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阿部委員 社会民主党・市民連合の
阿部知子です。引き続いて質問をさせていただきます。
福田官房長官が、本来出てくる場所でもないし、あと三時までだしと言われていますので、早急に、ぜひとも、せっかく来ていただきましたのですから、
福田官房長官にやはり冒頭お伺いさせていただきます。
今、我が党の
北川れん子が御質問いたしましたように、本来であれば小泉総理、じかにおいでくださるのが私も一番と思います。なぜならば、この
内閣の基本的な姿勢が、
情報公開ということと、それに伴う、あるいはもろ刃の剣となりかねない
個人情報の漏出などなどをどうコントロールしていくかという、極めてこれは
内閣の本質にかかわる
事案の
審議だと思います。
そして、その中でも、既に
施行された
情報公開法などでは、これは以前の質疑で取り上げさせていただいたので、
福田官房長官、御記憶かと思いますが、例えば開示おくれが外務省でも
防衛庁でもあり、三十日、六十日と区切られた期限の中でも開示できないままの
案件が残る。
あるいは、二月二十六日、報道されておりますが、外務省においては、開示請求のあった方に対して、今ちょっと忙しいから、もうちょっと後になるか、ないしはあなたが取り下げるのであればそのようにいたします、手数料を返しますというようなことまでなさるとなると、一体この
内閣は、
内閣の透明性、行政の透明性、それから、その中で
個人情報の
保護ということをどう考えておるのか。
随所で問題が生じているからこそ、きょうは、できれば総理、それから
福田官房長官にと。先ほどおっしゃいました、
自分は各
省庁間の
調整官なんだと。
調整官ということは、単にウ飼いのウを締めている人ではなくて、きちんと全体がうまく本当にトータルで機能しているかを
判断なさる御見識にあると思うんです。その
意味でお伺い申し上げていますので、そういうことと理解した上で、一点だけ御
答弁をお願いいたします。
先ほどから石毛
委員が、微に入り細にわたり具体的な事例を挙げて、特に医療における研究に供されるような
個人の情報あるいは医療情報についても、なかなかこの
個人情報保護法だけでは問題がカバーし切れないということを具体例でたくさんおっしゃっていたと思うんです。
それに対しての諸
大臣のお答えを私は伺っておりまして、ここで明確に
福田大臣に御
答弁いただきたい点は、
内閣の挙げての姿勢として、
個人情報保護法案はもちろん成立を期すが、このインターネット時代にあって、個別に
保護していかなければいけない
事案も非常に数多い。ですから、この
個人情報保護法案の成立と個別法のこれからの検討、早急な検討は車の両輪であるというふうな御
認識をお持ちであると思いますが、その一点にだけ限って御
答弁をお願いいたします。