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中西委員 時間がありませんので、私、細かくまた触れて、やる持ち合わせはありません。
ただ
一つ、今お答えいただいた中で二つのことを最後に言われました。多数派を占めるための
政治集団、そのための軍事資金というようなことまで言われましたけれ
ども、そのことが交付金制度で、これを設置するときに相当論議をされたと私は思うんですね。だから、あのような政党に対する交付金を配置したわけでありますから。
少なくとも、我々
政治集団は政策集団でなくちゃならぬということなんですね。その政策をそれぞれの政党が出し合って、そのことをどう
国民に、あるいは市民に理解され、支持を得るかということ、このことがやはり中心的な課題であったからこそ、あのような政党に対する交付金制度が出てきたんだろうと私は思うんです。ですから、まともにすれば、本来ならば、まだ足りないと言うんだったら、それをふやしたらいいし、あのときあのように落ちついたのはなぜかということを
考えれば、
国民の
皆さんの
意見だとか
批判だとか、そういうものを受けた中で、今とれる体制というのはこの程度なんだということです。
ですから、我々はそれより以上のことをやる場合には、少なくとも今度は、我々の内部におけるカンパなりなんなりによって、変な金じゃなくて、我々が主張し続けた個人によるカンパによって政党というものをちゃんと維持できる体制をどうつくるかという、その年限がないので、五年間待てとか何年待てとかいうことを今までずっとやってきたじゃないですか。それが今、このように長い間、先ほど申し上げたように一九八五年以来ということになれば、そのころから特にそのことが論議されてきたわけでありますから、そこをやはり忘れたのでは困るというのが私の
意見です。
と同時に、また公共事業にも触れられましたけれ
ども、特にこの公正、公平という、そして政策的にということを、特に地方から出てきておるからと言うけれ
ども、それはやはり少なくとも公平であり、公正な中身で我々が論議をする過程の中で決定づけられていくということにならないと、また政官の癒着だとか業の癒着が出てくるということになるわけでありますから、ここらはまだ言いたいことはたくさんありますけれ
ども、一応そういう、やはり基本的なところをもう少し今お答えになったことにプラスして
考えていただかないと、このことは、内部討論なりあるいは
皆さんを説得する材料がなくなるんじゃないかと私は思っています。
したがって、きょう、私、ここに立たせていただいて、こういうところで初めてこういう論議をするんですけれ
ども、そうした問題について、もう一度原点に返った論議をぜひ起こしていただいてこういう
法律を決める。本来ならもう
法律は要らないのだけれ
ども、皆が守らないものですから
一つずつ細かく
規定づけていくということになっているわけですから、これを決めるに当たって、もう一度そういう基本的なものを徹底論議をしておいていただかないと、小手先のことだけに終わってしまうのではないか。また誤る、多数で決める、こういうことになってしまうのじゃないかと思いますので、この点だけはひとつ、きょう御
出席の、全党いらっしゃいますので、御理解をいただければと思っています。
それでは、もう
一つだけ、
国民の期待にこたえるために
政治資金もすべてガラス張りにすべきであると思うんです。先ほ
どもちょっと出ましたけれ
ども、こうした問題について、
政治資金問題もこれと同一視した形で論議をされていかないとだめでありますので、この点について、
与党側のどなたでも結構ですから見解についてお答えをいただき、そして、
野党側のこの点についての見解をいただければと私は思っています。
以上です。