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松岡滿壽男君 せんだって私、たった二分の質問時間でこの問題、
テロ問題についての質疑をいたしました。その後、たった二分なのという話になりました。
委員長に、ひどいじゃないですかという話をしましたら、いや本当はあなた
たちは一分だと、一分じゃちょっと気の毒だから二分にしたという話でありますが、どうも私は今、国会運営がこの緊急のときに硬直化し過ぎていると、いろんな面で。過去の取り組みにこだわり過ぎている。
例えば、私ども、今、無所属の会は六人います。それで、自由党が八人、そして社民党が八人ですね。そうすると、十人以上でないと、取り決めがあって、議院運営
委員会にも出れないし、
予算委員会の質疑をやるにもその理事懇にすら出席できないという縛りがあります。これは何年に決めたことと思いますか。今から四十数年前に決めているんですよ、議運の決定事項。
それから、
総理はきのう、大橋巨泉さんとのやりとりで、本会議が非常に形骸化している、
答弁がどうだと。
総理は、いや三十問も一度に質問されたら、それはおれは答えられぬよ、一問一答ならいいんだと。ところが、この「参議院先例録」、この中ではっきり、「質疑事項が数項にわたる場合であっても、一問一答をしないで質疑者が質疑事項の全部を述べるのを例とする。」と、こういう取り決めなんですよ。
そこで、
総理にお尋ねしたいんですけれども、やはり聖域なき構造改革、国会の改革を少ししないと、どうも永田町の
常識は国民から見たらちょっとわかりにくい部分がある。こういうことの反省を何十年も前の、例えばさっき言いましたやつは五三年に決めた議運の決定事項だと、十人の会派というのが。それは、五三年というのは私は昭和五十三年と思ったら一九五三年ですよ、昭和二十八年に決めた。今から四十八年前に決めたことですよ。こういうことにこだわっておって、これだけ大きく変化している世の中に国会が対応できているんでしょうか。
これは自民党総裁としての小泉さんに、そろそろ国会改革もしたらどうだという点からひとつお答えをいただきたいと思います。