとだめですよということをちゃんと書いてありますよ。一方的にこうですと言って、国家権力でもってささやかな庶民の利用するものを持っていっちゃだめですよということをちゃんと書いてあるわけですから。
そんな中から、いろいろな話をしているときに出てくるのが、例えばの話でございますが、今申し上げたような一部
機能をしかるべく措置することはできぬのですかねという話になっているんです。これは、恐らく今そうしましょうというようなお答えはなかなか出にくいんだろうというのは重々わかりながらも、このことについて、とりあえずのお答えを聞かせていただきたいと思います。