○小林(憲)
委員 今、法案につきまして御説明を受けました。
最後に、私、両
大臣にお伺いしたいと思います。
これは、総括して、
金融機関もなるべく早く簡単に、それはきちんとした形で統合をしていく、それによって一日も早い
景気回復のための健全な
金融機関となっていっていただきたいということで、こういう法案も出て、そしてまた、みんなで
考えていかなきゃいけない。そしてまた、ペイオフに関しても、延期はなりましたが、健全化する、そしてまた生まれ変わっていく、
改革していくという点できちんと前に進めている。進めるべきものは
一つ一つ法案も出して、そして、それは必要なものとして前に進んでいる。
日本経済はそんなに、まあいろいろな観点からいろいろな意見はあるでしょうが、
政府としてはきちんと
対応をしてきちんと前に進めているところである、そのような印象を今回の
質問で私自身は受けました。
しかしながら、実際に、本当に今多くの方々が苦しんでいる。そしてまた、
日本という国のあり方、
日本という国が今後しっかりと
世界の一員として
経済の中でもいろいろな
意味で役に立っていかなければいけない、そんな局面も来ていると思います。
私も海外の
金融機関におりまして、最後、ロンドンで勤務しておりまして、そこをやめてニューヨークの、あるボンドブローカーですが、大変大きいところですけれ
ども、ツインタワーに入っているところに勤務しないかという話がありまして、もし行っていたら、その会社、七百人、あのセプテンバーイレブンスで亡くなっています。ですから、私は、いや、
日本で、一生懸命今まで勉強したことを
政治に役立ててやろうと思って帰ってまいりまして、よかったな、命を助けられたかなと思っておりますので、一生懸命やろうと思っております。
本当に、細かい話をしてはいけないというとしかられるかもしれませんが、きょう、いろいろな観点で、私はちょっと、もっと何か大きな
意味で国のことを
考えて、財政、いわゆるバジェット、それからあと
税制、それからあとは
金融の
政策といいますか戦略を立てて戦っていかなきゃいけない。じゃないと、自国の
需要と供給だけではもう
マネーマーケットという、これは
マネーゲームとも言われていますが、仕掛けたら仕掛けられる。必ず、狩猟民族の方々は前に穴を掘って、ぼっていって落とします。我々は、田畑を耕して、雨が降って実りが少なくなれば泣く、そしてまた実りが多い秋には踊るという農耕民族でございます。ですが、そういっていてもやはり戦うときは戦わなければ、やはりこの国の
国民と
国民の財産と、その生活を守らなければなりません。
ですので、ぜひとも、これは安全保障
委員会ではございませんが、両
大臣には、今やっていることは胸を張って、必ずここ来年、再来年、この
小泉政権の中でも、そしてまた政権がかわろうとも、内部がどうなろうとも、野党がどうなろうとも、しっかりと、しっかりと
日本の国は前に進んでいくんだということを私は思っているということで、お
考えをお伺いしたいと思いますので、よろしくお願いします。