○宮本岳志君 私は、改めてこれを詳しく知りたいと思って、その
申請の基準というか交付要綱というやつをいただいたんですね。なるほど、おっしゃるとおり地域LANをつくらなければならない、こうなっております。
ただ、
総務省もおっしゃるとおり自治体の人気が高い、あちらもこちらも
申請してくる、去年は百六十億もあったと。ことしは二十一億なんですね。やっぱり額に限りがあるわけです。
光ファイバーを引きますよというところとそうでないところが出てくれば、当然
光ファイバーの敷設と組み合わせた事業の方が優先されるというのは、これはもう常識的な話だと思います。こういう形で、私はやっぱりどうも
光ファイバーまずありきという形になっているのではないかと思うんですね。
きょうは、都留市でもらってきたこの地域イントラネットの資料も資料の四に皆さんにおつけしてあります。このぐるっと円形に各センターや小学校を結んでいるのはこれは百メガという
光ファイバーケーブルなんですよ、このぐるっと円形に結んでいるのは。しかし、この地域イントラネットは
インターネットとどこでつながっているかと、都留文科大学一カ所なんです。ちゃんと書いてあると思います、一・五メガbpsと。外とは一・五メガでしか結ばれていないんですが、中はこれは百メガで結ばれているわけですね。
外と一・五メガですからタイトでないですかと、例えばさっき申し上げたような公衆の場で
インターネットにたくさんのコンピューターが同時にアクセスする、そういうときに何か不都合ないですかと言ったら、いやいや別にどうという不都合ないですよという
お話でありました。そうなると、果たしてこのイントラネットを百メガという
光ファイバーでつくらなければならないのだろうかと。ほかのところはもっと大きな回線でやっているところもあると聞きました。まだこれ百メガというのは控え目な方で、もっとすごい回線を使っているところもいっぱいありますということで聞きましたよ。
私、やっぱり
一つ一つの事業が本当に必要なもの、必要でないものというのを見きわめる必要があると思いますし、この事業は私むだだとは言いませんよ、先ほど申し上げたように非常によく頑張っていただいている面があります。ただ、枠ができちゃっているわけですよ、この採択の基準というのが。そして、そういうものを
利用した方がとりやすくなるようになっているから、どうしてもこの
総務省が示している枠に合わせていく形で、やっぱりこの
光ファイバー一辺倒といいますか優先という形になるわけなんですね。
それで、私、こういう事業をやった財政的な状況も現地で聞いてまいりました。驚いたのは、この事業で地元の都留市も山梨県も自前の財源はほとんど使っていないというふうに
説明を受けたことです。これは地方債の起債のシステムに理由があると思うんですけれども、このような補助事業を自治体が政府の経済対策として行った場合の取り扱いについて、ひとつ
総務省自治財政局からどのような財政措置になっているか。