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2002-07-19 第154回国会 参議院 本会議 第40号 公式Web版

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  1. 議事日程(会議録情報)

    平成十四年七月十九日(金曜日)    午前十時二分開議     ━━━━━━━━━━━━━議事日程 第四十一号   平成十四年七月十九日    午前十時開議  第一 平成十二年度一般会計公共事業等予備費   使用調書及び各省庁所管使用調書(第百   五十一回国会内閣提出、第百五十四回国会衆   議院送付)  第二 平成十二年度一般会計予備費使用総調書   及び各省庁所管使用調書(その1)(第百   五十一回国会内閣提出、第百五十四回国会衆   議院送付)  第三 平成十二年度特別会計予備費使用総調書   及び各省庁所管使用調書(その1)(第百   五十一回国会内閣提出、第百五十四回国会衆   議院送付)  第四 平成十二年度特別会計予算総則第十三条   に基づく経費増額調書及び各省庁所管経   費増額調書(その1)(第百五十一回国会内   閣提出、第百五十四回国会衆議院送付)  第五 平成十二年度一般会計予備費使用総調書   及び各省庁所管使用調書(その2)(第百   五十一回国会内閣提出、第百五十四回国会衆   議院送付)  第六 平成十二年度特別会計予備費使用総調書   及び各省庁所管使用調書(その2)(第百   五十一回国会内閣提出、第百五十四回国会衆   議院送付)  第七 平成十二年度特別会計予算総則第十三条   に基づく経費増額調書及び各省庁所管経   費増額調書(その2)(第百五十一回国会内   閣提出、第百五十四回国会衆議院送付)  第八 平成十三年度一般会計予備費使用総調書   及び各省庁所管使用調書(その1)(衆議   院送付)  第九 平成十三年度特別会計予算総則第十四条   に基づく経費増額調書及び各省庁所管経   費増額調書(その1)(衆議院送付)  第一〇 平成十三年度一般会計予備費使用総調   書及び各省庁所管使用調書(その2)(衆   議院送付)  第一一 平成十三年度特別会計予備費使用総調   書及び各省庁所管使用調書衆議院送付)  第一二 平成十三年度特別会計予算総則第十四   条に基づく経費増額調書及び各省庁所管   経費増額調書(その2)(衆議院送付)  第一三 東南海南海地震に係る地震防災対策   の推進に関する特別措置法案衆議院提出)  第一四 公職にある者等あっせん行為による   利得等処罰に関する法律の一部を改正する   法律案衆議院提出)  第一五 石油公団法及び金属鉱業事業団法の廃   止等に関する法律案内閣提出衆議院送付   )  第一六 独立行政法人石油天然ガス金属鉱物   資源機構法案内閣提出衆議院送付)     ━━━━━━━━━━━━━ ○本日の会議に付した案件  一、国立国会図書館館長任命に関する件  一、日程第一より第一六まで  一、国民生活経済に関する調査中間報告      ─────・─────
  2. 議長(倉田寛之君)(倉田寛之)

    議長倉田寛之君) これより会議を開きます。  この際、国立国会図書館館長任命に関する件についてお諮りいたします。  国立国会図書館館長戸張正雄君から辞任願が提出されております。  つきましては、後任の国立国会図書館館長黒澤隆雄君を両議院議長において任命いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  3. 議長(倉田寛之君)(倉田寛之)

    議長倉田寛之君) 御異議ないと認めます。  よって、本件は承認されました。      ─────・─────
  4. 議長(倉田寛之君)(倉田寛之)

    議長倉田寛之君) 日程第一 平成十二年度一般会計公共事業等予備費使用調書及び各省庁所管使用調書  日程第二 平成十二年度一般会計予備費使用総調書及び各省庁所管使用調書(その1)  日程第三 平成十二年度特別会計予備費使用総調書及び各省庁所管使用調書(その1)  日程第四 平成十二年度特別会計予算総則第十三条に基づく経費増額調書及び各省庁所管経費増額調書(その1)  日程第五 平成十二年度一般会計予備費使用総調書及び各省庁所管使用調書(その2)  日程第六 平成十二年度特別会計予備費使用総調書及び各省庁所管使用調書(その2)  日程第七 平成十二年度特別会計予算総則第十三条に基づく経費増額調書及び各省庁所管経費増額調書(その2)   (いずれも第百五十一回国会内閣提出、第百五十四回国会衆議院送付)  日程第八 平成十三年度一般会計予備費使用総調書及び各省庁所管使用調書(その1)  日程第九 平成十三年度特別会計予算総則第十四条に基づく経費増額調書及び各省庁所管経費増額調書(その1)  日程第一〇 平成十三年度一般会計予備費使用総調書及び各省庁所管使用調書(その2)  日程第一一 平成十三年度特別会計予備費使用総調書及び各省庁所管使用調書  日程第一二 平成十三年度特別会計予算総則第十四条に基づく経費増額調書及び各省庁所管経費増額調書(その2)   (いずれも衆議院送付)  以上十二件を一括して議題といたします。  まず、委員長報告を求めます。決算委員長岩井國臣君。     ─────────────    〔審査報告書及び議案本号(その二)に掲載〕     ─────────────    〔岩井國臣登壇拍手
  5. 岩井國臣君(岩井國臣)

    岩井國臣君 ただいま議題となりました平成十二年度及び平成十三年度予備費関係十二件につきまして、決算委員会における審査経過と結果を御報告申し上げます。  予備費関係十二件は、憲法及び財政法規定に基づき、予備費使用等について、国会事後承諾を求めるため提出されたものであります。  これらの主な費目について申し上げますと、まず公共事業等予備費使用は、道路整備特別会計へ繰入れに必要な経費新幹線鉄道整備事業に必要な経費などであります。  次いで、一般会計予備費使用は、三宅島火山活動等に対する緊急観測監視体制の強化に必要な経費ハンセン病療養所入所者等に対する補償金に必要な経費などであります。  次いで、特別会計予備費使用は、漁船保険及び漁業共済保険特別会計漁船普通保険勘定における再保険金不足を補うために必要な経費石炭並びに石油及びエネルギー需給構造高度化対策特別会計石炭勘定における炭鉱整理促進費補助金不足を補うために必要な経費などであります。  次いで、特別会計予算総則規定に基づく経費増額は、道路整備特別会計における道路事業街路事業建設機械整備及び日本道路公団等出資に必要な経費増額治水特別会計治水勘定における河川事業河川総合開発事業砂防事業及び建設機械整備に必要な経費増額などであります。  委員会におきましては、これら十二件を一括して議題とし、まず財務大臣から説明を聴取した後、公共事業等予備費使用の効果、矯正収容費が連年支出されていることの妥当性及びテロ対策特別措置法に基づく協力支援活動等に必要な経費等について質疑が行われましたが、その詳細は会議録によって御承知願います。  質疑を終わり、討論に入りましたところ、民主党新緑風会を代表して川橋理事より予備費関係十二件に反対自由民主党保守党及び公明党を代表して佐々木理事より予備費関係十二件に賛成日本共産党を代表して八田理事より平成十二年度一般会計公共事業等予備費平成十二年度一般会計予備費(その1)、平成十二年度特別会計予算総則第十三条に基づく経費増額(その1)、平成十三年度一般会計予備費(その1)、(その2)及び平成十三年度特別会計予算総則第十四条に基づく経費増額(その1)の六件については反対、その他の予備費関係六件については賛成意見がそれぞれ述べられました。  討論を終わり、採決の結果、予備費関係十二件につきましては、いずれも多数をもって承諾を与えるべきものと議決されました。  以上、御報告申し上げます。(拍手)     ─────────────
  6. 議長(倉田寛之君)(倉田寛之)

    議長倉田寛之君) これより採決をいたします。  まず、日程第一及び第二の予備費使用調書二件について採決をいたします。  両件を承諾することの賛否について、投票ボタンをお押し願います。    〔投票開始
  7. 議長(倉田寛之君)(倉田寛之)

    議長倉田寛之君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。    〔投票終了
  8. 議長(倉田寛之君)(倉田寛之)

    議長倉田寛之君) 投票の結果を報告いたします。   投票総数         二百三十三     賛成            百四十四     反対             八十九    よって、両件は承諾することに決しました。     ─────────────    〔投票者氏名本号末尾掲載〕     ─────────────
  9. 議長(倉田寛之君)(倉田寛之)

    議長倉田寛之君) 次に、日程第三及び第六の予備費使用調書二件について採決をいたします。  両件を承諾することの賛否について、投票ボタンをお押し願います。    〔投票開始
  10. 議長(倉田寛之君)(倉田寛之)

    議長倉田寛之君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。    〔投票終了
  11. 議長(倉田寛之君)(倉田寛之)

    議長倉田寛之君) 投票の結果を報告いたします。   投票総数         二百三十三     賛成             百七十     反対             六十三    よって、両件は承諾することに決しました。     ─────────────    〔投票者氏名本号末尾掲載〕     ─────────────
  12. 議長(倉田寛之君)(倉田寛之)

    議長倉田寛之君) 次に、日程第四の経費増額調書について採決をいたします。  本件承諾することの賛否について、投票ボタンをお押し願います。    〔投票開始
  13. 議長(倉田寛之君)(倉田寛之)

    議長倉田寛之君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。    〔投票終了
  14. 議長(倉田寛之君)(倉田寛之)

    議長倉田寛之君) 投票の結果を報告いたします。   投票総数         二百三十二     賛成            百四十九     反対             八十三    よって、本件承諾することに決しました。     ─────────────    〔投票者氏名本号末尾掲載〕     ─────────────
  15. 議長(倉田寛之君)(倉田寛之)

    議長倉田寛之君) 次に、日程第五及び第七の予備費使用調書等二件について採決をいたします。  両件を承諾することの賛否について、投票ボタンをお押し願います。    〔投票開始
  16. 議長(倉田寛之君)(倉田寛之)

    議長倉田寛之君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。    〔投票終了
  17. 議長(倉田寛之君)(倉田寛之)

    議長倉田寛之君) 投票の結果を報告いたします。   投票総数         二百三十三     賛成            百六十三     反対              七十    よって、両件は承諾することに決しました。     ─────────────    〔投票者氏名本号末尾掲載〕     ─────────────
  18. 議長(倉田寛之君)(倉田寛之)

    議長倉田寛之君) 次に、日程第八の予備費使用調書について採決をいたします。  本件承諾することの賛否について、投票ボタンをお押し願います。    〔投票開始
  19. 議長(倉田寛之君)(倉田寛之)

    議長倉田寛之君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。    〔投票終了
  20. 議長(倉田寛之君)(倉田寛之)

    議長倉田寛之君) 投票の結果を報告いたします。   投票総数         二百三十四     賛成            百三十五     反対             九十九    よって、本件承諾することに決しました。     ─────────────    〔投票者氏名本号末尾掲載〕     ─────────────
  21. 議長(倉田寛之君)(倉田寛之)

    議長倉田寛之君) 次に、日程第九及び第一〇の予備費使用調書等二件について採決をいたします。  両件を承諾することの賛否について、投票ボタンをお押し願います。    〔投票開始
  22. 議長(倉田寛之君)(倉田寛之)

    議長倉田寛之君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。    〔投票終了
  23. 議長(倉田寛之君)(倉田寛之)

    議長倉田寛之君) 投票の結果を報告いたします。   投票総数         二百三十三     賛成            百四十一     反対             九十二    よって、両件は承諾することに決しました。     ─────────────    〔投票者氏名本号末尾掲載〕     ─────────────
  24. 議長(倉田寛之君)(倉田寛之)

    議長倉田寛之君) 次に、日程第一一の予備費使用調書について採決をいたします。  本件承諾することの賛否について、投票ボタンをお押し願います。    〔投票開始
  25. 議長(倉田寛之君)(倉田寛之)

    議長倉田寛之君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。    〔投票終了
  26. 議長(倉田寛之君)(倉田寛之)

    議長倉田寛之君) 投票の結果を報告いたします。   投票総数         二百三十二     賛成             百六十     反対             七十二    よって、本件承諾することに決しました。     ─────────────    〔投票者氏名本号末尾掲載〕     ─────────────
  27. 議長(倉田寛之君)(倉田寛之)

    議長倉田寛之君) 次に、日程第一二の経費増額調書について採決をいたします。  本件承諾することの賛否について、投票ボタンをお押し願います。    〔投票開始
  28. 議長(倉田寛之君)(倉田寛之)

    議長倉田寛之君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。    〔投票終了
  29. 議長(倉田寛之君)(倉田寛之)

    議長倉田寛之君) 投票の結果を報告いたします。   投票総数         二百三十四     賛成            百五十五     反対             七十九    よって、本件承諾することに決しました。     ─────────────    〔投票者氏名本号末尾掲載〕      ─────・─────
  30. 議長(倉田寛之君)(倉田寛之)

    議長倉田寛之君) 日程第一三 東南海南海地震に係る地震防災対策推進に関する特別措置法案衆議院提出)を議題といたします。  まず、委員長報告を求めます。災害対策特別委員長加藤修一君。     ─────────────    〔審査報告書及び議案本号(その二)に掲載〕     ─────────────    〔加藤修一登壇拍手
  31. 加藤修一君(加藤修一)

    加藤修一君 ただいま議題となりました法律案につきまして、災害対策特別委員会における審査経過と結果を御報告申し上げます。  本法律案は、東南海南海地震による災害から国民の生命、身体及び財産を保護するため、東南海南海地震防災対策推進地域の指定、東南海南海地震防災対策推進基本計画等の作成について特別の措置を定めることにより、東南海南海地震に係る地震防災対策推進を図ることを目的とするものであります。  委員会におきましては、提出者衆議院災害対策特別委員長より趣旨説明を聴取した後、採決の結果、本法律案全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  なお、本法律案に対して附帯決議が付されております。  以上、御報告申し上げます。(拍手)     ─────────────
  32. 議長(倉田寛之君)(倉田寛之)

    議長倉田寛之君) これより採決をいたします。  本案賛否について、投票ボタンをお押し願います。    〔投票開始
  33. 議長(倉田寛之君)(倉田寛之)

    議長倉田寛之君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。    〔投票終了
  34. 議長(倉田寛之君)(倉田寛之)

    議長倉田寛之君) 投票の結果を報告いたします。   投票総数         二百三十五     賛成           二百三十五     反対               〇    よって、本案全会一致をもって可決されました。(拍手)     ─────────────    〔投票者氏名本号末尾掲載〕      ─────・─────
  35. 議長(倉田寛之君)(倉田寛之)

    議長倉田寛之君) 日程第一四 公職にある者等あっせん行為による利得等処罰に関する法律の一部を改正する法律案衆議院提出)を議題といたします。  まず、委員長報告を求めます。政治倫理確立及び選挙制度に関する特別委員長沓掛哲男君。     ─────────────    〔審査報告書及び議案本号(その二)に掲載〕     ─────────────    〔沓掛哲男登壇拍手
  36. 沓掛哲男君(沓掛哲男)

    沓掛哲男君 ただいま議題となりました公職にある者等あっせん行為による利得等処罰に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、政治倫理確立及び選挙制度に関する特別委員会における審査経過と結果を御報告いたします。  本法律案は、国民政治に対する信頼を回復するため、衆議院議員及び参議院議員のいわゆる私設秘書によるあっせん行為による利得等処罰対象に加えようとするものであります。  委員会におきましては、江田五月君外四名発議の公職にある者等あっせん行為による利得等処罰に関する法律の一部を改正する法律案と一括して審議を行い、あっせん利得罪処罰対象私設秘書に拡大する趣旨処罰対象親族等にまで拡大することの当否、処罰対象の拡大と自由な政治活動に対する影響、国民政治に対する信頼回復のための方策等について質疑し、また、参考人から意見を聴取いたしましたが、その詳細は会議録によって御承知願います。  本法律案質疑を終局し、討論に入りましたところ、自由民主党保守党及び公明党を代表して木村理事より本法律案賛成民主党新緑風会池口委員日本共産党八田委員国会改革連絡会(自由党・無所属の会)の広野委員社会民主党護憲連合又市委員より、それぞれ本法律案反対意見が述べられました。  討論を終わり、採決の結果、本法律案は多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、御報告申し上げます。(拍手)     ─────────────
  37. 議長(倉田寛之君)(倉田寛之)

    議長倉田寛之君) これより採決をいたします。  本案賛否について、投票ボタンをお押し願います。    〔投票開始
  38. 議長(倉田寛之君)(倉田寛之)

    議長倉田寛之君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。    〔投票終了
  39. 議長(倉田寛之君)(倉田寛之)

    議長倉田寛之君) 投票の結果を報告いたします。   投票総数         二百三十五     賛成            百三十二     反対              百三    よって、本案は可決されました。(拍手)     ─────────────    〔投票者氏名本号末尾掲載〕      ─────・─────
  40. 議長(倉田寛之君)(倉田寛之)

    議長倉田寛之君) 日程第一五 石油公団法及び金属鉱業事業団法廃止等に関する法律案  日程第一六 独立行政法人石油天然ガス金属鉱物資源機構法案   (いずれも内閣提出衆議院送付)  以上両案を一括して議題といたします。  まず、委員長報告を求めます。経済産業委員長保坂三蔵君。     ─────────────    〔審査報告書及び議案本号(その二)に掲載〕     ─────────────    〔保坂三蔵登壇拍手
  41. 保坂三蔵君(保坂三蔵)

    保坂三蔵君 ただいま議題となりました両法律案につきまして、経済産業委員会における審査経過と結果を御報告を申し上げます。  まず、石油公団法及び金属鉱業事業団法廃止等に関する法律案は、特殊法人等整理合理化計画を円滑に実施するため、石油公団公布日から三年以内に、金属鉱業事業団を一年九か月以内にそれぞれ廃止するとともに、石油公団における国家石油備蓄事業を国へ移管し、出資債務保証及び研究開発等の機能を独立行政法人石油天然ガス金属鉱物資源機構に、また、残余の同公団権利及び義務を国及び別に定める株式会社にそれぞれ承継するほか、金属鉱業事業団における一切の権利及び義務を同機構に承継する等の措置を講じようとするものであります。  次に、独立行政法人石油天然ガス金属鉱物資源機構法案は、金属鉱業事業団廃止及び石油公団の業務の一部廃止に伴い、独立行政法人石油天然ガス金属鉱物資源機構を設立し、必要な規定を整備しようとするものであります。  委員会におきましては、両法律案を一括して議題とし、参考人から意見を聴取するとともに、石油自主開発石油公団との関係国家石油備蓄事業在り方特殊法人等への天下り問題等について熱心に質疑が行われましたが、その詳細は会議録によって御承知を願います。  質疑を終局し、討論に入りましたところ、日本共産党緒方委員より両法律案反対する旨の意見が述べられました。  次いで、順次採決の結果、両法律案はいずれも多数をもって原案どおり可決すべきものと決定をいたしました。  以上、御報告申し上げます。(拍手)     ─────────────
  42. 議長(倉田寛之君)(倉田寛之)

    議長倉田寛之君) これより両案を一括して採決いたします。  両案の賛否について、投票ボタンをお押し願います。    〔投票開始
  43. 議長(倉田寛之君)(倉田寛之)

    議長倉田寛之君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。    〔投票終了
  44. 議長(倉田寛之君)(倉田寛之)

    議長倉田寛之君) 投票の結果を報告いたします。   投票総数         二百三十四     賛成             百三十     反対              百四    よって、両案は可決されました。(拍手)     ─────────────    〔投票者氏名本号末尾掲載〕      ─────・─────
  45. 議長(倉田寛之君)(倉田寛之)

    議長倉田寛之君) この際、国民生活経済に関する調査会長から、国民生活経済に関する調査中間報告を聴取いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  46. 議長(倉田寛之君)(倉田寛之)

    議長倉田寛之君) 御異議ないと認めます。国民生活経済に関する調査会長勝木健司君。     ─────────────    〔調査報告書本号(その二)に掲載〕     ─────────────    〔勝木健司登壇拍手
  47. 勝木健司君(勝木健司)

    勝木健司君 国民生活経済に関する調査会中間報告につきまして、御報告申し上げます。  我が国経済社会は、少子高齢化情報技術革命が進行し、特にバブル経済崩壊以降は、経済グローバル化が急速に進み、国民の間に将来に対する不安感が広がるなど、一段と厳しさを増しております。そのため、多くの国民は真の豊かさを実感できない状況が続いておりますが、こうした国民不安感を取り除き、安全で安心した暮らしができる真に豊かな社会構築することが大きな課題となっております。  こうした認識に立ち、本調査会は、今期の調査項目を「真に豊かな社会構築」と決定いたしました。そして、これに関連する重要な事項として、初年度は「グローバル化が進む中での日本経済活性化」と「社会経済情勢の変化に対応した雇用と社会保障制度在り方」をサブテーマとし、これまで参考人からの意見聴取、政府からの説明聴取及び質疑委員派遣による実情調査、さらに委員間の意見交換等を行い、調査項目全般につきまして鋭意調査を進めてまいりました。  これらの調査を踏まえ、このたび、各会派の意見一致を見まして、中間報告がまとまり、これを議長に提出することといたしました。  以下、その概要を申し上げます。  まず、真に豊かな社会構築についてでありますが、これからは、物質的な豊かさのみでなく、ゆとりある心の豊かさをも共有できる真に豊かな社会構築が求められます。そのためには、従来の経済社会システム地域社会在り方、心の教育の在り方国民のライフスタイルを見直すことも重要な課題ではないかとの意見が出されました。  次に、日本経済活性化についてであります。  我が国は、急速に進むグローバル化デフレ経済の中で様々な構造改革が進められようとしておりますが、我が国経済が再び活力を取り戻すためには、不良債権早期処理金融システム改革を始め、新たな起業を促す環境整備、新産業育成策等が必要であるとの意見がありました。  また、産業空洞化への対応や企業の国際競争力の強化については、日本の物づくり技術を継承しつつ、産学官の連携の下、全力を挙げて研究開発に取り組むことが必要であります。そして、同時に、我が国経済を生産、雇用の両面で支えている中小企業への対策を講じることも重要な課題であります。  次に、雇用環境の変化と社会保障制度に関してであります。  今、雇用環境は、現下の失業問題の深刻化、国民の就労意識の多様化などにより大きく変化しております。失業者に対する雇用保険制度や生活保障の充実、ワークシェアリングの在り方や公的分野での雇用機会の創出、仕事と家庭の両立を目指した働きやすい環境の整備、高齢者の就業の在り方、パートタイム労働者等の就業形態の多様化に対応した法制度の整備等が今後の課題であるとするほか、企業の社会的責任のルール化についての意見もありました。  また、就業形態の多様化は国民生活に変化をもたらし、高齢者や女性の社会進出が進展することによりまして社会保障制度の見直しも重要な課題となっております。第三号被保険者制度の見直し、高齢者医療制度の改革、介護保険制度の見直しなどに関しても意見が述べられました。  以上の諸課題につきまして、二年目以降は更に議論を深め、二十一世紀の我が国が物の豊かさと心の豊かさを併せ持つ真に豊かな社会となるための方策を探っていくことといたしております。  以上、御報告申し上げます。(拍手
  48. 議長(倉田寛之君)(倉田寛之)

    議長倉田寛之君) 本日はこれにて散会いたします。    午前十時三十一分散会