○大仁田厚君 ありがとうございます。
本当に思うんですけれ
ども、ちょっとフリートークに入らせていただきますけれ
ども、ちょうど時間もばっちりありますし、二十三分でちゃんと終わるようにいたしますので。
何ですか、僕思うんですけれ
ども、確かに景気が悪いし、雇用問題も直面していますので、僕
たちはなぜこうやって議論をしているかというと、この
教育という問題は人間の根本だと思うんです。この文教科学から一人一人人間がパワーを持たなければ、本当の
改革には僕はならないと思うんです。確かに目先の景気回復や雇用を推進したとしても、本当に一人一人の人間がパワーを持ち、力をよみがえらせ、そうしなければ本当に国が、国が本当の力を構築できたかというと、僕は疑問視します。
だから、僕思うんですけれ
ども、この議論が、この議論が
大学の内側から何か出たものではないというようなことが一番の
問題点だと思うんです。何か腹の底からよみがえるパワーというのがあるじゃないですか。疑問点とかなんとか、そういったものがわき出てこないと本当の解決にはならないような気がするんです。
再編・
統合は、新
分野の開発、
教育の
レベルアップにつながらない数合わせになっては全く
意味がありません。
再編・
統合が単なるキャンパスのタコ足化を招くような結果にならないように、各
大学の連携を深めることを先行させ、その結果を十分に吟味した上で
再編・
統合を図っていくべきではないでしょうか。
時間が余りましたから。
先週の金曜日なんです。先週の金曜日、会館に奨学金を受ける
学生が訪ねてきまして、私、残念ながらいなかったんですけれ
ども、彼らは無利子の奨学金が減少し学びたくても学べないということを僕に訴えたんです。
確かに不景気です。それによって無利子の奨学金が減少しているということも、現状否めません。しかし、だからといって、学びたいという意思を持っている人
たちに対して、この国が何か手を差し伸べてやるということは僕必要だと思うんです。何か本当に強い意思を持ってやっている人
たちが、この
日本の将来を構築していく人
たちなんじゃないでしょうか。そんな若者
たちの芽を摘むことなく、愛情を持って育てていくことが我々に課せられた義務だと僕は思います。
いつもは時間が過ぎていくんですが、こうやってちゃんとしたペーパーを作っていると時間が余ります。そして、
自分でこのペーパーをついつい見てしまう
自分がいます。いつの日か、いつの日か、思うんです。
自分の中で、本当に
自分の声にして
自分から、本当に
自分の腹の底から出る
質問を本当にしたいと思っています。人が作ってくれたものじゃなく、秘書が作ってくれたものじゃなく。だってそうじゃないですか。
大臣、聞いてください。僕思うんです。今、正に
先生がいます。確かに、この中で難しい言葉を使い、難しい言葉を使い、あっ、あの人は利口だなと思わせるのというのは、ある程度の
技術があればできます。いや、本当です。だけれ
ども、何が必要かというと、今、教師の人
たちに何が求められているかと言えば、はっきり言って生徒が分かり、そしてまた把握して、それを返してくるまでやるのが教師の務めじゃないでしょうか。僕思うんです。
今、
大臣見たことあります。一番この
日本の中で、ニュースの中で一番分かりやすいのはNHKの「週刊こ
どもニュース」です。その次に分かりやすいのは「ニュースステーション」です。この間、昨日新番組でNHKの「ニュース10」というのが始まりましたけれ
ども、また元に戻っちゃいました。余り面白くありませんでした。──はい、そうですね。済みません。いやいや本当に。
あと一分ありますから。有意義に時間を使わせていただきます。
それで、もう最後なんですけれ
ども、はっきり言って、今
大学ははっきり言ってどんどんどんどん、僕も
大学に通っていますけれ
ども、はっきり言って、行って出るだけ。授業に参加するというよりもうまく、そういったマニュアルがありまして、三千円で買うと、いかに単位を簡単に取れるか。そして入る、入るのは難しくて出るのは易しい、そういうことになっております。
それで本当にいいんでしょうか。この
日本の将来を考えたときに、将来を考えたときに、本当に力強い、そしてまた
自分たちで思いのたけを
世界にぶつけたり、いろんな人にぶつけるような
人材を育成しなければ、この
日本は多分このまま行くと滅びてしまいます。その危機感は全
先生がお持ちだと僕は思っております。
モラルといいます。人間といいます。人間には最低限のモラルがあり、守らなきゃいけないものまで欠落している現代、僕
たちがやらなきゃいけないことは、ある種強引にと言ったら駄目ですが、本当に考えなきゃいけないものは、愛情のある
先生たちを育て、そしてまたその愛情が、
先生たちの愛情が分かる生徒
たちが今後育っていくことを私は切に願います。
努力に勝る天才なし。
努力した者が、
努力した者が本当に、本当に何かを得られる
社会を作らなければだれも頑張らないと私は信じております。
今日はありがとうございました。どうも失礼いたします。