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赤松(正)
委員 公明党の
赤松正雄でございます。
鈴木証人、私は、去る、さきのいわゆるここにおけるところの参考人質疑における
鈴木証人の
お話を聞いておりまして、あなたは二つの大きな勘違いをされているのじゃないか、そのことが、今あなたが直面されている状況と非常に
関係している、こんなふうに思っております。
一つは、
証人は、
先ほど来も申されておりますけれども、ロシアや
アフリカなどに取り組んだ
政治家は自分以外にいないはずだ、こう言われました。もう一つは、自分はたたき上げであって古いタイプの
政治家だ、こういう言い方をされました。しかし、私は、二つながらにこれは御
自身誤った自己イメージを持っておられるのじゃないか、そんなふうに
思います。そこにいわば悲劇の原因がある、そんなふうに
思います。
前者は、確かに
アフリカ、ロシアに関して一生懸命やっておられる人はあなたをおいていないかもしれない。しかし同時に、御
自身のいわば利権というものに対して強い関心を持っている、そこを優先されているという
政治家はほかにいないだろうと
思います。
それから、たたき上げ、こうおっしゃいますけれども、確かに古い
政治家のタイプだろう。しかし、あなたは、私、
外務省の
報告書を見る限り、人をたたいて上がってこられたんじゃないか、御
自身たたき上げというよりも、周りをたたいて上がってこられた人じゃないか、そういうふうに言わざるを得ないということが、私、せんだって来、この問題について聞くにつけて強く感じる点でございます。
それを踏まえた上で、この
外務省報告にさまざまな形で、
外務省と
鈴木議員との
関係が異常な
関係だ、
先ほども
浅野委員からありました、要するに世間のいわゆる社会的通念からいって異例のことをされている、こういう表現があります。
私は、まず冒頭にお尋ねしたいのは、そうした異常なこと、
外務省の人事介入から始まって、いわば外国への内政干渉的行為に至るまで、さまざまなことがこの場所で
指摘をされましたけれども、そういったことについて、異常と言われるかもしれないけれども違法なことは断じてやっていない、こういうふうなことでしょうか。