運営者
Bitlet
姉妹サービス
kokalog - 国会
yonalog - 47都道府県議会
nisalog - 東京23区議会
serelog - 政令指定都市議会
hokkaidolog - 北海道内市区町村議会
aomorilog - 青森県内市区町村議会
iwatelog - 岩手県内市区町村議会
miyagilog - 宮城県内市区町村議会
akitalog - 秋田県内市区町村議会
yamagatalog - 山形県内市区町村議会
fukushimalog - 福島県内市区町村議会
ibarakilog - 茨城県内市区町村議会
tochigilog - 栃木県内市区町村議会
gunmalog - 群馬県内市区町村議会
saitamalog - 埼玉県内市区町村議会
chibalog - 千葉県内市区町村議会
tokyolog - 東京都内市区町村議会
kanagawalog - 神奈川県内市区町村議会
nigatalog - 新潟県内市区町村議会
toyamalog - 富山県内市区町村議会
ishikawalog - 石川県内市区町村議会
fukuilog - 福井県内市区町村議会
yamanashilog - 山梨県内市区町村議会
naganolog - 長野県内市区町村議会
gifulog - 岐阜県内市区町村議会
sizuokalog - 静岡県内市区町村議会
aichilog - 愛知県内市区町村議会
mielog - 三重県内市区町村議会
shigalog - 滋賀県内市区町村議会
kyotolog - 京都府内市区町村議会
osakalog - 大阪府内市区町村議会
hyogolog - 兵庫県内市区町村議会
naralog - 奈良県内市区町村議会
wakayamalog - 和歌山県内市区町村議会
tottorilog - 鳥取県内市区町村議会
shimanelog - 島根県内市区町村議会
okayamalog - 岡山県内市区町村議会
hiroshimalog - 広島県内市区町村議会
yamaguchilog - 山口県内市区町村議会
tokushimalog - 徳島県内市区町村議会
kagawalog - 香川県内市区町村議会
ehimelog - 愛媛県内市区町村議会
kochilog - 高知県内市区町村議会
fukuokalog - 福岡県内市区町村議会
sagalog - 佐賀県内市区町村議会
nagasakilog - 長崎県内市区町村議会
kumamotolog - 熊本県内市区町村議会
oitalog - 大分県内市区町村議会
miyazakilog - 宮崎県内市区町村議会
kagoshimalog - 鹿児島県内市区町村議会
okinawalog - 沖縄県内市区町村議会
使い方
FAQ
このサイトについて
|
login
×
議長(綿貫民輔君)(綿貫民輔)
○
議長
(
綿貫民輔
君)
日程
第一、
地方自治法等
の一部を
改正
する
法律案
を
議題
といたします。
委員長
の
報告
を求めます。
総務委員長平林鴻
三君。
—————————————
地方自治法等
の一部を
改正
する
法律案
及び同
報告書
〔
本号末尾
に掲載〕
—————————————
〔
平林鴻
三君
登壇
〕
kokalog - 国会議事録検索
2002-03-28 第154回国会 衆議院 本会議 第17号
公式Web版
本日の会議に付した案件 (会議録情報)
0
平成
十四年三月二十八日(木曜日)
—————————————
議事日程
第十一号
平成
十四年三月二十八日 午後一時
開議
第一
地方自治法等
の一部を
改正
する
法律案
(第百五十一回
国会
、
内閣提出
)(
参議院送付
)
—————————————
○本日の
会議
に付した案件
議員辞職
の件
日程
第一
地方自治法等
の一部を
改正
する
法律案
(第百五十一回
国会
、
内閣提出
)(
参議院送付
)
農業経営
の
改善
に必要な
資金
の
融通
の
円滑化
のための
農業近代化資金助成法等
の一部を
改正
する
法律案
(
内閣提出
)及び
農業法人
に対する
投資
の
円滑化
に関する
特別措置法案
(
内閣提出
)の
趣旨説明
及び
質疑
午後一時三分
開議
議長(綿貫民輔君)(綿貫民輔)
1
○
議長
(
綿貫民輔
君) これより
会議
を開きます。
————◇—————
議員辞職
の件
議長(綿貫民輔君)(綿貫民輔)
2
○
議長
(
綿貫民輔
君)
議員辻
元
清美
君から
辞表
が提出されております。これにつきお諮りいたしたいと思います。 まず、その
辞表
を朗読させます。 〔
参事朗読
〕
辞職願
今般 一身上の都合により
衆議院議員
を
辞職
いたしたく御許可願います。
平成
十四年三月二十六日
衆議院議員
辻元
清美
衆議院議長
綿貫
民輔
殿
議長(綿貫民輔君)(綿貫民輔)
3
○
議長
(
綿貫民輔
君) 採決いたします。
辻元
清美
君の
辞職
を許可するに御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
議長(綿貫民輔君)(綿貫民輔)
4
○
議長
(
綿貫民輔
君) 御
異議
なしと認めます。よって、
辞職
を許可することに決まりました。
————◇—————
日程
第一
地方自治法等
の一部を
改正
する
法律案
(第百五十一回
国会
、
内閣提出
)(
参議院送付
)
議長(綿貫民輔君)(綿貫民輔)
5
○
議長
(
綿貫民輔
君)
日程
第一、
地方自治法等
の一部を
改正
する
法律案
を
議題
といたします。
委員長
の
報告
を求めます。
総務委員長平林鴻
三君。
—————————————
地方自治法等
の一部を
改正
する
法律案
及び同
報告書
〔
本号末尾
に掲載〕
—————————————
〔
平林鴻
三君
登壇
〕
平林鴻三君(平林鴻三)
6
○
平林鴻
三君 ただいま
議題
となりました
地方自治法等
の一部を
改正
する
法律案
につきまして、
総務委員会
における
審査
の
経過
及び結果を御
報告
申し上げます。
本案
は、
住民自治
のさらなる
充実
及び自主的な
市町村合併
の
推進
を図り、もって
地方分権
を
推進
するため、
地方制度調査会
の
答申等
にのっとり、直接
請求
に必要な
署名数
の
要件
の
緩和
、
住民監査請求制度
及び
住民訴訟制度
の
充実
、中核市の
指定要件
の
緩和等
の
措置
を講ずるとともに、
合併協議会
の
設置
に係る直接
請求制度
の拡充及び
住民投票制度
の
創設等
を行おうとするものであります。
本案
は、前
国会
において本院で
可決
され、
参議院
で
継続審査
となっていたものでありますが、今
国会
の去る三月二十日
参議院
において
原案
のとおり
可決
の上、本院に送付され、同
日本委員会
に付託されたものであります。
委員会
におきましては、二十六日
提案理由
の
説明
を省略し、採決いたしましたところ、
本案
は
賛成
多数をもって
原案
のとおり
可決
すべきものと決しました。 以上、御
報告
申し上げます。(
拍手
)
—————————————
議長(綿貫民輔君)(綿貫民輔)
7
○
議長
(
綿貫民輔
君) 採決いたします。
本案
の
委員長
の
報告
は
可決
であります。
本案
を
委員長報告
のとおり決するに
賛成
の諸君の
起立
を求めます。 〔
賛成者起立
〕
議長(綿貫民輔君)(綿貫民輔)
8
○
議長
(
綿貫民輔
君)
起立
多数。よって、
本案
は
委員長報告
のとおり
可決
いたしました。
————◇—————
農業経営
の
改善
に必要な
資金
の
融通
の
円滑化
のための
農業近代化資金助成法等
の一部を
改正
する
法律案
(
内閣提出
)及び
農業法人
に対する
投資
の
円滑化
に関する
特別措置法案
(
内閣提出
)の
趣旨説明
議長(綿貫民輔君)(綿貫民輔)
9
○
議長
(
綿貫民輔
君) この際、
内閣提出
、
農業経営
の
改善
に必要な
資金
の
融通
の
円滑化
のための
農業近代化資金助成法等
の一部を
改正
する
法律案
及び
農業法人
に対する
投資
の
円滑化
に関する
特別措置法案
について、
趣旨
の
説明
を求めます。
農林水産大臣武部勤
君。 〔
国務大臣武部勤
君
登壇
〕
国務大臣(武部勤君)(武部勤)
10
○
国務大臣
(
武部勤
君)
農業経営
の
改善
に必要な
資金
の
融通
の
円滑化
のための
農業近代化資金助成法等
の一部を
改正
する
法律案
の
趣旨
につきまして、御
説明
申し上げます。 将来にわたる
食料
の
安定供給
と
農業
の
多面的機能
の
発揮
を
確保
するためには、効率的かつ安定的な
農業経営
が
農業生産
の
相当部分
を担う
農業構造
を確立することが必要であります。 そのためには、効率的かつ安定的な
農業経営
を広範に
育成
していくことが急務であり、
意欲
ある
農業
の
担い手
が
経営改善
に必要な
資金
の
融通
を円滑に受けられるようにしていく必要があります。
政府
といたしましては、このような
課題
に
対応
して、
農業近代化資金
、
農林漁業金融公庫資金
及び
農業改良資金
について、
資金内容
の
充実等
を行うこととし、この
法律案
を提出した次第であります。 次に、この
法律案
の主要な
内容
につきまして御
説明
申し上げます。 第一に、
農業近代化資金助成法
の一部
改正
であります。
農協等
の
民間金融機関
の
融資
に利子補給する
農業近代化資金
について、現行の
施設資金
に加え、
経営
の
改善
を図るのに必要な
長期運転資金
を追加することとしております。 第二に、
農林漁業金融公庫法
の一部
改正
であります。
農業経営基盤強化促進法
の
認定農業者
以外の
農業
の
担い手
が
経営
の
改善
を図るための
農林漁業金融公庫
の
経営体育成強化資金
について、その
対象
を
土地利用型農業
だけでなく、全
農業種目
に拡大することとしております。 第三に、
農業改良資金助成法
の一部
改正
であります。
都道府県
の
財政資金
を無利子で
貸し付け
る
農業改良資金
について、特定の
農業技術
の
導入
のための
資金
から、
農業
の
担い手
が
農産物
の
加工
を始めたり新
作物
に取り組む場合、あるいは新
技術
を
導入
する場合など、高
リスク農業
にチャレンジするための
資金
へと改めることとしております。 また、
都道府県
からの直接
融資方式
に加え、
農業改良資金
についても、
民間金融機関
が
都道府県
から借り受けて
農業者
に
貸し付け
る
方式
を追加することとしております。 第四に、
農業信用保証保険法
の一部
改正
であります。
民間金融機関
からの
農業改良資金
の
融通
が円滑に行われるよう、
当該資金
を
農業信用基金協会
による
債務保証
の
対象
に追加することとしております。 続きまして、
農業法人
に対する
投資
の
円滑化
に関する
特別措置法案
の
趣旨
につきまして、御
説明
申し上げます。 効率的かつ安定的な
農業経営
を
育成
し、
地域農業
の
活性化
を図っていくためには、
家族農業経営
の
発展
の支援とあわせて、
法人形態
の
農業経営
の
育成
を
推進
していくことも重要であります。 近年、
農業法人
は
増加傾向
にありますが、その
経営内容
は
自己資本
が少ないといった問題があり、
農業法人
が
地域農業
の
担い手
として健全に
発展
していけるようにするためには、
農業法人
の
自己資本
の
充実
を促進していく必要があります。
政府
といたしましては、このような
課題
に対処して、
農業法人
に対する
投資
の
円滑化
を図るための
措置
を講ずることとし、この
法律案
を提出した次第であります。 次に、この
法律案
の主要な
内容
につきまして御
説明
申し上げます。 第一に、
農業法人
に対する
投資育成事業
を営もうとする
会社
は、
当該事業
に関する
計画
を作成し、
農林水産大臣
の
承認
を受けることができることとしております。 第二に、
農林漁業金融公庫
は、その
業務
の
特例
として、
農業法人
に対する
民間
の
投資
を補完するため、
事業計画
の
承認
を受けた
会社
が
農業法人投資育成事業
を営むのに必要な
資金
の
出資
の
業務
を行うことができることとしております。 第三に、
事業計画
の
承認
を受けた
会社
は、
農業協同組合法
の
特例
として、
農事組合法人
に対して
投資
を行うことができることとしております。 第四に、
事業計画
の
承認
を受けた
会社
であって、
農協系統
及び
地方公共団体
がその
議決権
の過半数を有しているものは、
農地法
の
特例
として、
農業生産法人
に対して
投資
を行うことができることとしております。 以上、
農業経営
の
改善
に必要な
資金
の
融通
の
円滑化
のための
農業近代化資金助成法等
の一部を
改正
する
法律案
及び
農業法人
に対する
投資
の
円滑化
に関する
特別措置法案
につきまして、その
趣旨
を御
説明
申し上げた次第であります。(
拍手
)
————◇—————
農業経営
の
改善
に必要な
資金
の
融通
の
円滑化
のための
農業近代化資金助成法等
の一部を
改正
する
法律案
(
内閣提出
)及び
農業法人
に対する
投資
の
円滑化
に関する
特別措置法案
(
内閣提出
)の
趣旨説明
に対する
質疑
議長(綿貫民輔君)(綿貫民輔)
11
○
議長
(
綿貫民輔
君) ただいまの
趣旨
の
説明
に対して
質疑
の通告があります。これを許します。
楢崎欣弥
君。 〔
楢崎欣弥
君
登壇
〕
楢崎欣弥君(楢崎欣弥)
12
○
楢崎欣弥
君 私は、民主党・
無所属クラブ
を代表して、ただいま
議題
となりました、いわゆる
農業金融関連
二
法案
につきまして
質問
をいたします。(
拍手
) 冒頭、
全国農業協同組合連合会
の子
会社
、
全農チキンフーズ
が犯した
一連
の
偽装事件
についてお伺いします。 今、
農協系統
に働くまじめな
人たち
は、怒りと無念、そして恥ずかしさで、胸がいっぱいではないでしょうか。
一連
の
偽装工作
のうち、特に許されないのは、
抗生物質
が入った
えさ
を食べさせる
通常飼育
の鶏を、
抗生物質
を入れない
えさ
で育てた
ブランド品
「薩摩無
薬飼料産直
若鶏」と偽装表示して販売していたことです。 これは、アトピーなど
アレルギー性疾患
に悩む
人たち
にも提供できる
安全食物
ということを考えたときに、場合によれば身体に重大な影響を与えるという点で、あの
雪印乳業食中毒事件
と全く同質の悪質な犯罪であり、
刑事罰
に該当するのではないでしょうか。 また、精肉のうち、もも肉百三十四トンが無
薬飼育
として販売されたことにより、約五百三十六万円の利ざやを得ています。金は返せばいいというものではなく、
詐欺罪
が成立するのではないですか。(
拍手
)あわせて、この件で捜査は
検討
されているのか、初めに法務
大臣
にお伺いします。 この
事件
は、もはや
全農自体
が
責任
ある
農業団体
としての自覚を喪失しているものであり、
バブル期
以来、
利益追求本位
の
体質
が何も変わっていないことをあらわすものであります。昨年の
農協改革関連
二法における
議論
は何だったのか。
農協系統
が
組織存亡
の瀬戸際にありながら、
切迫感
、
危機感
が感じられない。これは、長年、
自民党農水部会
、
農水省
、
農協
がもたれ合いの
関係
を続け、
我が国農水行政
をいわゆる
族議員
が食い物にするような
政官癒着構造
による甘えが、結果さえ得られれば
経過
は無視する姿勢となってあらわれているのではないでしょうか。 こういう
体質
の
全農
は、もはや解体的な出直しが必要であろうと思います。
農水大臣
の
所見
をお伺いします。 また、今月二十二日には、
農水省
と
厚労省
が
設置
した
BSE調査検討委員会
の
報告書原案
が公表されました。正式には、四月二日、両
大臣
に提出されますが、案の定、
農水省
の不適切な
対応
が重大な
失政
として、厳しく批判されています。
消費者
と
生産者
から
信頼
を失い、莫大な損害を
国民
に与えながらだれも
責任
をとろうとはしない、そのような
政府
に対する批判もこの根底にあるのではないでしょうか。
厚労省
の
チェック機能不在
も指摘されました。重大な
失政
と指摘されたその
責任
の所在を含め、この
原案
に対する
農水
、
厚生労働
両
大臣
の
所見
を伺います。 次に、本
農業金融
二
法案
の
内容
について伺います。 初めに、
農業近代化資金助成法等
の一部
改正案
について
質問
します。 本
法案
は、既存の
制度資金
をわかりやすく、使いやすい
制度
へ再構成するものとして提出されたと
説明
されています。
農業近代化資金
、
農林漁業金融公庫資金
、
農業改良資金
の三種類の
制度資金
は、今回の
法改正
により、
民間金融機関
一カ所で一括して申し込みができるようになるというものです。
融資
を受けたいと考える側の
利便性
が向上することだけに限定するならば、評価できます。しかし、今回の
法改正
に当たって確認されなければならないことは、数多くあると思います。 一つは、各
制度資金
の
利用率
の低さについてです。
農業近代化資金
の
融資枠
は四千億円用意されています。しかし、
平成
十二年度の
融資実績
は九百七十二億円にすぎません。
農業改良資金
は、六百三十四億円の
融資枠
に対して、百十七億円の
融資実績
しかありません。それぞれ二四%と一八%しか実際に
貸し付け
がされていない、
融資枠
の多くが活用されていないのです。 さらに、
融資実績
の推移を見てみると、その激減とも言える
減少
がうかがわれます。 このように、
融資実績
が
減少
するとともに、
融資枠
の大方が利用されていないにもかかわらず、本年度の
予算
を策定するに当たって、
融資枠
の
見直し
は一切行われていません。この点について、
農水大臣
の認識を伺います。 次に、
農林漁業金融公庫
についてお伺いします。 昨年十月、
行政改革推進事務局
から発表された「
特殊法人等向け平成
十四年度
財政支出等
に関する各
府省要求
・要望に対する検証」では、「
農林漁業者
に対する
融資
」という
項目
で、
農業近代化資金
によって
民間金融機関
が類似の
事業
を実施しており、同
公庫
の
事業規模
を縮減することが求められています。また、「
食品製造
・
加工
・
流通事業者
に対する
融資
」の
項目
では、
民間
でできることはできるだけ
民間
にゆだねるという原則のもとに、
融資対象事業
を縮減した上で
融資条件
を適切に見直すことが求められており、特に、
融資条件
の
見直し
についての
対応
が全くなされていないことが厳しく批判されています。
農林漁業金融公庫
という公的な
金融機関
が
民間
の活動を圧迫しているわけであり、その是正が
政府
内から出されているのです。 本
法案
は、この
行政改革推進事務局
の
見解
についてどのように考えているのでしょうか。
農水大臣
のお考えを伺います。 次に、
農業改良資金
についてお伺いします。 現在、この
資金
には、
農家生活改善資金
というものが用意されています。
説明
によると、この
資金
は、
共同
で子供の遊び場などを
設置
したいときにも借りることができるということです。
融資実績
もほとんどなく、今回の
法律改正
に合わせて廃止されると
説明
されてはいますが、
農業
の
融資制度
以外では考えられないお金が借りられるというのは、
都市住民
にとっては理解しがたいものでしょう。 以上のように、現在の
制度資金
に関する
問題点
は
さまざま指摘
ができます。今回提案された
農業近代化資金助成法等
の一部
改正案
によって、これらの
問題点
は払拭できるのか、
農水大臣
にお伺いします。 続きまして、
農業法人
に対する
投資
の
円滑化
に関する
特別措置法案
について
質問
をいたします。 本
法案
で想定されている
投資育成会社
は、
農協系統
、
地方公共団体等
の
出資
によって設立するものとされています。この
投資育成会社
が
農業法人
に
投資
をするわけです。 しかし、そもそも
農業法人化
を積極的に取り入れたのは、
農協
の指導による
生産
・
流通体制
を嫌った
者たち
ではなかったでしょうか。現在、
農業生産法人
の
優良事例
として紹介されているのは、
農協
に頼らず独自の
生産方法
、
流通ルート
を開拓しているところが多いのが現実です。このような
状況下
で、
農協
が
中心
になると考えられる
投資育成会社
が
農業法人
から受け入れられるでしょうか。 この
法案
によって
農業法人投資育成会社
が設立されたら、どのくらいの数の
農業法人
が
投資
を受け入れるのか、また、
投資育成会社
の
経営
はどのくらいの時間で
利益
を上げられるのか、その
見通し
についてもお伺いします。 この
農業金融
二
法案
は、
農業
の
構造改革
の
推進
と
担い手
の
育成
という二つの
政策課題
に基づいていると
説明
されています。しかし、
農業基本法
を
食料
・
農業
・
農村基本法
に
改正
し、
基本計画
にのっとって
農業構造改革
、
食料自給率
の向上などを打ち出しているにもかかわらず、その結果がいまだに見えてきません。その中で、この二
法案
が
実効性
を持つものなのか。
農水大臣
に、
農政
の
基本方針
をお伺いするとともに、この
農業金融
二
法案
の
位置づけ
をお伺いします。
最後
に、今
国会
は、
有事対応
の
法案
が提出されると聞いています。 私は、
平成
十二年八月四日、
農水委員会
において、食の
安全保障
について
質問
をいたしました。資料の
要求
もいたしましたが、いまだ明確な回答がありませんので、再度お聞きします。 一九七四年十月、当時の農林省において、「
輸入
がストップした場合における
わが国
の
栄養水準
(試算)」という
研究
がなされました。
有事緊急食料対策
として
研究
されたその
一端
を紹介しますと、 一、
全国
の
ゴルフ場
千三百六十七カ所(
計画
中のものを含む)の面積十四万六千ヘクタールのうち三分の二を耕作化して甘しょを作付けるほか 二、
開拓可能地
(百五十四万ヘクタール)を耕地および草地に開発し、 中略を入れまして、 短期のうちに百五十万ヘクタールの
農地
を生み出すためには、大量の
ブルドーザー
が必要となる(
わが国
には計十四万五千台ある)。このうち
農地造成
につかえる十トン級以上の
ブルドーザー
四万九千台を総動員する。約一年間、フル稼動すれば百五十万ヘクタールの
農地
は生み出せる。 三、
労働面
では
農家
が他の
産業
へ転職することを禁止し、逆にサラリーマンのうち必要な人員を
農業
に徴用する。 四、水産物については、
遠洋漁業
の操業が全面的にストップすることとする。 等々、まだありますが、非常に具体的であります。 これは、
有事
における
国民
の
食料事情
の
一端
を示唆するものであり、何よりも、現
憲法下
では到底実行できないということであります。
大臣
、今日において、食の
安全保障
というべき
研究
、
検討
はなされているのでしょうか。食の
危機管理対策
という
観点
からお伺いします。 私は、人類の食を預かる
農林水産業
は、やはり国の
中心産業
だと思います。
創意
と
工夫
によっては
花形産業
にもなり得る。そのためには、古い殻を破るような発想の転換が必要でありましょう。 お互いに知恵を出し合って、
農林水産業
の
発展
のために尽くしていきたい、このことを申し上げまして、
質問
を終わります。(
拍手
) 〔
国務大臣武部勤
君
登壇
〕
国務大臣(武部勤君)(武部勤)
13
○
国務大臣
(
武部勤
君)
楢崎議員
の御
質問
にお答えいたします。 まず、
全農チキンフーズ
の
偽装事件
についての
お尋ね
であります。 これは、
消費者
の
信頼
を大きく裏切るばかりでなく、
生産者
の真摯な
経営努力
を無にしかねない、あるまじき行為であり、極めて遺憾であります。 今回の
事件
を契機に、
全農
として、
協同組合
の原点に立ち返り、
組織
を挙げて
再発防止
のための
取り組み
を徹底することが必要であると考えております。
農林水産省
といたしましても、
全農
に対して、
農協法
に基づく
報告
を求めているところであり、その結果を踏まえ、厳正に対処してまいる
所存
であります。
BSE調査検討委員会
の
報告書原案
について御
質問
がありました。
調査検討委員会
では、
BSE
に関するこれまでの
行政対応
上の問題を検証していただき、今後の畜産・
食品衛生行政
のあり方について
調査検討
を行ってきたところであります。各
委員
には、幅広い視点からの率直な御
議論
をいただいているところであります。
報告書案
は、各
委員
の御
意見
を踏まえ、
委員長
と
委員長代理
が
中心
となって調整を行っているところであり、現段階で私からコメントすることは差し控
えさ
せていただきたいと思います。 いずれにいたしましても、この
報告書
が取りまとめられた暁には、
報告
を踏まえ、
消費者
を初めとする
国民
の安心と
信頼
の
回復
を目指して、全力で取り組んでまいりたいと考えております。 次に、
制度資金
の
融資実績
についての
お尋ね
であります。
貸付実績
が
減少傾向
にある
要因
は、需要の落ち込みや
輸入品
との
競合等
による
農産物価格
の低迷などを反映して
投資意欲
が低下していること、
制度資金
と
一般民間資金
との
金利差
が小さくなり、
制度資金
の魅力が乏しくなっていることなどであると考えております。 したがいまして、
国産農産物
の特質を生かすとともに、
需給バランス
の
回復
に努めるなど、全般的な
農業対策
を的確に講じ、
投資意欲
のわく
環境
をつくり上げることが最も重要であると考えております。 また、
制度金融そのもの
を
農業者
にとってわかりやすく、使いやすい、魅力あるものとしていくことも重要でありまして、このため、抜本的な
見直し
を行うこととしたものであります。 こうした
対策
により、
融資枠
が十分利用されるようにしたいと考えております。 なお、
農林漁業金融公庫
の十四年度の
融資枠
につきましては、前年度より五百億円削減しているところであります。 次に、
農林漁業金融公庫
に関する
行政改革推進事務局
の
見解
についてであります。
事務局
の
見解
及び昨年十二月に閣議決定された
特殊法人等整理合理化計画
を踏まえて、
見直し
を行ったところであります。 具体的には、
民間金融機関
の
融資
に利子助成する
近代化資金
を積極的に活用するとともに、
民間金融機関
で
対応
できない、
償還期間
が極めて長いものや
資金規模
の大きいものについて
公庫
が
対応
することとするなど、
民間金融機関
と
公庫
との適切な分担・
連携関係
を構築することとしております。 また、
加工流通関係資金
については、
国産原料
の使用を義務づける等、
融資条件
の
見直し
を行ったところであります。 これに伴い、
平成
十四年度
予算
における農林
公庫
の
資金
全体の
融資枠
を縮減したところであります。
農業改良資金
についての
お尋ね
がありました。 これまでの
農業改良資金
は、
農業経営
と
農家生活
の
改善
を目的としており、
生活環境
の
改善
の
観点
から、
共同利用施設
の
整備
のための
資金
の
貸し付け
を行ってきたところであります。 今回の
各種制度資金
の
見直し
の中で、
農業改良資金
については、
農業
の
担い手
がみずからの
創意工夫
で
加工分野
への進出、新
作物
の
導入
といった高
リスク農業
にチャレンジするための
資金
へと改めるなどの
抜本的見直し
を行っており、
農家生活改善資金
は廃止することとしております。 次に、
農業法人投資育成会社
の
事業
の
見通し
であります。
投資育成会社
の適切な運営を行うため、
農協系統
は、
日本農業法人協会
や
農林漁業金融公庫
との
意見交換
を進めているところでありますが、
日本農業法人協会
のメンバーや
農林漁業金融公庫
の
スーパーL資金
の
融資先
のうち、
経営能力
が極めて高く、また、
融資
より
出資
を希望する
法人
が
対象
になるものと考えられ、年間数十社
程度
に対して
投資
することを見込んでおります。 また、
農業法人投資育成会社
の
収入源
は、
農業法人
からの
配当収入
、
出資持ち分
の
売却益等
であり、
会社
の
経営
が軌道に乗るには、五年から十年
程度
の時間がかかるものと考えております。 次に、
農政
の
基本方針
及びその中での
農業金融
二
法案
の
位置づけ
についての
お尋ね
であります。
食料
・
農業
・
農村基本法
は、
食料
の
安定供給
の
確保
、
多面的機能
の十分な
発揮
、
農業
の持続的な
発展
、
農村
の振興、この四つの
基本理念
を掲げておりますが、特に
農業政策
としては、効率的、安定的な
経営体
が
農業生産
の大宗を担う
農業構造
を確立することが極めて重要であります。 そのためには、
意欲
と
能力
のある
担い手
の
経営改善
に向けての
取り組み
を支援していくことが重要であります。こうした
取り組み
を支援する上で、
農業者
の
創意工夫
を生かせる
融資
は、極めて有力な
政策手法
であります。今回の
農業金融
二
法案
は、この
融資制度
がより適切に機能するよう、
資金使途
の拡大、
保証制度
の
充実
、手続の
一元化等
を図ろうとするものであります。
最後
に、食の
安全保障
についてであります。
食料
は、人間の生命の維持に欠くことのできない基礎的なものであることから、
不測
の
要因
により
需給
が逼迫するような場合においても、
最低限度
の
供給
を
確保
していく必要があります。 このため、
不測
の事態に応じ
食料供給
の
確保
を図るための
対策
を機動的に実施できるよう、
農林水産省
及び
政府
における
対策本部
の
設置
などの
体制整備
、国内外の
食料供給動向
などの情報の迅速的確な収集、分析、提供、備蓄の活用、
輸入
の
確保等
による
供給
の
確保対策
、
価格
、
流通
の安定のための
対策等
を行うことを定めた、
不測
時の
食料安全保障マニュアル
を策定したところであります。 今後とも、食の
危機管理
については万全を期してまいる
所存
であります。 以上でございます。(
拍手
) 〔
国務大臣
坂口力君
登壇
〕
国務大臣(坂口力君)(坂口力)
14
○
国務大臣
(坂口力君)
BSE調査検討委員会
の
報告書原案
につきましての
お尋ね
がございました。 現在、大詰めの
議論
が行われております
BSE
問題に関する
調査検討委員会
の
報告
要旨案におきまして、
農林水産省
との連携に関し、
厚生労働
省のチェック機能も働いていなかった旨の御指摘を受けているところであります。 四月初めに同
委員会
の
報告
がまとめられる予定であり、今後、
報告
の御
趣旨
を十分に踏まえまして、体制や法律のあり方を初めとして、改めるべき点は改め、食品の安全と
国民
の安心の
確保
に全力を尽くしてまいる
所存
でございます。(
拍手
) 〔
国務大臣
森山眞弓君
登壇
〕
国務大臣(森山眞弓君)(森山眞弓)
15
○
国務大臣
(森山眞弓君)
楢崎議員
にお答え申し上げます。
全農チキンフーズ
の偽装表示の件について
お尋ね
がありました。 まず、犯罪の成否につきましては、収集された証拠に基づいて判断されるべき事柄でありますので、法務
大臣
としてお答えすることは差し控
えさ
せていただきたいと思います。 また、捜査機関が捜査を
検討
しているかどうかにつきましても、捜査機関の活動
内容
にかかわる事柄でありますので、法務
大臣
としてお答えすることは差し控
えさ
せていただきます。 なお、あくまで一般論として申し上げれば、捜査機関におきましては、刑事
事件
として取り上げるべきものがあれば、法と証拠に基づいて、適正に対処するものと承知しております。(
拍手
)
議長(綿貫民輔君)(綿貫民輔)
16
○
議長
(
綿貫民輔
君) これにて
質疑
は終了いたしました。
————◇—————
議長(綿貫民輔君)(綿貫民輔)
17
○
議長
(
綿貫民輔
君) 本日は、これにて散会いたします。 午後一時三十七分散会
————◇—————
出席
国務大臣
総務
大臣
片山虎之助君 法務
大臣
森山 眞弓君
厚生労働
大臣
坂口 力君
農林水産大臣
武部 勤君 出席副
大臣
農林水産副
大臣
遠藤 武彦君