○石井一二君 自由連合の石井一二でございますが、会派二院クラブ・自由連合を代表して質問をいたします。
四分しかございませんので、
最初に三点ばかり簡潔に質問をいたします。
まず、
KSDよりの入金がたくさんあったということはいろいろ報じられておりますけれども、これらが経理的に適正に処理されているのかどうか、そういう面で私は
一つの質問をいたします。
すなわち、党費が五億数千万円、先ほど来出ております、九七年、九八年度。それで、
自民党の党費というものは、二五%が
党員の所属の都道府県に基づいてその県連に返ります。それから、その次が紹介者の支部に入ります。あなたの場合は
参議院東京都第三十九総支部。こういう中でキックバックされた還付金を適正に処理されておるかどうか、それについてどのような御認識があるかということがまず第一点。
第二点は、今申した一部還付金と、九六年十月にあなたが受け取られたと言われており、あなたは今ここでの
証言を拒否されております五千万円ですが、こういったお金が私腹を肥やすために、私財を増幅するために使われておるのではないかという気がしてならないわけであります。
例えば、私はここに朝日
新聞の
記事を持っておりますが、無担保無保証で三千万円借りて、一億数千万する別荘をあなたは熱海にお建てになって、またその後一部増築をされたと。こういった中で、これらのお金がそれに充てられておるのではないかという気がしてならないわけでございます。この件について御所見を賜りたい。特に、十年間の償還期限というものがございます。建築費だけで八千二百十万円でございます。こういったことについて簡略な御答弁を後で
お願いしたい。
最後は、この建築に関して脱法行為、脱税行為があるのではないかという気がしてならないわけでございます。
例えば、相続税法第七条、路線価格と実勢価格の差というものは課税対象になりますけれども、この
新聞にも出ておりますが、路線価格であなたはお買いになっておって、実勢価格の半分だと言われております。その差だけで三千万円という数字もここに書かれておるわけでありますが、このような脱税行為があったのではないかということが
一つでございます。
それからその次に、売却側との間にいわゆるB勘定、譲渡所得課税が適正だったかどうかという問題も私は明らかにされるべきであると
思います。
最後に、いわゆるマイホーム課税の特例というのがございます。正確には住宅取得等特別控除ということでございますが、これは別荘だったら受けられないんですが、あなたの場合はそこに人を、家族以外の人を住まわすことによってその恩典を受けておられるというような
報道もございますが、これらについてまず
お答えをいただきたいと
思います。