○
田名部匡省君 そこで、私は、この
行政監視委員会で最初に石油公団
総裁とエネ庁長官来ていただきまして、余りにもでたらめなんで、カナダのドーム社というところに六百五十億の出資をして、そのドーム社が倒産しちゃったんです、
自分の借金三百何十億払って。で、親会社が引き受けたというんですけれども、普通、私は事業やっていますけれども、取引するときは、大口やるときは、銀行とかいろんな
調査機関を使って、あそこは大丈夫かどうか調べてから取引やりますよね。そんなものも何にもなしで、それで、石油掘ったら返してもらうんだと。で、いつ掘るんだと言ったら、まあこれから二十年ぐらい先でしょうという、そういう話で。
それから、住宅金融公庫、八十何兆円も借金しているのに、いつ返すんだと言ったら、七十年ぐらい先だという。
職員生きているのは一人もいないじゃないかと、ここに。子供や孫に借金残すなといって、余り、言っているのに、ひ孫の話かと、返す子供は生まれていないと、こう言って怒ったんですけれども、何ともやりきれない。
この間、これマスコミで、関空を二期工事をやるかとかやらぬかとか言ったら、
大臣はまあ地元だから、いや、これはやらなきゃとかと言って新聞出ておったというんですがね。それで、今度はあそこに、向かい側に、あれ神戸空港ですか、を造るんだと。三つもあってどうするんだろうと思う、この関空だって相当赤字になっちゃっているのに。
大臣、御承知だと思うんですが、私は運輸
委員長のときに視察に行ったんですよ、伊丹が余りうるさいからどこかへ持っていけ持っていけ言われて。それで沖合展開することになって、ヘリコプターで上からしゅんせつ工事のときに見て、それで、できたときに廃止だと言ったら、今度は残せという反対運動起きて残っちゃったという経緯がある。そのときに、三年間で黒字にします、九年で配当する、二十何年で借金返すと、こう言っていた。
アクアラインだって何だって、守られたことないしね。私はこの間、堂本さんの選挙の帰りにあそこ通ってみたら、私の前、車三台走っていた。後ろ振り返って見たら、一台しか来ないんだ。それですぐ国土交通省に、これどうなっているんだと言ったら、一日四万台通ることになっていますと言う。それで今何ぼだと言ったら、初年度が一万台って。あれは亀井君が
大臣のときに、高いからって安くして三千円になっていたぞと。そうしたら、今七千台ぐらいに落ちてきているんですね、一日の。で、どこからこの四万台出したんだと言ったら、一兆何千億かの工事費と利息を何十年か払う分で計算すると、一日四万台出てきた。
で、私は扇
大臣に、今度は、何やってもいいから名前残してくれと、だれが
考えてだれがこれ決めたか。だれがやったんかと言うと、皆いなくなっちゃっているんですから、もう。これだけ無
責任だと、こう言ったんです。やるなとは言わぬけれども、本当にやっぱり
国民の税負担、財投債だって何だって、国が保証したりなんかしているでしょう。これ、駄目になったら、結局
国民の税金で全部しりぬぐいですから。
ちょうどこの間は、本会議で代表
質問のとき、
大臣は何か出ておられなかったんで、踏んだりけったり、後何と言うかおれ知らないが、小泉総理知っているかと言ってやったんですよ。
国民の金を使って、預金を使って、そして財投債にしていろんなものを作って赤字を出して、去年五兆三千億も税金から、
国民の税金で負担して、そこを通るときは料金を取ると。これ称して、踏んだりけったり何とかじゃないかって
質問したんですけれどもね。
もうちょっとやっぱり、こんな時期に税収も私はなかなか伸びないと思う。私も、土曜日帰りまして、ガソリンスタンドもやっているんです。もうとても駄目だと、これ以上やったら従業員も大変だし、人に迷惑掛けないうちにやめようと言うんで、これをやめることに決めてきたんです。それほど厳しいですよ。もう全く惨たんたるもの、地方は。
そういうときに、税収も思うに任せないということになっていくんだろうと思うんです。ですから、私は塩川
大臣に本当にしっかりしてもらって、やっぱりやってもいいけれども、私は国会の移転、首都の移転の問題、皆さん賛成したようですけれども、私は反対したんですよ、凍結しておけって、どこから金持ってくるんだって、官邸も建て替えて。これ作れば、
委員会作って
委員会開いて金掛かる。視察に行ってこなきゃならぬ。陳情には来ると。こういうことをどうして賛成しちゃったのかなと。
やるなとは言いませんよ。景気良くなったとき
考えればいいんで、今はやるときでないというんで私は反対のボタンを押しました。
今日は余り
質問を用意して、昨日、サッカーを応援に行って夜中遅く帰ってきたものですから何にも準備していませんでしたが、塩川
大臣だから安心していろいろ申し上げましたが、私の今までの話聞いていただいて、どうお
考えになりますか。