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齋藤勁君 いわゆる、先ほど、この拒否をする女性の声というのが私は切実であるし真実だというふうに思います。国家としての責任を認めた謝罪を伴わない償い金というのは受け取る筋合いのものではない、是非この私は声を受け、本当にある意味ではもう月日がないです。是非これは、政府にも私は求めておりますが、
国会として、私は与党の
皆さん方にも再度お伝えしているのは、これは当該
委員会のものではない、国民の総意を代弁する私たち
国会議員として早急に取り組むべきだということを申し上げさせていただきまして、次の質問項目に移ります。
次の問題は、三月二十七日、参議院
予算委員会の私は締めくくり総括で後半、最後半に、後半、質問をし、更に四月の十六日、
厚生労働委員会でこのことを中心に発言をし、まあ総理はもう御記憶にないかも分かりませんが、坂口
厚生労働大臣にはこの四月の十六日の
質疑の際、御答弁をたびたびいただいていますので、十分御記憶あると思います。いわゆる徳島県の社会福祉法人健祥会、緑風会、健祥会通称グループと申しましょうか、そういう問題です。
この後、四月十六日以降、衆議院あるいは参議院、衆議院の
厚生労働委員会でも、与野党それぞれの
委員からこの健祥会問題での
質疑がされております。今日初めて聞かれる方々は、またメディアを通して聞かれる方は一体何なんだということだと思うんですが、これを話しますと大変長くなります。長くなりますけれ
ども、今日持ってきました若干のボードとそれから配付資料を基にしまして、私の結論は、是非、
厚生労働省としてこの健祥会グループに対し是非きちんとした
調査をしてほしいということでございます。
言ってみれば、この健祥会、緑風会、私の調べている範囲で、
委員会でも、若干重複をしますが、国、県、
補助金を受ける中で福祉施設が非常に急成長しています。何でこんなに急成長していくんだ。理事長であります中村博彦さん御自身の著書や様々なところで人脈を言われております。冒頭、今日、私が
質疑、総理とやり取りさせていただきました鈴木宗男代議士との人脈を強くうたいながら、そしてさらには、この健祥会グループの施設が不当労働行為、残業代未払などをしながら、あるいはまた政府審議
委員など要職を就かれています。非常に地位が上がってきている。
大変、私は、この背景を
調査すれば
調査するほど、灰色が灰色でなく、どんどんどんどん濃い灰色になっていくわけでございますけれ
ども、今日改めてお示しさせていただきますのは、このボードでございますが、(図表掲示)「社会福祉施設等施設整備費
補助金等支出
状況(
平成八年—
平成十二年)」、特別養護老人ホーム、軽費老人ホーム、養護老人ホーム、介護老人保健施設、徳島県からの
調査で私は作成をいたしました。それぞれの部門ですべて健祥会グループがトップの
補助金の支出を受けております。全国広しといえ
どもこういうのはない。大変特徴的なグラフでございます。
厚生労働大臣はこのことに対しまして、不当労働行為についても承知をしていると、指導するところは指導していますということ、さらに、こういった特定の法人が急成長するということは好ましいことではないと、こういう答弁もされています。
いかがでしょうか。私は、徳島県も
調査をさせていただきましたけれ
ども、こういう話もあるんですね。年間五つも六つも施設をできるというのは理事長できませんよ。君、何を言っているんだ、徳島県の役人さんに対して、もう国と話が付いているんだよと、そうですかと、国に聞いてみろと。国に聞いたら、確かにそういうことだと。逆なんですよ。県から申請、国がそれを認める。この場合そうではない。もう国が、話が付いている。
私は、非常な人脈があって今日の地位を築かれ、逆転な構図になっているのではないかということ。さらに、この方が県の役人に対し灰皿を投げ飛ばして、県の役人のところに灰皿がぶつかり、その傷が今でもあるという机が県庁内にある。そのほか、いろんな実は事例が枚挙にいとまがございません。時間がありましたらどんどんたくさん御披露したいんですが。この方と、中村博彦理事長と鈴木宗男さんとの人間
関係で、御自身の著書に書いてあるんで明確ではあります。
それから、審議会の
委員になったことについて、私的懇談会の
委員になったことについても、この四月十六日の
厚生労働委員会の中で、そういう、鈴木さんから御指摘があったことは事実だという答弁もいただいております。
私は、老人福祉施設をめぐる、この
現地におけます、徳島県におけます大変灰色の問題につきましては、是非政府としても積極的な解明を求めるつもりで再度、度々の質問をただしてもらっているつもりでございますので、
厚生労働大臣からの御答弁を求めるものでございます。