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田名部匡省君 やっても代表者が一人来ればいい話で、あんなにぞろぞろぞろぞろ来る必要があるかと、こういうことを言っているんで、
地方分権の時代だとかいろんなことを言っているんですから、そういう時代に合うように、費用対効果、そういうものも出して
情報を公開してくれよと。先ほども
地域整備公団のことを富樫
委員から話あった。あるいは、この
移転の費用が五十億、六十億掛かると。そんなことはどんどんどんどん出しなさいよ。それで
国民がどう判断するかということで、知恵を出してくれと、
国民も。今は、困ったら何とかしてくれるだろうと思っていますから、みんな。自分
たちで考えなきゃいかぬという意識は全然ないですよ、
地方行ったら。
私は、この間も沖縄と青森、経済の問題で出ておったが、相変わらず全国所得では最下位を争っている。失業者も一番多い。何やったって、今までやったことが、じゃ、
一つでも良くなって上の方に行ったかというと、行っていないんですよ。だから、やり方が間違っていたと思うんです。どうすればいいか。
あるいは、もう今のことでも、これだけインターネットが普及しているんですから、一々行かなくたってできる仕組みというのを考えれば、何のためにこっちの方をやって、こっちの方、相変わらず車で行って判こを押してもらって用事を足すかと。そういうことなんかも思い切ったことをいろいろ考えて、なおかつ自分
たちがそこにおってやらなきゃならぬものは何かと。
あるいは、先ほども九州の方の港湾の話があった。それは、大きいところには、それは大きいなりに残さなきゃならなきゃ残せばいい。そうでないところは、市を
窓口にして、遠くにだってあるわけですから、皆さんの出先というものは。それが何をするのか、その先はどうするのかと。市に委託した程度でいいなら市でやってもらえばいいと。いろいろこれ、もう知恵を出す時代なんです。
何か皆さんの今までのを見ておると、小泉総理が余り元気よくいいことを言うものですから、あのとおりいったらすばらしいなと思って、僕は励ましにも行きましたがね。
ところが、だんだんどうも、役所の方も何か形を変えて残そう残そうというのだけは伝わってくるんですよ。
特殊法人を
廃止するので、じゃ、独立法人だと、あれだこれだといって。それでまた新しいのを何か作ろうと。こういう、だから私は、天下りもうさせるなと、六十五まで定年延長したらどうだと。最近は、悪いことをして辞めたのに退職金九千万ももらっていくというのは、これ民間じゃ考えられませんよ。立派なことをして、いや御苦労さんというのでない
人たちに。こういうことなんかも見ておって、本当に国の
行政というのは、これだれに責任あるか分かりませんが。
そういうことなんかを感じまして、今日は皆さん余り質問のない
法案だということですが、私はもう少し、あなた
たちに子供も親戚も両親もいるんでしょう。迷惑掛けないように少し頑張るという気になってくれたら相当変わってきますよ。何も他人の方まで要らぬから、自分の子供
たちに迷惑掛けないように頑張ろうと、これで意識が変わってくるんですから、どうぞそういうことで、この
法案についても、やらないよりも私はいいと、これは。しかし、もっとあるんじゃないかと。
首都機能だって、私はこの間本会議場では反対したんだ、凍結せいと。あんな特別
委員会作って、金掛けて視察にしょっちゅう行っているが。そして今度は陳情に来るでしょう。財源どこから持ってくるんですか、あれ、どのぐらい掛かるか知らぬが。しかも、公邸もあんな立派なのを造って、これはもう景気良くなってからやるにしても、今凍結しておくべきだということで、私は本会議場でやじ飛ばして反対したんだ。
だから、その時を見て、やったから行くんだというのでなくて。
これについて、最後に
大臣の意見があったらお伺いしたいと思う。