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久野恒一君 確かに、今の
時代というのは、自分で子供を産んでおいて育て方を知らなくて、子供さんを、赤ん坊を床にたたきつけて殺しちゃったとか、おっことしたとかなんとか言っていますけれども、実際にそういう事犯もありますし、お母さんがパチンコをやっていて、子供を車の中に残して、本当に車の中で高熱でもって死んじゃう子供もおります。そういう母親として最も信じられないようなことをやっておるのが実情でございますので、子供さんの人権というものをどうぞ大事に
考えてやってほしいと思います。
法
整備にはございませんけれども、この新聞報道によりますと、同じ新聞で、このお医者さんにも
責任がある、禁じられているものをやってしまったわけですから。だから、それに対して今のところ法
整備はございません。が、しかし、ある
程度やっぱりペナルティーはあってもいいんじゃないかなとは思うんですけれども、今のところそういうものはございませんので、あえて
質問はいたしませんけれども、やはりこの人は待っていたら何も変わらないということでもって、小泉総理みたいにどんどんどんどんやっていっちゃう。これでもっていいのかどうかわかりませんけれども、とにかくこれを正当化、自分がやったからその行為を正当化しようとして一生懸命そう言っているんだろうと思いますけれども、やっぱり法治国ですから、日本は。
そういう
意味では、ぜひ何かしらのそういうペナルティーというものを設けていただければなと。禁止行為に対して、それを破った者に対してはある
程度、でないとクローン人間だって何だって禁止してもどんどんやってくる人間が、研究者が出てくると思いますよ。そういう
意味では、大変な問題にまで発展していくんじゃないかなというふうに私、感じたもので、
質問をさせていただいたわけでございます。
ただいま
大臣からも教えていただいたように、これからも子供の人権というものを大事にしていくという
お答えでございました。
次に、人権擁護
推進審議会の問題について触れさせていただきたいと思います。
先日、
大臣は、
法務省が取り組むべき重要
課題の
一つとして人権擁護行政の
充実強化というものについて述べられました。その中で、
人権救済制度の
あり方について協議、審査しているということでございますが、人権擁護
推進審議会の答申が今月下旬、二十五日、あしたあたり出るんだろうと思いますけれども、これが出ましたら、
大臣が述べられたように、人権の世紀と言われる二十一世紀において人権擁護行政の実施強化を図っていくことは極めて重要であると私自身も
考えております。
人権問題に関する最近のあれでは、ハンセン氏病がきのう総理が上告せずということでもって決着がついたようでございますが、これまたいろんな問題が噴出してくるのではなかろうかなというふうに私は
考えてはおりますけれども、いずれにいたしましても、これはこれとして総理が決めた問題でございますから、我々もともにこれからの人種差別というものに対して
考えていかなければならない問題が多々あろうかと思います。
また、マスメディアですね、報道や取材によって
犯罪被害者の方々がこうむっているプライバシーの侵害等、今後解決すべき重要な
課題として
考えてみますと、私は、こうした人権侵害の被害に適切に対応するために実効性ある
人権救済制度というものを
整備することが国の責務だと思っております。その
意味では、人権擁護
推進審議会において提言されている新しい人権救済機関の創設に私は大変
期待を持っておるわけでございまして、そこで重要な点となりますのが人権救済機関の組織の
あり方でございます。
人権救済機関が中立公正な
立場で救済を行うことができる
体制を整えてほしいなというふうに思うわけでございまして、人権救済機関の
整備に当たっては
政府から独立性が不可欠であることを
考えますけれども、この点について
法務大臣としてはどういうお
考えをお持ちなのか、
お尋ね申し上げます。