○遠山清彦君 大変前向きな御答弁をありがとうございます。
今、路線の数とかいろいろと数字をちょっと挙げていただきましたけれ
ども、同じく主要地域拠点空港に挙げられている新千歳、こちらは那覇空港と比べますと若干指標、上だと
思いますけれ
ども、ほぼ同様な、エリアによっては那覇空港の方が勝っているようなところもあると私、
思いますけれ
ども、新千歳は三千メートル級の滑走路が二つあるということで、那覇空港は
一つしか今ないと。さらに、もっと言うならば、那覇空港は全国の民間の空港の中でも自衛隊機の発着回数が一番多いんですね。
ですから、新千歳は同じような指標を出していながら二つ滑走路があって、那覇は
一つしかない。その
一つしかないところを軍民共用と申しますか、自衛隊も大変に頻繁に使っているという
状況でありますから、私は、是非、地元からも要望の強い那覇空港の平行滑走路、これをやはり早期に
政府として進めるべきではないかというふうに思っております。
ちょっと時間がなくなりましたので、次の話題に移らさせていただきたいと
思いますが、私、
沖縄振興に関して、
沖縄のスポーツ
施設の充実を図ることが非常に重要だというふうに考えております。
沖縄は今、プロ野球やJリーグチームの春季キャンプ地として大変に人気がございます。今年の春の実績で申し上げますと、プロ野球チームは八チーム、Jリーグチームが五チーム、
沖縄でキャンプを張りまして、過去最多でございました。特に、プロ野球チームの八チームの中には韓国のプロチームも二チーム、二球団入っておりまして、SKワイバーンズとLGツインズという韓国のプロ野球チームも初めて
沖縄でキャンプを張りまして、日韓親善にも貢献をするような
状況になっていると
理解をしております。
また、私、今手元に持ってまいりましたが、
平成十二年の二月に琉球銀行の
調査部が「県内におけるプロ野球春季キャンプの
経済効果」というような
調査を出しておりまして、これは、簡潔に申し上げますと、
平成十二年二月、このときはプロ野球チームが六チームだけ来ただけなんですが、そのときに、この琉球銀行の試算によりますと、県内直接支出で八億六千万円、また、それに伴う生産誘発額が十一億三千万円と、ほぼ二十億円規模の
経済効果があったであろうというふうに試算をされているわけでございます。
こういった観点から、今後、
沖縄県のスポーツ
施設の拡充
整備を図っていくべきであると。特に、
沖縄には
沖縄を本拠とするプロ野球チームもJリーグチームもないわけでございまして、現在、
沖縄ではJリーグチームを是非誘致したいという
運動があるわけでありますけれ
ども、ただ、これもJリーグの公式戦開催可能なスタジアムがないというような
状況でありまして、那覇市内にモノレールも今後
整備されることも含めて、奥武山公園というスポーツ総合公園が那覇にありますけれ
ども、モノレールの駅もそこにできますけれ
ども、こういったところにJリーグの公式戦開催可能なスタジアムを造るとか、そういったことも含めて是非考えていただきたいと
思いますが、
尾身大臣の御所見をいただきたいと
思います。