○日笠勝之君 これは
国民の血税でございます。河野一之さんという方が書かれた、学陽書房から出ている「予算
制度」という本を見ましても、予算は分かりにくいと、
国民が見て分かるような予算じゃなきゃいかぬわけでございますので、
是非ひとつ司法で、三権分立でございますから独立的な
考えでやればいいということかもしれませんが、しかし出てくる予算書は、この参考資料を今朝測りましたら十七センチあるわけですよ。十七センチ、予算。
皆さん、十七センチ分の予算の、予算書、いわゆる参考資料をいただいておるわけでして、それを見る人もおるわけですね。私のような変人もおるわけですよ。
そうすると、どうもこれ
最高裁だけほかの省庁と基準の書き方が違うんじゃないかと、どうしてだろうかという疑問を思わすこと自体がこれは余り良くないわけでございますから、
是非ひとつ財務省とも、あくまで書式ですから、書き方ですから、よく打合せをしていただきまして、来年度からは分かりやすいひとつ各目明細書を御提出していただけるように、また我々も分かりやすくそれを見させていただけるように、特段の御
努力を
お願いをしておきたいと思います。
そこで、もう一点だけ、これは
最高裁の方からいただいた
平成十二年度と十三年度における主な
裁判所庁舎の工事の発注
状況でございます。
今日び、公共事業、公共工事などなどについていろんなことが取りざたされております。
最高裁に関してそういう疑惑とか疑いがあるわけじゃございませんが、いただいた資料を見ますと、大体この
予定価格と契約金額の落札率が、一点、これ三島の簡裁を除けば、
あとの十件は大体落札率が九九・九九六%とか、九九・〇五七%とか、九八・八〇六%とか、九五、九四、非常に高いところに張り付いているなという気がいたします。
そこで、これはもうNHKのテレビでも出ましたし、また各自治体も盛んに今視察に行かれております神奈川県の横須賀は、俗にIT入札ということで、これを今実行しておるわけでございます。その結果は、大体落札率は八四、五%。年間の
予定価格から見れば、大体、横須賀のような小さな町でも二十億、三十億が節減できておるんじゃなかろうかと、こういうことがもう公な報道でされているわけでございます。さすれば、
是非この
最高裁も、このIT入札といいましょうか、横須賀なら横須賀に少し学んでやられたらいかがかな。
また、国土交通省も、そういうふうな全国入札のパッケージソフトを作って地方自治体の
皆さんにもそれを活用していただいて、極力、税金でございますから、安くていいものと、こういうことでやっていこうと、費用対効果、
行政評価法というようなこともございますので、やろうとして
行政の方はおるようでございますが、
最高裁におきましては、この年間百億円ぐらいの
裁判所関係のいわゆる施設整備費というものがあるわけでございますが、百億いうたら大きいですからね、これ。今後の
最高裁、
裁判所におけるこういう公共工事の入札の在り方についてどのようにお
考えか、お伺いしたいと思います。