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国務大臣(
川口順子君)
環境が、特に地球
環境問題ということで国際的に取り組まれるようになっている部分が非常に大きいわけでございまして、その中で国際機関の果たす
役割は大変に大きいと思います。
私も
委員と全く同じ意見でございまして、国際機関にもっと
日本人が出ていって
環境問題に
対応していくということがいいことだと思っております。やはり国際機関で、これから
環境問題についてさまざまなことをますます国際機関がやる部分がふえるということになりますと、そこの上の方に人がいない、
日本人がいませんと、
日本の
政策と整合性を持った、あるいは
日本の
考え方が国際機関に反映されるような動きができないということでございますし、国際機関で上の方に行けるということは、若いときに国際機関での仕事の仕方を経験してやっていくということが非常に重要だと思っております。
環境省といたしましても、国際機関に、
日本人全体ということでもそうでございますし、
環境省の職員の派遣ということには非常に熱心には取り組んでおりまして、十年前には九名でございましたけれ
ども現在は十七名にふえておりまして、もっとふやすことができたらと
委員思っていらっしゃると思いますけれ
ども、私
どもとしてはその方向で一生懸命に
努力を現在しているところでございます。
それから、在外公館へ
環境省から出ているという数が、増加はいたしておりますけれ
どもやはり少ないということだと思います。十年前に比べると、現在七名でございますので四名増加をしたということですが、一番高いレベルにいる人が一等書記官ということでございますので、これですと相手の政府の上の方の
人たちと会って
議論をしていくということにはどうしても制約が生じてしまうということだと思います。
国家公務員の定員管理というのが全体として今非常に厳しゅうございまして、今後とも今までのペース以上に、できましたら在外公館への出向者数を拡大したいというふうに思っておりますけれ
ども、こうやって外に出せる人がふえてきたということは、
環境省のためにいろいろ御尽力をいただいた
清水前
大臣を初め、いろいろな方の御尽力のたまものであると思っておりますが、それを私としてもできるだけその方向で拡充をすることを
努力をしていきたいというふうに思っております。
それから、女性でございますけれ
ども、やはりある程度各省の中で
局長ですとか課長ですとか女性がそういうポストについている中で、
環境省は歴史がまだ浅いということがございまして、まだそういうことになっていないというのが私としても非常に残念なことだと思っております。
私は、
環境省に来まして、これは
清水前
大臣もなさったのかもしれませんけれ
ども、女性の
人たちとお昼を食べながら話をするという場を持ちまして、そこでいろいろ
お話を伺ったり元気づけたりということもやらせていただいておりますけれ
ども、もう少し、これはほかの省でも女性の上の方のポストについているということでもありますし、
環境の
分野は国際的にも女性が活躍をしているということが多い
分野でございますから、私としてもできるだけ早く適材適所で女性に上に上がってもらいたいというふうに思っております。
ことしの人が四月一日から入ってまいります。新人が入ってまいりますけれ
ども、ここにも女性は、ちょっと今数字をはっきり覚えておりませんが何人かはおりますので、少し時を重ねますと将来的には非常に頼もしい女性
たちが
環境省の
政策に力を発揮しているということになるのではないかと思っております。
ぜひ御支援をお願い申し上げます。