○近藤(昭)委員 二十一から二十七にふえた、そういう中で、
絶滅しかけている動物、
鳥獣に対しての
保護という側面も、少しというか、出てきているということであります。
ただ、私は大変に心配をしているのでありますけれども、私も二週間ほど前に、森林の
保全、どちらかというと災害
防止という部分でありますが、森林になかなか手が入っていない、この森林を守っていこう、防災の部分あるいは
環境を守っていくという部分でということで、森林の視察に行きました。そして現地で、森を育てるに当たって
シカ等が芽を食べてしまう、大変に困っているという
お話をもちろん
伺いました。
そういう
意味で、そういった山といいましょうか森を育てていらっしゃる
皆さんにとって大変に、
鳥獣というか
シカ等が若芽を食べてしまう、お困りではあるんですけれども、ただ、私は前回の
質問のときにもいろいろとお
伺いをさせていただきまして、また、今お答えの中にもありました。
つまり、動物が、山の深いところで食べるものが、
えさがなくなってきた。大変に開発が進んでという、自然の体系というか自然が変わってきた。そういう中で、どうしても
えさを求めておりてくる。そういうけもの、
鳥獣に対して、きちっと食料が食べやすいという
状況もつくっているということを今ちょっと御
答弁の中にもありましたが、ただ私は、やはり一番大きな根本の問題としては、だからといって数を減らしたり
駆除したり、あるいは、もちろん食べ物を準備するということも大事なんですが、大きな
意味で、先ほど牧委員の
質問の中にもありましたが、
生態系全体ということで見直していく、ましてや、
環境省が所管をする
法律であるわけですから、もっと
環境全体という部分で大きな視点を持っていく必要があると思うんです。
ところで、前回も
質問させていただきました。自治体が
特定鳥獣保護管理計画をつくっていくわけでありますが、先ほど
大臣の
答弁の中にも、これからいろいろ対策をしていくにしても、まだまだ
データが不足だということであるという御
答弁もあったわけですが、どうですか、前回もお聞きしたんですけれども、こういったものをきちっと対応していく、今私が
質問させていただいた
鳥獣保護管理計画についても、もともとの計画をきちっとつくるということ、そしてまたその計画が適正かどうかということをチェックしていくということ等々を総合的に
考えると、こういった方面の
専門家の方が大変に重要だと思うんです。
済みません、ちょっとこれは
質問通告をさせていただいていないんですけれども、三年前に
質問させていただきましたときに、国としては各自治体がきちんと対応できるようにそういった
専門家を育成していくんだ、それについて国がバックアップをしていく、大体年に一人ぐらい、多くても二人ぐらいという
専門家の育成の研修をしていくんだ、各
都道府県でありますが、その後どうなったでしょうか。きちっと進んでいるのかどうかというようなことをお
伺いしたいと思います。