○岩本荘太君 今日も
BSEに対して皆さん大変真摯な御
質問をされまして、大分分かってきたのでありますが、私も今まで何回か
質問させていただきまして、意見やら
提案やらをさせてもらっております。
そういう中で、今日はひとつ
生産者という視点から幾つか
質問させていただきたいんですけれ
ども、先ほど来出ておりますいろんな
対策、これは
生産者に対する当面の
対策としていろいろ御努力されていただいている、これは分かりますし、それも大変重要だと思いますけれ
ども、前にも申し上げましたとおり、今、
生産者に対する最大の、当面の最大の
対策というのはやっぱり消費拡大だろうと思うんですね。それによって
生産者が前向きに生産できるということになるんだろうと思うんです。
そういう面で資料を調べさせていただきましたら、全体を合わせるともう八割方に回復しているというような
お話でございます。その間に農林省いろいろ、
農水省いろいろ御努力されている資料もいただきました。したがって、これは怠りなくこれからもやっていただきたい、こう御要望をさせていただきまして、またこれは次の資料といいますか、
データが出たときにまた更に分析させてもらいたいと思うんですが。
一つだけ、今まで言っていることでどうしても歯車がかみ合わないと私は思っておりましたことが一つあるんですが、それはいわゆる
生産者の安全宣言ですね。
消費者に対しての安全宣言はできました。
検査、全頭
検査体制ですね。
生産者に対する安全宣言というのは、安心して飼育できるようにする
状況だということで、そういうことに対して農林省はどういう
対応をしているのか。
今、紙先生の
質問と大分初めの方の部分とかみ合う、合うんですけれ
ども、同じなんですけれ
ども、要するに、安心して
生産者が営農できる
状況を確立するというのがこれ最終的な農林省の今回の問題の目標だと、こう思うんですが、その辺を幾ら聞いても
生産局長とはかみ合わない。前回も、いつも申し上げましたとおりということでいわゆる当面の
対策等羅列されましたけれ
ども、私は、そういうことを、それは当然必要ですけれ
ども、そうでない、最終的な目標に向かってどういう研究を、どういう組織を組まれて、どういうふうな目標でやっておられるのかということを聞きたかったんですけれ
ども、そういう意味で、実は昨日は技術
会議の方の担当の方にいろいろ
お話を聞きました。この場でいろいろやり合っても、とても聞いているだけでは整理できないものですから、あらかじめお聞きしたんですけれ
ども、聞いて、技術
会議の方はきちっとやっているんですな。
要するに、目標、農場における
BSEの清浄化、清く洗う方向に持っていくということで、一つは、
予防を目指した
BSE発症メカニズムの
解明ということで、これはもう平成九年からやっているらしいんですね。それで平成十一年から更にそれを強化してやっていると。それから、診断で分からないかということでやっておられると。さらには、集団としてとらえて、
BSEがどう入り込んでいるのか、どう消去されるのか、疫学的な手法でもやっておられるというような話をお聞きして、ある意味では農林省もやっているんだなとは思ったんですが。
それと同時に、これがよく聞きますと去年の八月以前の発想なんですね、すべて。それより前から研究者の間ではこういうことをやらなきゃいかぬと恐らく思ったんだと思うんです。それで予算を取って、それでそういう研究をされている、この今三つについて。ということが分かりまして、まあ一応私も私なりには安心はしたんですが。
これはただ、よく聞きますと、羊のスクレイピーなのか
BSEなのか、を対象としたのか、その辺が一つ分からない。その辺の研究者の方々の危機管理というか、そういう面が分かりませんし、さらには、これから、
BSEがこれだけ問題になって、それで
感染源、これも非常に大きな要素だと思います。
こういうものも含めて、最終的には
生産者の安全宣言まで持っていかなきゃいかぬというような、私はそういう気持ちでおるんですが、まずこういう、この際、事務
局長おいでになっておりますので、この辺の研究部門としての取組、今私が申し上げましたけれ
ども、さらに、PRする面がありましたら、なかなか技術
会議PRする面がないと思いますけれ
ども、その辺をお聞きしたいんですが。
その前にちょっと、これお見せしていませんけれ
ども、技術
会議から紙をもらっているんです、PR用の。(資料を示す)これ非常に整理されているんでしょうけれ
ども、残念ながら我々が見ても、我々というか私が見ても理解できないんですよ。それで昨日おいでいただいていろいろ聞いたんですけれ
ども。お聞きすれば、何かなるほどいろいろやっているなと分かるんですけれ
ども。一つは、こういうことをもう少し
生産者なり、我々とまでは言わないけれ
ども、
生産者に、試験研究機関はこういうことやっているんだよということが分かりやすくやってもらいたいなと、これは要望ですが。
先ほどの
質問に対して、事務
局長、
お願いします。