○岩本荘太君 関係がないということであれば、それは農水省の
見解でしょうから私は何も申し上げませんけれ
ども、実際として、実態としてそれに連動して下がってきていることは下がってきているわけですよね。
それで、米価を決める
生産者なり
流通業者、これは全部農林省の所管の範囲内のものですので、それは私は、それはそちらの人がやっているから関係ないですよということは、ちょっと私は食糧庁として寂しいなという気がいたします。それはそれでいいんですが。
したがって、今申し上げましたように
自主流通米の
価格というのも下がっているわけでございまして、ずっと下がっている。去年ちょっととまったですかね。去年とまっているといっても、たしか六回の入札結果だと、私がいただいたのはですね。ですから最終的なことは知りません。
〔理事田中直紀君退席、
委員長着席〕
しかし、ことしの
価格も恐らく下がるんじゃないか。下げどまってくればこれはありがたいですよ、だけれ
ども、下がるんじゃないかなというような不安を
生産者は持っているわけでございまして、そうしますと、一時期、先ほど
お話に出ました凶作の時期ですか、あの直後に高値で一俵たしか二万四千円程度まで上がったと思うんですが、それが今一万六千円とずっと下がってきて、あのときには予想もしないぐらいの今の
価格ですよね。
そうすると、まあこれ極論かもしらぬけれ
ども、そのまま国際
価格まで下がっちゃうんじゃないかなという不安、極論すればですね。そんなことは現実にあり得ないと思いますが、そういうような不安も出てくるわけです。そんな中で、これから
農業をどうやって続けていこうかという不安が物すごく大きいんですね。
片や
生産調整をやっておられる。
生産調整というのは、
価格の安定というのは、こういう
需給調整をするということは
価格の安定を図るということが
一つの大きな目的なわけですよね。それに対して、どんどんどんどん下がっていっちゃう。これは農家が不安を持たない方が不思議なんですよ。
そういうことに対して、私は実は、農林省は、どの辺で下げどまるつもりなのか、下げどめようとしているのかという
質問をしようと思ったら、それは無理ですと、きのうレクチャーのとき、そういう
お話でしたので、それはやっぱり、こういうことが出るとそれがまた
価格に影響するだろうから、いろんな面で影響するだろうからあえて私はそれは
質問いたしませんが、
質問しないからといって農家の不安が解消されるわけではない。この不安な気持ちに対しては、やっぱり農林省としてはしっかりとこたえていただかなけりゃいけないなというような気がいたします。
そこで、
質問の
趣旨は同じなんですけれ
ども、農水省としてはこの下落していく実態というのをどのように把握されているのか。もう
一つ、
大臣なら、
大臣がもし農家にお会いになって、農家がこの不安を述べられたら、どういうようにわかりやすく語りかけられますかということにかえて、ちょっとお答えをいただきたいと思っております。