○
樋高委員 私が申し上げている情報公開という
意味は、もちろん、ただ単に主体があって外から聞かれるということに答えるという
意味だけじゃなくて、もっと積極的に外に出ていって、むしろ、教育といったら上から下へという思いになっちゃいますけれども、普及というか啓発というか誘導というかという部分が、私は、今
環境省に課せられている最も重要な責務の
一つであるというふうに申し上げているわけであります。
私も、同じように以前
委員会で
大臣に同様の、要するに
環境省の取り組みが足りないのじゃないかと言ったら、
大臣は、人数が足りないからという
答弁でありましたけれども、これは本当に言いわけにすぎないわけであります。
確かに、私もちょっと人数を調べてみましたら、
環境省は千人、それに対して経済産業省は十二倍の一万二千人、ちょっとデータは古いですけれども、農水省は四十四倍の四万四千人、国土交通省は六十九倍の六万九千人、厚生労働省は、出先の機関も含めますと、百倍の十万人抱えている。
環境省に比べれば、確かに人数はそういうことでありますけれども、でも、今現実として、その中でやはりやっていかなくちゃいけないわけであります。
以前、
大臣がちょっと懇談しているときに、企画は
環境省でやるけれども、あと実質行動したりお願いをして動いていただくのはそれぞれの役所だからというふうにちょっとぼやいておいででありましたけれども、でも、そんな中でも、やはり
環境という問題をこの二十一世紀の中においてメーンのタイトルとして、テーマとして、実際、先導しなくちゃいけないのは事実でありますから、きちっと役割、そして今置かれている中でどういうふうにしていったらいいかということをきちんとリーダーシップを発揮していただきたいというふうに強く要望させていただきたいと思います。
例えば、千人しかいなくて、実際、本当は本来
環境行政としてこういうこともやりたいし、ああいうこともやりたいのだ、行革の流れには逆行するけれども、何とか応援してくれないかということを
大臣が正直に国民に向かって言って、国民運動が起きるぐらいのことを私もやっていいと思うんですね。
もちろん、
行政改革という
一つの流れがありますから、それを納得し得るだけの
理由をきちんと説明し、それこそ先ほど申し上げました説明
責任でありますけれども、そういった部分が、積極的に外に働きかけていくと言いつつも、まだまだ行動が甘いのじゃないかということを、辛口でありますけれども、ある
意味でエールを送る
意味で私は言わせていただいているわけでありますから、
大臣、ここは腹をくくっていただいて、本年、例えば地球温暖化の問題、これもこの通常国会で批准をなし得た、国連に寄託をなさったわけであります。やはり今どんどん局面展開、
環境は変わっておりますので、しっかりとリーダーシップを発揮して、むしろ
大臣、政治生命をかけて真剣に、緊張感を持って取り組んでいただきたいというふうに思います。
次に、議員提案ではありますけれども、自然再生推進法という法律が、まだ提出はされておりませんけれども、これから提出されるであろうということが予測されております。これは、もちろん閣法ではなくて衆法でありますけれども、実際これが、法律案が仮に成立した場合には、運用するのは
環境省、所管するのは
環境省の
責任でありますから、現時点での、また、提案者ではありませんけれども、その後
責任を持って運用する
立場としての
答弁をきちんとお願いしたい。それは、その
答弁次第によっては、本当に自由党の賛否が変わるぐらいの重要な思いでお伺いしますので、
責任を持ってお答えをいただきたいと思います。
まず、そもそも、論点の
一つとして、自然を破壊してきたということに対する反省点がないのじゃないかという
指摘があります。まず反省が必要なんじゃないかということを
考えたときに、自然再生の前に、まず自然破壊防止の方の法律が必要なんじゃないか。自然破防法とでも言うんでしょうか、その方が必要ではないかということに対して、いかがお
考えでありますか。