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西山登紀子君
先ほど、平田議員の御
質問では五年間の数をお聞きになったわけですけれ
ども、今十一人という御
答弁がございましたが、私の調べたのでは二十三人でございます。これ一つ一つ調べてやったんですけれ
ども、該当者がないというふうに、右側の米印は該当者がないというふうに昨日までに私のところにお知らせいただいたものなんですが、この米印が付いている分。しかし、私
どもの方のこの
衆議院予算
委員会のもらった資料で調べますと、やっぱり天下っているんですね。名前があるんですよね。それをずっと足しますと二十三人もいらっしゃるということでございます。
ですから、なぜ該当者なしというふうに私が聞いたのにお答えになったのかという、非常に、大変不誠実な対応じゃないかというふうに思います。こういうことはきちっとやっぱり調べて、
委員が
質問をする場合にはそういう資料をきちっと提供していただくのが、これは当たり前だというふうに思うので、
大臣に最後の御
答弁の中で、今後やはり誠実な調査とかそういうものをきちっとお願いをしたいというふうに思います。
こういうふうに非常に、上位十団体、
補助金を出している上位十団体にいわゆる
経済産業関係の方、それ以外の政府の天下りがたくさんいると。そして、例えば宇賀さんに至っては一番たくさん
交付金をもらっているところの会長さんに渡り鳥で行っていると。つまり、
最初は配る側にいたけれ
ども今はもらう側にいるというふうなことでございます。この仕組みはいかがなものか。やっぱり批判が出て当たり前だと思いますね。この
補助金の総額は、この上位十社の分配している総額だけでも百二十一億三千八百二十万円。これは、全部の
補助金、この機械
振興補助金の実に六二・四一%をこの十社で占めているということでございます。しかも、一番上にいる人は最高の
補助金の額をもらっているわけでございます。
しかも、日自振には五百億近い内部留保もございます。毎年の
補助金の配賦先も上位三十社ほとんど固定がされておりまして、大企業が占めております。
補助金の透明性、公平性を求める声があるのは当然だと思います。どの法人も官僚の天下り先だと、
補助金が天下り先をむしろ温存させて、役員報酬金というのは非常に法外だというような批判に耳を傾けるべきだと思います。
今、
事業そのものが斜陽で赤字になって、
交付金を納めるために
一般会計から支出をしている
地方自治体がある一方で、このような
日本自動車振興会の
補助金が隠れ
補助金として特殊法人をむしろ温存している、こういう財源的な保障になっていると。ここにやっぱり
大臣メスを入れるべきじゃないですか。本当の特殊法人の改革というのであれば、こういうところにメスを入れて、納付
交付金の適切な在り方だとか、
補助金の配付の在り方だとか、あるいは
法律の
趣旨に沿った適正化がされているか、透明化をちゃんとやるべき。
それから、天下りの指定席になっている点での
規制、法外な役員給与等にメスをお入れになるのが本当の改革じゃないかということで、
大臣の御見解をお伺いして、
質問を終わらせていただきます。