○吉岡
吉典君 その次の問題。これは、私は、
経済の国際化に伴っていろいろな問題が、
日本人にかかわる問題でも国境を越えて起こる問題が出るようになっていることに関連して、問題提起と併せて取り上げさせてもらいます。
昨日の東京新聞の夕刊に、ムルアカ氏、鈴木議員の秘書で有名になったムルアカ氏が通商
代表機関に持ち掛けて、地下資源を独占的に輸入するとかなんとかうまい話を持ち掛けて、
日本をそれに巻き込んでいこうとしたという記事が出ております。
これは新聞の記事、詳しく読んでみますと、私はモブツ・ザイール大統領の親戚であり、大統領の特別補佐官だという触れ込みでやってきて、鈴木宗男氏も何か三回か連れてきたということがこれによると書かれています。
日本とザイールの
経済、文化交流のための公的な機関を作る、その機関でザイールの地下資源を独占的に輸入するようにすると。だから、これはもうかる
事業だというのでやり込んできたというのですが、私、今日お伺いしたいのは、似たことをよくもやるものだなと思うのが、やっぱりコンゴから持ち込まれて、今ちょっと内部の一部の人が大変深刻な
状況に陥って、私もその訴えも受けました。
そのやり方というのはどういうやり方かというと、大橋という人物が会長の華信という会社があります。
資料は
外務省の方に
事前にお渡ししてありますけれども、コンゴ民主共和国と契約を結んで、コンゴ
政府が四九%、その華信という会社が五一%出資の開発会社を作って、コンゴの鉱山開発、社会インフラ
関係の
仕事の全部を独占することの契約がまとまっていると。そうすると、
日本経済はもうパンクだ、三月半ばで貯金も出せなくなるだろう、ここへ融資すれば洋々たる前途があるという、そういう触れ込みで持ち掛けてきて、それで、ここにそのときに彼らが使った宣伝物もあるんですが、これは、
日本経済はもう三月半ばで貯金が引き出せなくなりますというふうな文書まで配ってやっているんですね。
それで、慌てた人が出てきて、融資して、中には億単位の融資を、出資をしているという人もあり、そういう中で、いろいろな論議、国会の論議等も聞いて、これ大丈夫かなと思う人が現れ出して、それで私のところにも相談が来たわけですが、この相談というのは、そうはいってもコンゴ民主共和国の
政府との契約だ、
大臣の名前もあれば元代理
大使をやっていたングウェイという人の名前も出てくる、鈴木宗男さんも、鈴木宗男さんはさっきのですけれども、この
政府との契約というふうなことになると本当に
政府が契約しているのかどうなのか個人では調べようがないと。したがって、これは何とかならないものか、
日本政府にお願いして、
政府はこういう契約を本当にやっているのかどうなのか、
大臣から代理
大使の名前まで出てくるので問い合わせてもらえないかと、こういう
要求でございました。
私は、
経済の国際化がもたらした
一つの出来事だと思います。実は、去年、パラオのでこれに似た、国境を越えて相手
政府とこういう契約を結んでいるという事件を持ち込まれたことがあります。そういう時代になってきていると、やはり
外務省の
仕事というか、今までそういうことまでなかったと思いますけれども、まず問い合わせぐらいはやっていただけないのかというのが私の
一つのお願いですが、いかがでしょうか。