○渡辺秀央君 ちょうど三時間今まで審議をいたしましたが、大体問題点はもうこういう
法律ですとほぼ出尽くしているように思います。しかし、私としてもなるべく重複しないような角度から許された時間内で端的に御質問し、簡潔にまたお答えをいただければと思うわけであります。
インターネットは高度
情報通信ネットワークの急速な
普及で進んでいるわけですが、
総務省の調査によると、三四%にもその
普及率は達している。言うなら三分の一ですわな。大変な
普及率だと思うんです。なおまだこれからもふえていくということだと思うんですね。これだけ多数の国民が
インターネットを利用して多大な利便をもたらしている状況で、その一方では
インターネット上の、まさに今までいろいろ懸念された議論の中にあるように、違法な
情報、有害な
情報が蔓延している事実もある。実際に見るにたえないようなものも含めて問題のある
情報は
流通しているわけですが、こうした
情報は青少年も含めて多数の人の目に触れるものであって、早急に適切な
措置を講ずる必要ということでこの
法案が恐らく
考えられた。
先ほど来の議論を三時間聞いておりましても、まあ
法律というのは百点満点はあるわけないことはよくわかりますが、特に途上の、発展途上、
普及途上、発達途上の中での
法律はなかなか大変なことだと、これもよくわかりますし、あるいは
大臣や副
大臣一生懸命御答弁されている。また、こちらの方も、同僚議員もいろいろ問題点を
指摘する、なかなかこれはすっきりしたことにはならぬということもよくわかります。わかりますが、しかしこの
インターネットなどの高度
情報通信ネットワークにおける
情報の適正な
流通に向けて、さらに今後、これで終わりということじゃなくて、いろいろ工夫もし、これから幾つかの質問が時間内にできればと思いますが、この
法律を補強もせにゃいかぬ面も出てくるでしょう。
それらを
考えて、
大臣、今後どういうふうに取り組んでいくべきかというような、今後の発達状況にもよるでしょうが、また新しい
技術があるいは
普及してくるかもわかりません。しかし、そういうこともなかなか予測しがたいことでありましょうが、
大臣の
考え、今の
段階でどういうふうに
情報の適正な流れに向けての取り組むべき基本的な姿勢とでもいうべきものがもしおありでしたら、簡潔にお答えいただければと思います。