○山内(惠)
委員 お金に関してのチェックということで今のお答えだったと思うんですけれども、私は、
大学の
あり方として、チェック機能ということの
一つに、先ほどのお話を聞いていても、
学部が最終的な
責任を負う状況の
合否判定にいっていませんね。管理しているのも、例えば
医学部であれば
医学部の金庫に保管して、そしてそれを持ち寄って教授会でちゃんとしていくというのが当然だと思います。その意味で、教授会がこの
大学の
あり方をしっかりとチェックできるような教授会でなかったんじゃないかと私は思います。
それから、先ほど石井議員もおっしゃったことにかかわりますけれども、裁判は終わっていると聞いていますけれども、安積高校のような問題ですね。あの銃撃事件、教育史上かつてない、こんなこと今後あってはならないことですけれども、銃撃事件、
委員長がねらわれたというような状況、これは、私は
一つ大変なことだと思います。
例えば朝日新聞で記者が銃撃によって殺されたという事件があれば、これはなぜ殺されただろうということをやはりみんな考えますよね。それは、私は朝日新聞のことについて一切言う気はありません。
今回の部分でいえば、ポストというのが
委員長ですね、組合の。そのことでいえば、組合の
委員長がねらわれたということも相当私はあっていると思うんですね。それで、ねらった人も
お金を渡した人も、元暴力団の人がねらったとかいうことも相当明らかになっている状況にあるということ自体が、本当にチェック機能の
一つとして組合が機能しなかったんじゃないかというふうに私は思います。
私は、この国会も、野党、与党がいてこういう討論を、質問をすることによって、やはり国会
運営も厳しくチェックの
一つとして機能していく場所としてあるだろう、あってほしいということなんですけれども、
大学の中で、これは高校の事件でしたけれども、やはり組合つぶしであったということが読み取れるような銃撃事件だったというふうに思います。その意味で、組合が機能することもやはりきちっと今後の
改正の中に、だから教授会なり組合なりという、単なる
お金の問題ではなくて、あってもらいたいなと思っていることを
一つ言っておきたいと思います。
ところで、次の質問です。
質問に入る前に、こんな
言葉をちょっと読みました。
医学部に入れば猿でも医師になれるようなシステムになっていると。これは冗談半分の
言葉かなと思いますけれども、これを書いた人の文章で、こんなのがあるんですね。医師国家試験は車の運転免許のようなものだ、
合格率最下位の
帝京大学でも、先ほどおっしゃった数字とちょっと違うんですけれども、七六%は
合格していると言われていると。全く
大学の
合格の問題を含めて信頼されていない、この人は信用していなかったからこんなことを述べたんだというふうに思うんです。
その意味では、帝京大問題のこの疑惑解明が
文部科学省にとっても大変大きな、刷新をどうさせるのかという意味の重要な今回の取り組みだと思います。私も
委員の一人として、教育に携わる人
たちが金もうけに走るということがあってはならないしということを考えれば、今回の疑惑解明の中で刷新されるものは、
公認会計士の人ですか、そういう人
たちとか監事とかということの体制だけではだめだというふうに思います。
先ほど天下りの問題も、
大臣のお答えを聞きながら、これでは天下りはなくならないのではないかというふうに思ったんですね。天下りをなくするというのは、今回の、小泉さん、外務省
関係でもそこを
努力するとおっしゃっているので、そのことについての
努力は
文部科学省はなさるんでしょうか。
ここは、済みません、
大臣、先ほどの私の受けとめが違ったのかどうか、天下りに関して、ちょっとお聞かせいただきたいと思います。
〔鈴木(恒)
委員長代理退席、
委員長着席〕