○岩本荘太君 国会改革連絡会の岩本でございます。
一昨日に引き続きまして、
質問をさしていただきます。
一昨日は、食の安全の
立場から、私、いわゆる
産地表示の問題を
質問、いろいろと申し述べさしていただきましたが、今日の
議論いろいろございまして、私は、顔の見える
関係にあれば
確保できるのかなというような気がするんですが、どうも
水産物の場合は必ずしもそれだけじゃないというようなことが分かっておりまして、残念なことですが、食べ物をお互いに、作る人、食べる人、これは信頼
関係がないとやっぱり同じ国の
国民としては恥ずかしい
関係があるわけですけれ
ども、残念なことにそうでない。国際的な
関係とも
関係してこれあるということも分かりまして、こういうことになりますと、やっぱり最後は、何といいますか、薬事法とまではいきませんけれ
ども、かなり品質表示で食の安全をしなきゃいけないような
時代になっちゃうのかなというような危惧がございまして、この辺、先ほどいろいろ御
議論ありましたので私は
質問という形は取りませんけれ
ども、よろしくこの辺の問題を今の検討の中でいろいろとお考えいただきたいと思っております。
ちなみに農産物なんかは、最近聞く話によりますと、逆に、例えば品質といいますか、例えば無農薬、化学肥料ですか、こういうものを使っていないという、今、自然農法ですか、そういうものを表示されておりますけれ
ども、非常にあいまいじゃないかという声が逆に
生産者の方からも出ておりまして、もっとちゃんときちっとやってもらえばそれに基づいて
生産をすると。そうすれば外国の農産品なんかとの区別が非常に付きやすいというような話もございまして、ひとつ、これはその
関係の局呼んでおりませんけれ
ども、今は農林省に対しましては
大臣に情報を集中させるのが一番いいんじゃないかと、こう
思いまして、ひとつ申し述べさせていただきました。
さて、
資源管理型
漁業、これは今回、今回といいますか最近、私の知る限りではもう十年も前からこういう声があって、昨年の基本法ですか、そういうものから
法律に基づく具体的な格好を取ってきたと思うんですが、どうも、よくこの
資源管理型
漁業というのをつらつら考えてみますと、どうも分からない面がございまして、それで昨日ひとつ全体的な像といいますか、そういうものをお聞きしたわけですけれ
ども、
資源管理という面からいえば、昔から例えばアユの解禁の時期なんかも、あれも一つの
資源管理だと思うんですけれ
ども、こういう
水産物というのはそういう管理をしなくちゃいけないというのは分かっていて、それがいろいろと漁獲量が増えたとかそういうことから、はっきり
資源型
漁業というのを導入という線が出てきたんだと思っております。それで、いろいろと昨日も
お話、いろいろ
水産庁の職員の方々からお聞きしたんですけれ
ども、じゃ何をするのかというとなかなかよく分からない。
〔
委員長退席、理事田中直紀君着席〕
ということは、大きな道筋で、やっぱり
漁業、これは
漁業に限らないんでしょうけれ
ども、やっぱり自然環境といいますか、自然の
資源、これの要するに維持保全をしながら、そして
国民の生活といいますか、これは
消費者、
生産者の維持といいますか、こういうことが大きなやはり、世の中の仕事というのは大体それが大きな目的になると思うんです。特に
漁業に限れば、非常に
生産者の生活という面が、かなり重点を置いて考えなきゃいけないような気がするんですけれ
ども、そういう面から考えますと、ただ魚を
資源管理をする、魚を増やすと、それで、何といいますか、
目標どおりに漁獲量を決めてやると。これも一つの手でしょうけれ
ども、そこにひとつ
生産者がおるということを絶対忘れてはいかぬ。白紙の状態でやるわけじゃないですから、今、現にいる
漁業者の方々が素直に、スムーズにそちらに移行できるということが念頭にないと、この
資源管理型
漁業というのがなかなかうまくいかないんじゃないかというふうに私は思っております。
そういう
意味で、目的はよく分からないけれ
ども、じゃ背景はどうかと昨日お聞きしたら、二百海里体制でいわゆる遠洋
漁業なんかは
漁場が変化したというようなことを一つ言っておられますし、それから、
生産量が非常に低下している、あるいは
漁業者も減っていると、そういうものを背景としてやっていくというような
お話があったんですが、そういう中で、昨日もちょっとお聞きしましたけれ
ども、
生産者に対してはいわゆる
資源管理型
漁業の中でどのように、これは
生産者に対してどのように持っていこうと思われているのか。ちょっと
質問があれですね、基本的な目的といいますか、この
資源管理型の、これ
大臣からひとつ
お話を願いたいと
思います。