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樋高委員 自由党の
樋高剛でございます。
きょうも
質疑の時間をいただきまして、ありがとうございました。
私は、
国会の
委員会というのは、やはり
政治家同士の
議論の場にすべきではないかという考え方があるものですから、きょうは、
政府参考人の方にはお越しをいただかないという形で
議論をさせていただきたいと
思いますけれども、この
集中審議が始まりまして、やっと回ってきたかなということであります。今まで、これで三日目でありますけれども、
大臣と
議論ができるという機会を与えていただきまして、ありがとうございました。
今回、私
自身もさまざまな
勉強をさせていただきました。そんな中にあって、まず率直に、素直に申し上げたいのは、まず、
刑務所、
矯正施設で働いていらっしゃる
方々の御苦労に対しては、私は素直に
敬意を申し上げなくてはならないというふうに思うわけであります。
いろいろな話も伺いましたけれども、
本当に
職務自身も物すごい大変です。実際のところ、
本当にストレスがたまるのではないかと
思いますし、そういった
一つ一つ、全国の
施設で一生懸命まじめに頑張っていらっしゃる
方々の
努力によって、
日本はある
意味で
法治国家としての体制を継続していられるわけであるということも私は今回痛切に感じたわけでありまして、この場をおかりして衷心より
感謝を申し上げたい。
それと同時に、
法務大臣そして
法務省の
方々を初めとする
法務行政に携わっていらっしゃる
皆様方の御尽力と、それと社会の
治安維持に対して御尽力いただいている
公安業務と申しましょうか、そういう
法務行政、
法務業務に携わって
おいでであられる
方々の揺るぎない
努力によって、
日本が
法治国家として機能しているんだなということも私は改めて再認識をしたわけでありまして、深く重ねて
敬意と
感謝を
冒頭申し上げたいと
思います。
しかしながら、今申し上げた
法務行政に携わる
方々に対して頑張っていただきたいということと今回の
行刑事件とは全くの別問題である、与野党一致して
真相解明、そして
制度の
改革、そして
責任問題にしっかりと取り組むことが
国民からの要請であろうというふうに思っております。
そして、
一つ考えなくてはいけない話は、
行刑事件について
議論しているわけなのでありますけれども、
刑務官の一部の
方々の犯罪、今
裁判中の
案件も含めまして、
捜査中の
案件も含めまして、今進行中なわけでありますけれども、私の
友人でも
刑務官の方が
おいででございます。別に
友人がいるからかばうという話では一切ありませんけれども、あたかも全員が
暴行を働いているかのごとく思われてしまっている面も一部感じられておりまして、やはりそこには情報の
正確性ということも重要でありますし、もちろん、悪いことを行ってはいけないというのは当たり前の話でありますけれども、一方で、
刑務官の方でも一生懸命まじめに働いていらっしゃる
方々がほとんどだと私は信じたいと
思いますし、だからこそ、今回の
行刑事件では、
真相をきちんと明らかにするということが私は大切であろうというふうに
思います。
そして、その起きた
事件がそもそも一部の
個人の行いによって発生したのか、もしくは集団なのか、もしくは
組織ぐるみなのかということも厳格に細かく精査をしなくてはならないのはもちろん言うまでもないことでありますけれども、
組織ぐるみもしくは
制度上の不備によって行われたということであるならば、そこを
政治が機敏にリーダーシップを発揮して
改革をしていかなくてはいけないということをまず総論として申し上げさせていただきたいと
思います。
そして、私は、やるべきことというのは三点に絞られるのではないかと
自分なりに
整理をしてみました。
まず
一つ目は、
真相を解明すること。一体そこで何が起こったのかということを明らかにしなくてはならないと
思います。そして
二つ目は、
再発防止のための
制度の
改革。
真相を検証して対策を具体的に講じていく、しかもそれはスピーディーに講じていかなくてはならないということ。そして
三つ目は、これは
政治と
行政の
責任をどうとるか、
国民が納得いく
責任をどう示していくか。この
三つを私はまず
冒頭指摘をしておきたいと
思います。
委員長にお諮りをいたしますけれども、先般の
自由党の
山田正彦議員、さまざま、今の
三つの
ポイントに絞りまして
議論をさせていただきましたけれども、やはり
真相を解明するに当たって、今まで
死亡帳なりさまざまな
資料、
法務省さんそして
関係の
皆様方の
努力によって
資料開示になっておりますけれども、まだまだこれでは
真相解明にはとても、私はまだ至らないと
思います。
やはり一番思ったことは、もう
本当にらちがあかないと思ったわけでありますけれども、やはり
司法解剖執刀医師の
参考人招致を私は
冒頭で求めたいと
思います。
具体的に申しますと、
名古屋刑務所、
死亡帳がありましたけれども、あれは
整理番号を振ってありますが、十二—一番、これは
司法解剖を行われております。そして十四—十二番、これも
司法解剖が行われております。そして十四—十九番、これが私、
重大事案だと
思いますけれども、この三件につきまして、まず
執刀医師、
司法解剖なさった
先生の、お医者さんの
参考人招致を求めたいと
思いますが、いかがでしょうか。