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石破国務大臣 委員御
指摘のとおり、近年、
自衛官の採用
状況というのは堅調に推移をしていると思っております。ただ、以前は、志願制ではなくて懇願制ではないか、懇願制というのは、私
どもの方からお願いですから入ってくださいという懇願制ではないかというようにやゆをされたような時代もございました。
それに比べれば、大変堅調に最近は推移をしておるわけでございますけれ
ども、御
指摘のように、
募集対象人口、十八歳から二十六歳まででございますが、
平成六年にピークを記録いたしまして、八百九十二万人でございました。現在は、
平成十五年度では、ピーク時の一八・四%減の七百二十七万人ということに相なっております。今後このような傾向は続くというふうに考えておりまして、
募集の
状況は、中長期的に見れば極めて厳しいというふうに思っております。
私
どもといたしましては、これまでに、曹候補士制度でありますとか、女性
自衛官の活躍の場、すなわち、船というものには乗せないということでありましたのが、今は戦闘艦以外の船というものには女性に乗っていただいております。あるいはパイロットな
どもそうであります。さらには、処遇の改善、定年の延長等々を行ってまいりました。そういうことで一生懸命努力はいたしております。
しかし、
自衛官としてふさわしい方々に入っていただく。そのためには、午前中の
答弁でも申し上げましたが、私
どもの方から、なかなか一般にはうかがい知ることができない、私
どもの努力ももっともっとしなければいけませんが、
自衛隊の
情報というもの、ありのままの姿、そして国防の重要性、そういうものを多くの方々に御理解いただきますために、このような
情報、
四つの
情報に限るということを今後徹底してまいりますけれ
ども、多くの方々にそのようなことを知っていただき、国防に対する関心を有していただきたい、そういうようなことで行っておるところでございます。