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小沢一郎君 きょうで
小泉総理に五回目のクエスチョンでございます。今まで四回、
総理が口を開くたびにおっしゃっております構造
改革の内容、中身はどういうものなのか、そしてその構造
改革することによってどういう
日本の社会をつくり上げようとしているのか、その
総理のビジョンを含めてお尋ねしてまいりましたけれども、
総理からは言葉の端をとらえられましてなかなか質問の趣旨をすりかえた
答弁しかいただかなかったと思います。
きょうも、実はもう一回、五回繰り返そうと思ったんですけれども、また同じような
答弁では仕方ありませんので、全く違うことをお伺いしたいと思います。多分きょうで最後のクエスチョンだと思いますので、ぜひ
総理の素直な率直な見解を聞かせていただきたいと思います。
アメリカに対する同時多発テロ、それに引き続くアフガニスタンでの戦争、これに対して
総理、
政府は自衛隊を派遣して戦争に参加することをしているわけでありますけれども、きょうは別に戦争に参加したその是非について議論するつもりはないんですけれども、このテロと戦争については、これはイスラム教的なものとキリスト教的なものと、いわゆる文明と文明の対立だ、衝突だと、そういう見方があります。その意味では、私はパレスチナのエンドレスの紛争も一脈通ずるものがあるように思います。
そういうことを踏まえまして、含めて、
総理がこの点についてどういうような認識、所見を持っているかお伺いしたいんですが、実はこんなことをお聞きしますのも、この二十一世紀の新しい地球の全体の問題を考えますと、この文明、文化の違い、物の
考え方の違いというのが非常に大きな私は要素になると思います。
その中で、
日本、
日本人というのは、私なりに言わせますと、非常に、文明といいますか文化の調和、融合といいますか、そういう能力にたけている民族じゃないかなという気がいたしまして、そんな観点から、私は、世界的に
日本の果たす役割というのは非常に大きな、
政治的にも、もちろん
経済的にも、今後役割を果たせるんじゃないかなと、そういう
考え方を持っておりますので、そういう意味で、いずれにしても今日の絶え間ない、そしてずっとエンドレスのいろんな世界じゅう続いております紛争、特にテロ、アフガニスタンの紛争について、その原因等、
総理の見解をお聞かせいただきたいと思います。