○大出
委員 この問題、まず最初に、来たときの最初の瞬間の
対応の仕方でも、
北朝鮮は、日本というのはあんなものなんだ、こうなるわけでしょうからね。これは、今までずっと
外務省がこういうやり方をしてきたことが、ひょっとすると
拉致疑惑みたいなものが解決しない原因かもしれないので、本当は反省してもらわないと困るんですね。これからはそうではない、やはり外交であり、
安全保障の問題等の解決の仕方をしないといけないのではないかと思っております。(発言する者あり)
これ以上の具体的な資料がございませんから、同僚がもっとやれと言っておりますが、この問題はここでやめにします。
続きまして、この
事件に関連して質問します。
まず最初に、金正男さんが来たというときには、どこかから事前情報が入っているわけですね。事前情報についてその当時も問題になりまして、当然質問が出るわけですね。
それで、昨年の五月の四日に、先ほど言った法務省の入国管理局の寺脇一峰総務課長は当然聞かれるわけですよ。どうして知ったんだと。事前情報はあったのかと聞いたところ、当然、そんなものはない、こう言うんですね。存在を否定しているんです。
しかし、五月十八日の衆議院の法務
委員会では、中尾巧入管
局長は、アジア系外国人が偽造旅券で入国するという
程度の情報は入手していた、こう答えているわけですよ。当然、そう答えたら、それは金正男に関する情報かと聞きたくなるわけですね。そのとおり、金正男に関する情報かと聞いたんですが、それはそうではないと。要するに、先ほど言った
北朝鮮系のだれかだというような
意味でしょうね。
そうすると、どこから情報がもたらされたのかということが気になるわけです。法務省なんかの幹部の方に聞きますと、当時は、はっきりさせることはできない、こう言っているんです。なぜかというと、二度と情報が入らなくなるからだと。いろいろな情報だ、
一つではないんだ、いろいろな情報を総合した、こういう答え方をしているんです。
北朝鮮の要人に関する情報というのは、各国いろいろな機関が収集しているわけですよ。例えば、英国のMI6、情報局秘密情報部ですか、米国は当然CIA、中央情報局、韓国のNIS、国家情報院などあるわけですね。
要するに、私も代表質問のときに、ITを軽視した結果だということで、情報軽視はいかぬという話を質問しているわけです。
そんなところで、今回、
防衛情報通信基盤管理運営室というのを新設します。それもありますので、まず
防衛庁は、情報をどこでどのように収集して、例えば今言った
北朝鮮の要人に関する情報というようなものもどこでどのように収集して、詳しくはおっしゃれないと思いますが、そしてまた、そのような情報について、この
防衛情報通信基盤管理運営室という長い名前の新設する機関はどのようなことをするのかを
防衛庁にお伺いします。