○日
森委員 社民党の
日森文尋でございます。
私
ども社民党は、
会期の
延長に
反対を
表明いたします。
そもそも、あらかじめ決められた土俵を
与党の都合によって広げてしまう、これは言語道断の
行為と言わなければならないと思っています。
先ほど御
意見もございましたけれ
ども、そもそも、一体なぜ、今度の
国会で
会期内に
法案を
成立させることができなかったのか、その
原因について改めて検証する必要があるというふうに思っているわけです。
一つは、
鈴木宗男さんの
疑惑に示されるように、
政治と金の問題、この問題について徹底的にメスを入れなければならないはずであったのに、
総理を初め
与党の
皆さん方は、これについて十分な取り扱いを行わなかった。
そして同時に、相次ぐ官僚あるいは
政府高官の不規則な
発言、例えば
官房長官の非核三
原則見直し発言であるとか、副
官房長官の
核武装論であるとか、こうした問題がいわば国是などを無視して飛び出すに至って、十分な
審議ができないような
状況を
与党みずからがつくってしまった。
あるいはBSEの問題に対する農水省の
対応、あるいは外務省の
対応、あるいは最近明らかになった
防衛庁の
対応、これらの
対応によって
国民の
政治に対する不信がますます増長しているにもかかわらず、これに対する具体的な適切な
対処もしてこなかった。
今度の、
会期延長せざるを得ないという
与党の
主張は、みずからの失政が招いたことを
会期の
延長によって解決しようという、いわばこそくな方法と言わなければならないと思っています。その
意味で、
断固として
会期の
延長には
反対をいたしたいと思います。
同時に、きょう、午後からの本
会議で
会期延長が
審議をされるわけですが、その本
会議には、今、
国会審議がストップしている基本的な条件が一切解決をしていないということですから、
社民党は
出席をできないということを明言しておきたいと思います。