○谷
博之君 今、
大臣から御答弁ありまして、私ちょっと調べた内容と、そういう点も確かにあるのかもしれませんけれども、この片山
知事が
発言されている私はちょっとコメントを見たことがあるんですが、かなり私はそういう意味では
知事自身のこの
施策を取ったことについての
思いがあったと思うんですね。
もちろん大きい、たくさんの人口の県とこの鳥取県のような小さい人口の県とは違いますけれども、そういう中で財政力も小さい県がやっぱりここまでやるということは、私はやっぱり国がどういう姿勢を取るかということの前に、まず自分がそういう決断をしたというこの
一つの考え方は、私は非常に評価してもいいんじゃないかというふうに考えておりまして、こういう内容で、その後、
阪神・
淡路大震災の
被災地のところの人たちを集めたそういうところにこの
知事も行きまして、現地のそういう人たちにこういうふうな
思いを伝えて、非常に
阪神・
淡路大震災の
被害を受けた
方々に対しても感銘を与えたという、こういうふうなことも聞いております。
ですから、国がある程度私は県のそういう姿勢をもっとこう前向きに評価するというか、そういう
対応があれば、僕はそういうほかの、もしこういう
災害が起きたときに他の県もそういうふうな動きを示すものと思っておりまして、今の
大臣の答弁、それは了としますが、
是非、いろんな条件があるにしても、こういう都道府県の独自の動きというものをやっぱりそれは国は認め、それを支えていくという姿勢を
是非取っていっていただきたいと、このように考えています。
それから次に、先ほど
加治屋委員からも御
質問が出ましたけれども、いわゆる海洋における船の問題ですね。油
汚染の問題です。これは私ちょっと調べてみたんですが、過去十年間、
日本の沿岸に外国船籍の座礁船が、座礁して、そしてその船を解体し処理をしたというのが十三件あるといっているんですね。そして、都道府県が掛けた費用が五億七千万、このお金が実はこの座礁船のいわゆる処理のために掛かっている。現実に今、まだ
日本のこの沿岸に座礁している船が十隻あるといっておりますね。ですから、これは、しかも先ほどスペインのガリシア沖でのタンカーの問題が出ました。これも一万トンを超える油が流出したということですね。
日本は周りが全部海ですから、この問題についてはこれは決して他人事ではないわけです。
そのスペインの一万トンから超えた油の流出に対して、そこで大変な環境
被害が起きています。具体的な一例を申し上げますと、そこに住む海洋の鳥ですね。これは油を食べて亡くなるとかという、そういうケースが非常に多くて、これを何とか
支援をしなきゃならないというので、
日本のNGO団体、具体的には野生動物救護獣医師協会というのがこの十二月六日に獣医師さんを二人派遣をして、三週間そういう
被害に遭った
地域の鳥たちの解毒とか点滴等をやろうというふうなことで行くことになっています。
私はその
活動を見ておりまして、これは全部募金で行くんですね。自分たちでお金を集めてこの
方々は行くわけです。しかも、この人たちはそういう協会を作って絶えずこういう問題についてデータを持っていますから、非常に
専門家としては機動力があって動きやすいと、こういうこともあって大変現地では活躍するのではないかと見られておりますが、残念ながらこういう
方々に対する資金的な
支援がない。しかも、不断のそういう地道な取組
活動についても何ら
支援がないと、こういうことであります。したがって、こういうふうな具体的な環境保護団体に対する
活動の私は何らかの
支援があってもいいんじゃないかと思うんですが、この点はいかがでしょうか。