○大沢辰美君 確かに少し、わずかにかさ上げをされているんですけれ
ども、二分の一補助が十分の五・五ですか、そういう点では考慮されているんだと思うんですけれ
ども、今言われたように、土地がないから海の方にはみ出して道路を造っているわけですよね。だから、それは
一つの工夫だと
思いますから、すばらしいことだと思うんですが、このかさ上げの面で橋は三分の二になっているわけですよね。だから私は、道路であるけれ
ども本当に橋のように海にはみ出して造らない限り道路の幅が
確保できないという実態もありますので、そういう点では私、今後のかさ上げの率というんですか、
検討の
課題が、そういう道路事情の上では、それぞれの島が違うと
思いますけれ
ども、考慮してこれからも
対策を練っていただきたいなということを
要望しておきたいと
思います。
これに関連しまして、総務省にお聞きしたいんですけれ
ども、辺地の財政上の
支援策として、辺地に係る公共施設の総合
整備のための財政上の特別
措置等に関する
法律というのがありますね。これによって辺地債できる仕組みがあるわけですけれ
ども、この家島の一部が、へんぴな程度の基準というんですか、その基準がありますね、それが百点に満たないために起債の発行ができなくなったと、できなくなるかもしれないという心配を寄せられておりました。その主な原因は、船が月の往復が増えたからという点数なんですけれ
ども、やはり多少の船は確かに増えたけれ
ども、やっぱり島には変わりない、
離島には変わりない、何とか辺地債というのをできるようにしてほしいと。お聞きしましたら、百点には満たないけれ
ども、家島の場合は九十八点、九十九点らしいんですよね。本当に、基準というのは、厳しいとは思うんですけれ
ども、やはりこれは柔軟に対応できないのだろうかと。
私も、この一月二日にも家島に渡ろうと思って船着場まで行ったんですよね、成人式で。そうしたら、やっぱり海が荒れていて渡れないんですよね。晴れ着を着たお嬢さんも何とか十時に間に合わさないといけないので待っているんですが、船は出ないと。結局、断念せざるを得なかったんですけれ
ども、そういう事態がやっぱりあるんですよね。だから、船の便数は増えたけれ
ども、出航できないというのがやっぱり
離島の実態だと思うんです。
ですから、この九十八点とか九十九点とかいうような、基準はあるけれ
ども、やはりそこは起債の問題で柔軟に対応できるように
お願いしたいということを聞きたいと思うんですが、いかがでしょうか。