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国務大臣(
坂口力君) 無
年金障害者につきましては、先般、
私案を出したところでございますけれども、いずれにしてもかなりの財源が必要でございますし、
現状がよく把握されておりませんので、早速
現状を一遍ちょっと確認をしてもらいたい、
現状の
調査をしてもらいたい、現実問題として大体何人ぐらい困窮しておみえになるのかというようなことも明確でありませんので
調査をまずやってもらいたいということで、その
段階に入っているところでございます。
それから、
透析の話につきましては、
診療報酬改定を、
見直しを行いましたが、これは
透析の期間が四時間
未満の人もあるし四時間から五時間の人もあるし、あるいは五時間以上の人もあるし、それぞれによりまして今まで
点数が違ったわけでありますけれども、今回その真ん中のところを取りまして千九百六十点というふうに
点数を一律にした。これは、
点数を一律にいたしましたけれども、患者さんによりましては長く必要な人もあるし、短くていい人もあるわけでありますから、それは
医療行為上の問題でございますので、
責任を持って
医療機関で
お願いを申し上げたいと、こう思っております。
それから、
医薬品の
副作用被害救済につきましては、これは現在も、御承知のとおり、
副作用につきましての
救済措置はあるわけでございますが、これができましたのが
昭和五十五年でございましたか、それ以前の人が残っていて、その
人たちの問題が現在もなお残っている。しかし、ここもなかなか難しいところでございまして、過去の人をどうするかという問題、これは
法律におきましてもそうでございますけれども、そうした問題がございまして、ここは非常に難しいところ、なかなか名案が浮かばないというのが
現状でございます。
それから、
スティーブンス・ジョンソン症候群の方々につきましても、これもやはり五十五年五月一日以降の
皆さん方につきましては、これは
救済措置もあるわけでございますが、それ以前の
人たちをどうするかという問題、ここにもまたあるわけでありますし、それからこの
副作用をお受けになりました
皆さん方の場合には、その
救済措置があるなしにかかわらず、なかなか
障害が厳しくて、
とりわけ目の
障害が厳しくて、ここをどうするかという問題でございまして、そこで
一つは、
角膜疾患でございますので、それを克服するための基礎的な
研究を急がしているところでございます。
一つは、目が、
角膜が乾くわけでございますので、それで
点眼をして、それによって治すという方法があるということでございまして、今それができれば、一日に数回
点眼をすればもつのではないかというふうに言われておりまして、その
研究を今進めていただいているところでありまして、早くこれを
実現できるように、今もう
実験段階、
実験といいますか、人に対しましても
使用段階に入ってきているというふうに聞いておりますので、早くこれが販売されるようなことにならないか、そうしたことで今進めているところでございます。