○渡辺秀央君 今日は時間が実は十分しかなくなってしまいまして、どうも一人でまたしゃべって終わっちゃう傾向がありますんで、ちょっと大事なところだけ一分間だけ申し上げますと、私は、石原
大臣、この間、続さんの質問に対してお答えになられたこと、それから総務
委員会で片山
大臣と中島総裁とのいわゆる
意見の若干の、何といいますか、ニュアンスの違いとでもいうか、表現の違い、片山さんはかなり意識して言ったようですが、そういういろんな問題、要するに公務員
制度の改革について、来年のこととはいいながらも、非常に僕は国家的に重要な問題だと。
これは政治家である以上はみんながお互いに認識していることだと思うんですが、とりわけ昨今は政治に活力がない、
経済に活力がない。今、正に
文部科学大臣お見えだったけれ
ども、教育研究にも昨今どうも十分な成果も出ていない。何か新しいものがこの数年間の間に特記されるべきものがあるかというと、何かどうも政治の舞台でわあわあわあわあ言うだけであって、要するにスローガンだけであって、実際に伴っているものがどうも見えてこない。国民は生活に対する不安、
経済人は
経済活動に対する不安、言うに及ばず、国家公務員のいわゆる活力の、私は、昨今非常に、なくなったとは言いませんけれ
ども、意欲の喪失感がどうもあるように見えてならない。私
どもは、当時年齢が若かったからそういうふうに感ずるのか、年取っちゃったからそういうふうに感ずるのか、それは分かりません。それぞれの政治家の持つ
考え方かも分かりませんが、極めて私は、今一番国家にとって、
日本にとって大事なことは、国家公務員のいわゆる二十一世紀における、国が正に変わろうとしている、変えようとしている、
内閣はしている、その一番大事な国家公務員が、
自分たちの置かれている立場が極めて不安定である、あるいはまた、行く先極めて見通しが乏しい。
ある意味においては、新しい意欲に燃えて優秀な人材が、言うなら、国家公務員試験Ⅰ種合格を目指してとまであえて言いません、Ⅱ種においてもそうでしょう、そういう国家に対する使命感、
責任感、民主主義国家を建設しよう、そういう意欲で学生の時代に一生懸命努力をして、勉強をして試験に挑戦する。そして、それを公平、公正、中立で人事院がこれまで立派な人材をこの
日本の、あのゼロの地帯から六十年間、世界に冠たる
日本のあらゆる面を作り上げてきた、その原動力となってきたことは、お世辞抜きにして、私は国家公務員の大きな私は力があった、あるいはまた国家に対する使命感、
責任感を発揚した原因であると。私は前にも総務
委員会でもそういう若干の話をしました。
ところが、昨今の改革改革ということにして今までのことを否定せんがばかりに、どうもその
考え方が私は納得できない面が多々あります。今日の十分間でとても
質疑を交わせる時間だとは思っておりませんが、後日、来週もし
委員会があるならもう一度。私は今日はインプットのところをやります、公務員採用のところ。この次はアウトプットのところをやらせてもらおうと思っている、天下り。
天下り天下りと言うけれ
ども、そこだって大きな問題ですよ。要するに、インプットとアウトプットをしっかりやって人事管理ができるんじゃないですか。それがどうも、採用試験を四倍にすると言ってみたり、一向に私はその意味が分からないんですよ。何で一体Ⅰ種合格者の数を、この
閣議決定、私、今これを言おうと思ってこれ持ったんですが、採用試験の計画立案、
企画立案について
内閣は主体的に行うなどという仕組みを
考えたり、そして四倍もの合格者数を必要とすると。
どういう意味ですか、これ。何で四倍なんですか。一向にそこが分からないですね。それ、どうぞ
大臣、ちょっともしお
考えがあったら明確に、余り時間掛けないで答えてください。