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2002-06-04 第154回国会 参議院 経済産業委員会 第17号
公式Web版
会議録情報
0
平成十四年六月四日(火曜日) 午前十時二分開会 ─────────────
委員
の
異動
五月三十日
辞任
補欠選任
八田ひろ子
君
緒方
靖夫
君 五月三十一日
辞任
補欠選任
柏村
武昭
君
片山虎之助
君
加藤
修一
君
荒木
清寛
君 六月三日
辞任
補欠選任
近藤
剛君
矢野
哲朗
君 ─────────────
出席者
は左のとおり。
委員長
保坂
三蔵
君 理 事 山崎 力君 平田 健二君 本田 良一君 委 員 大島 慶久君
加藤
紀文君 小林 温君 関谷
勝嗣君
矢野
哲朗
君 直嶋 正行君 藤原 正司君 簗瀬 進君 若林 秀樹君
荒木
清寛
君 松 あきら君
西山登紀子
君
広野ただし
君
衆議院議員
発議者
亀井 善之君
発議者
甘利
明君
発議者
細田 博之君
発議者
伊藤 達也君
発議者
斉藤 鉄夫君
発議者
小池百合子
君
修正案提出者
田中
慶秋
君
修正案提出者
達増
拓也君
事務局側
常任委員会専門
員 塩入 武三君 ───────────── 本日の会議に付した案件 ○
エネルギー政策基本法案
(
衆議院提出
) ─────────────
保坂三蔵
1
○
委員長
(
保坂三蔵
君) ただいまから
経済産業委員会
を開会いたします。 まず、
委員
の
異動
について御
報告
をいたします。 昨日までに、
八田ひろ子
君、
加藤修一
君、
柏村武昭
君及び
近藤剛
君が
委員
を
辞任
され、その
補欠
として
緒方靖夫
君、
荒木清寛
君、
片山虎之助
君及び
矢野哲朗
君が選任されました。 ─────────────
保坂三蔵
2
○
委員長
(
保坂三蔵
君)
エネルギー政策基本法案
を
議題
といたします。
発議者衆議院議員甘利明
君から
趣旨説明
を聴取いたします。
甘利明
君。
甘利明
3
○
衆議院議員
(
甘利明
君)
エネルギー政策基本法案
につきまして、その
提案理由
及び
要旨
を御
説明
申し上げます。
エネルギー
は、
国民生活
の
安定向上
や
国民経済
の
維持発展
に欠くことのできないものであります。また、
エネルギー
の
需給
の在り方は、地球温暖化問題を始めとして、地域及び地球の
環境
に大きな影響を及ぼすものであります。このような
エネルギー
の
重要性
にかんがみ、これまでも時代の要請に即応して、
石油危機対策
、省
エネルギー
・新
エネルギー
、
原子力開発
など、
エネルギー
に関する
法律
は個別に整備されてまいりました。 しかしながら、これらの
対策
は個別の対応を規定したものであり、
エネルギー
の
需給
に関する
施策
について、長期的、総合的かつ
計画
的に推進するための
基本方針等
は法定されていないのが実情であります。こうした事情にかんがみ、
エネルギー
の
需給
に関する
施策
に関する
基本方針
を定めるとともに、国及び
地方公共団体
の
責務等
を明らかにし、
エネルギー
の
需給
に関する
施策
の
基本
となる
事項
を定める必要があると考え、本
法律案
を取りまとめた次第であります。 次に、本
法律案
の
要旨
を御
説明
申し上げます。 第一に、
エネルギー
の
需給
に関する
施策
についての
基本方針
として、
安定供給
の
確保
、
環境
への
適合
、
市場原理
の
活用
の三点を位置付けております。 第二に、国、
地方公共団体
及び
事業者
の
責務
並びに
国民
の努力について定めております。また、これらの各主体が、
エネルギー
の
需給
に関し、相互に協力することとしております。 第三に、政府は、
エネルギー
の
需給
に関する
施策
の長期的、総合的かつ
計画
的な推進を図るため、
エネルギー
の
需給
に関する
基本
的な
計画
を定めるとともに、毎年、
国会
に
エネルギー
の
需給
に関して講じた
施策
の概況に関する
報告
を提出しなければならないこととしております。 第四に、国は、
エネルギー
に関する
国際協力
を推進するために必要な
措置
を講ずるように努めるとともに、
エネルギー
の適切な
利用
に関する啓発及び
エネルギー
に関する
知識
の
普及
に必要な
措置
を講ずるように努めるものとしております。 以上が本
法律案
の
提案
の
理由
及びその
要旨
であります。 何とぞ、慎重御
審議
の上、御賛同くださいますようお願い申し上げます。
保坂三蔵
4
○
委員長
(
保坂三蔵
君) 次に、
本案
の
衆議院
における
修正部分
について、
修正案提出者衆議院議員田中慶秋
君から
説明
を聴取いたします。
田中慶秋
君。
田中慶秋
5
○
衆議院議員
(
田中慶秋
君) ただいま
議題
となりました
エネルギー政策基本法案
に対する
衆議院
における
修正部分
につきまして、その
要旨
を御
説明
申し上げます。
修正
の
要旨
は、第一に、
安定供給
の
確保
に関して、「
エネルギー
の
需給
に関する
国際情勢
」を「
エネルギー
に関する
国際情勢
」に改めること。 第二に、
環境
への
適合
に関して、「
化石燃料
以外の
エネルギー
の
利用
への
転換
」を「太陽光、
風力等
の
化石燃料
以外の
エネルギー
の
利用
への
転換
」に改めること。 第三に、
市場原理
の
活用
に関して、第四条第一項に「前二条の
政策目的
を十分考慮しつつ」を加え、同条第二項を削ること。 第四に、
エネルギー基本計画
に係る
事項
に関して、その一に、
経済産業大臣
は、
エネルギー基本計画
について閣議の決定があったときは、
エネルギー基本計画
を速やかに
国会
に
報告
しなければならないものとすること。 その二に、「
エネルギー
の
需給
をめぐる
情勢
の
変化
」を「
エネルギー
をめぐる
情勢
の
変化
」に、「
エネルギー
の
需給
に関する
施策
の
効果
に関する
評価
」を「
エネルギー
に関する
施策
の
効果
に関する
評価
」に改めること。 その三に、
エネルギー基本計画
に検討を加える期間を「少なくとも五年
ごと
」から「少なくとも三年
ごと
」に改めること。 第五に、
エネルギー
に関する
知識
の
普及等
に関して、国は、
エネルギー
に関する情報の積極的な公開に努めるものとすること。 以上であります。 何とぞ、慎重に御
審議
の上、速やかに御可決くださいますようお願い申し上げます。
保坂三蔵
6
○
委員長
(
保坂三蔵
君) 以上で
趣旨説明
及び
衆議院
における
修正部分
の
説明
の聴取は終了いたしました。
本案
に対する質疑は後日に譲ることといたします。 本日はこれにて散会いたします。 午前十時八分散会