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前田参考人 お答え申し上げます。
今お手元に資料でお配りしていますので、縦長で、一番左上に「百貨店他」とか書いてありまして、真ん中に第一勧銀コンピューターという絵がございます。この絵をちょっとごらんいただきたいんです。
この絵で、今先生おっしゃいましたコンピューターの容量の点でございますが、それぞれの
銀行のコンピューターの容量は、今まで
事務処理をするに十分以上の大きさのコンピューター容量を持っておりまして、もちろんピーク
対応の設定になっております。それで、リレーコンピューター一というのが左側にございます。ここが第一勧銀と富士
銀行をつなぐ、一番ボリュームのでかいところをつなぐリレーコンピューターでございまして、もちろん、ここを流れる
取引量も当初の
設計以上に、倍以上に収容できるような
設計をして、こういうリレーコンピューターを開発したわけでございます。
ところが、ここの
部分に、キャパシティーは倍にしたんですけれ
ども、そこが順調に流れなかったというのが、四月一日の日の、
システム片方がとまったといいますか、相互に、自由に引き出し等ができなくなったという原因でございまして、ここは容量は既に倍以上になっておりますので、その流れ方が悪くなった
部分を修正して、現在は普通に流れているということでございます。
それから、もう一点の
口座振替は全く別のことでございまして、これは横長の「
口座振替サービスのしくみ」という絵をちょっとごらんいただきたいんですが、この右側に、今申し上げました
口座振替に絡む
部分がございまして、今先生御
指摘の
二つの
銀行、左側が
みずほ銀行でございまして、右側が
みずほコーポレート
銀行でございます。それぞれが、この真ん中に点線で
事務センターと書いてありまして、ここの
部分で
事務処理をして、最後にお客さんに返す、そういう、この三段の
部分が今回
統合に伴いまして
部分的に経路が変わった
部分でございます。
その一番上に請求データの振り分けというのがございまして、ここに、左側にSTEPSという振り分け、右側にITISという振り分けがございまして、ここでそれぞれお客さんから受けたデータを振り分けた上で、それぞれの
銀行の
システムで
処理して、さらに集計した上でお客さんに返す。これは
二つあった
銀行を
一つにしたということでございますので、当然お客様は
一つに集約されますので、お客様に集約してお返しする、こういう
体制をとったわけでございます。
そういう
意味で、上の振り分け
システムと下の改めて集計する
システムのところ、これも当然ボリュームを、倍来るのはわかっておりますのでそういう
体制でやったんですが、ここの運営が非常にうまくいかなかった。それから、この振り分けそのものが
トラブルを起こした。この
二つの要因がございまして、
口座振替に関しては大量の
遅延が
発生したということでございます。
真ん中にあります口座引き落とし
処理という、STEPS、TOP、ITIS、ここの
部分はもともと引き落としをやっている
部分でございますので、ここにデータが渡れば、そのまま今までやったとおりのことをやればいいということでございます。入り口と出口で経路を変更した、これは
銀行を
二つにしたものですから変更せざるを得ないんですが、この
部分につきまして、ふなれを含めて
トラブルが
発生して、二百五十万件の残高になって、ただいま現在十五万件、今そういうお話でございます。
ここのTOPそれからSTEPSの
処理能力は、一日に百万件くらいの
処理能力は十分ありますので、これは従来どおりやっておりましたが、入り口と出口のところを経路を変えて新しい形で集約して送る、こういう
システムにした
部分が、大変申しわけないんですが、
トラブルを起こしてお客様に迷惑をかけた、物すごくおかけした、それから、委託者の方にも迷惑をおかけしたというその原因でございます。
以上でございます。