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加藤参考人 質問が
四つほど立て続けでございますので、落ちておりましたらまた御指摘ください。
まず第一に、きょうNHKで
報道されたそうでございますけれども、私の
家内の
口座ないし私に四年間で千二、三百万円か振り込まれたということでございますが、それは、
歳費から、いわゆるいろんな
友好議員連盟に参加しますね、それが
歳費から天引きされることは、
皆さん御
承知のとおりであります。それから、
議員会館の
電話費というのもそこから引かれます。それから、その他もろもろのものが、普通の方で二十万、三十万、多い方だと五十万引かれると思うんですが、これは
政治活動だと。例えば日本・
エジプト友好議員連盟の
活動費といったら、これは
政治活動費ですから、そういうものが本来の、
個人に行くべき
歳費から抜かれて取られているから、それをバックしているというのが四年間で千四百万ぐらいになります。
森岡先生もそれに近い
金額になっているだろうと思いますから、そこの誤解は解けるのではないかと思います。
それから、私の
家内の実家は
紙問屋であり、
印刷屋であり、またいろいろな
紙関係の
仕事をしております。そこで私のいろんなポスターだとか、いろんなものを、
機関誌の
印刷なんかをしてくれておりますけれども、そこが私を応援するという
意味でしょうか、バックアップするという
意味でしょうか、
顧問料を出してくれている。そして、私も時たまそこに行って経済問題を講演するというものが入っていることは事実でございます。
それから、
マンション代でございますか、これは今回私に向けられました
質問の大きな点でございますので、ちょっと時間がかかりますけれども、当初私は、
自分で祖師谷という、一時間半ぐらい
永田町からかかるところに住んでおりました。
官房長官になりました。そういうときに、クラブの方が十数人、ずっと一時間半、大変朝晩来られます。それで、私は
自分だけが九段の
議員宿舎で懇談していたんですが、
家族もあんまりばらばらというのはおかしいなと思って、こういうときにはいわゆる公的なファンクション、機能として、公的、
政治活動の一環として
マンションを借りさせていただいてもいいのではないかというふうに私は思ったんであります。
そして、当時、
自治省にも
見解をお聞きしました。で、いいとも悪いとも言えないというような
見解でございまして、まあ何割までならいいんですかというようなことも、当時二、三の
秘書が聞いたんですが、そこも明確な
お答えがないまま、とにかく毎日毎日激しい
生活でしたから、当初は、私が
社会計画研究会という私の
団体にある種の
お金を貸している
立場にありましたので、それで払うという形でやりながら、あとは
社会計画研究会のコストで持ってもらったということは事実でございます。
で、私は、
場所が
場所であるがゆえに、
一般庶民感覚から見て、あんなところに
マンションを買ったの、住んだのと言われれば、大変、何を説明しても御理解いただけない種類のものだと思っております。しかし、買ったものではありません。
仕事をしているときだけ、まあ
一種の社宅的な観念で使わせてもらっていいではないだろうかなと思ったところが私の
判断の甘かった
部分かもしれません。ただし、それが一つも
仕事に使われてないということではございません。まあ本当に、通常、
新聞報道で
私宅部分だと言われるような
部分の、私は半分以上は、毎晩毎晩、
自分で夜原稿を書いたり、アメリカに行くときのスピーチの下書きをしてみたり、それから、夜一時半ぐらいまで各社の方からの
電話がありますから、それを答えているというような、そんな日常の
生活の
仕事の場ということがかなりの
部分あると考えています。