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坂口国務大臣 柔道整復師の問題につきましては、今、会計検査院からも御
答弁ありましたように、これはもう明らかにされている話でありまして、全然隠された話でも何でもない。それから後、
厚生労働省が
平成六年からずっと続けて、何回かにわたりまして
改正を行ってきた、これもオープンにされた話で、何ら問題はないわけでございます。
これらの問題が現在どうなっているかといえば、これは全県、全県といいますのは全都道府県に、全都道府県に
審議会をつくりまして、そして、そこで出てまいります全件数、それをチェックする体制ができ上がっているということでございますから、私は前進しているというふうに思っている次第でございます。
それは前進している。ただ、現在問題になっておりますのは、全件チェックはされる体制ができ
たんですけれども、都道府県におけるばらつきがあるのではないかというような御批判もあったりいたしまして、そこはちゃんと調整をしなければならないというふうに思っているわけでございます。
ですから、そうした一連の柔道整復師の診療にかかわります問題につきましては、すべてこれはオープンになっている話でございまして、何らこれは私は隠すべき問題ではないというふうに思っているところでございます。
ただ、先般、特別な人に対しまして特別な
議員との間の発言メモというような形で、それが流れる、そしてそれに対するものはいわゆる
厚生労働省の持っております正式な
資料の中には存在をしない。だれがどういう形で流したかもわからない。名前を書いてあります、氏名の書いてあります本人に問いましたところ、本人もこうしたものを書いた
記憶がない、私が書い
たんだったら、相手の人のおっしゃることはメモするかもしれないけれども、自分の言ったことまではメモはしない、自分の言ったこと、相手から言われたことをメモをするというような形のこういうペーパーは、私が書いたとは思えないというふうに御本人も言っているわけでございまして、それは、私もそれはそうではないかというふうに思っている次第でございます。
何も、中からいろいろのことが外へ出ることを私は問題にしているわけではございません。ただ、外へ出す以上は、内部の改革もしなければならないわけでありますから、いや、実はこういうものもありますということを内部でもやはり出してもらわないと内部の改革にならないわけで、外へは出すけれども内部では言わないというのでは、これは私は話にならないと思っております。
出したその人を処罰するとかなんとかというような気持ちはさらさらございません。しかし、あればやはりきちっと出してもらいたい。それで、改革すべきことは改革をしていくという手段をとらないといけない。しかし、それができないところにジレンマがあり、私はそこに悩んでいるということを申し上げているわけであります。
その当時、
平成九年の話でございますから、だれが言ったとか言わないとかといいましたって、
木村副
大臣も
答弁しましたけれども、それはいつ幾日、どんなことで会ったかというようなことを一々覚えているということではないと、私も率直に言ってそう思っております。私自身も、
平成九年に、九月なら九月の幾日に何をしていたかと言われましても、それは私もなかなか思い出すことはできませんし、それは不可能なことだというふうに思っているわけでございます。
ただ、問題は、あそこに書いてありますペーパーを見ましても、
木村大臣がおっしゃったようにすべて変えているというんだったらこれは問題でございますけれども、
木村大臣が言われたとおりには全然なっていないんですね、あのペーパーの。あのペーパーの言われたとおりになっているのなら、それは私は、たとえそれがどんな問題、どういうふうにして出された問題であるかは別にいたしまして、それは今後の
検討の課題にしなきゃならないというふうに思いますけれども、副
大臣の言われた、その当時は
木村議員でございました、
木村議員の言われたとおりには全然なっていないんですね。
だから、その種のものが出てきたからといって、それを一々
皆さん方から御指摘を受ける、それを
皆さん方が、こういうものがあったというふうに言われるのならば、それはどこにあったかということを私たちにも言ってもらわないことには、私たちもそれを改善することができ得ないということを私は申し上げているわけでございます。