○副
大臣(桝屋
敬悟君)
委員の話が大分あちらこちらへ飛ぶものですから答弁する方も大変でありまして、先ほどから
委員は、今の一号被
保険者あるいは
基礎年金の未納、未加入、あるいは免除者も含めて大変に
保険料を支払われない方が多い、この実態をどうするのかと。三割という話もいただきましたけれども。
今、
大臣の方から
お答えを申し上げたのは、学生をたまたま例に
大臣は引かれましたけれども、
一つは加入促進ということで
保険証を、これは以前はやっておりませんでしたけれども、全部お送りするということで加入促進を図ってきたわけでありまして、逆にそうしますと、今度はその方がなかなか
年金の位置づけといいますか
年金の意義を十分御認識ない方もいらっしゃるわけでありまして、あるいはその中には支払いが苦しいということもあるんでしょう、ということで
未納者がふえてきた。先ほど、随分前に比べるとふえたではないかという御指摘をいただいたわけでありますが、そこはそういう背景もあるんだということを
大臣は
お答え申し上げたわけであります。
それに対して、
委員の方からは、学生というと三号被
保険者、サラリーマンの妻の問題もあるではないか、これはどうだと、こういうふうにまた御指摘をいただいたわけでありますが、これも違う論点では、確かに
女性の
年金という問題では私はこれは
議論をしなきゃならぬテーマだというふうに思っておりますが、ただ学生の
国民年金と今のサラリーマンの妻の問題は、これはまた
議論を始めると長くなりますが、違う観点があるんだろうというふうに思っております。
いずれにしても、
大臣も申し上げましたけれども、
基礎年金、三〇%と見るか五%と見るか、
委員は先ほどから
基礎年金という言い方をされて免除者も含めて三〇パーと言われるわけで、これは私なんかが見たり横で聞いておりまして、これが議事録になり多くの
国民の皆さんに伝わると、
基礎年金の三〇%の方が払っていない、
負担をしていないというふうに
理解をされると、これは逆に言うと、正直そうではありませんよと、
基礎年金全体というこの枠組みがあるわけでありますから、その中で冷静に
考えてみると五%ということもこれまた事実であります。
一つは、
大臣も先ほどから言っておりますのは、やはり
年金に対する信頼感、特に若い方の信頼感について、私ども、
厚生労働省として今日まで余り本気で取り組んでこなかったということもこれは真摯に反省をしなきゃならぬというふうに思っておりまして、先ほど、
保険証を送り届けるというようなことだけでなくて、もっと省を挙げてPRに努めなければならぬ。やはり
年金は何といいましても不確実な、そして遠い将来の老後を本当に確実に保障できる我が国の唯一の私は合理的な
システムである、仕組みであるということをもっと声を大に
国民の皆さんに御
理解いただくように我々は頑張らなきゃならぬと。これは、
委員の御指摘を踏まえて本当に反省をしなきゃならぬことだろうというふうには思っております。
恐らく
大臣はそんな気持ちで答弁をさせていただいたと
思います。