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2001-05-17 第151回国会 参議院 外交防衛委員会 第10号
公式Web版
会議録情報
0
平成十三年五月十七日(木曜日) 午前十時開会 ─────────────
委員
の
異動
四月十七日
辞任
補欠選任
脇
雅史
君
山本
一太
君
千葉
景子
君
齋藤
勁君
長谷川
清君
吉田
之久君
風間
昶君
高野
博師
君 五月九日
辞任
補欠選任
宮崎
秀樹
君
北岡
秀二
君 ─────────────
出席者
は左のとおり。
委員長
服部三男雄
君 理 事
佐藤
昭郎君 鈴木 正孝君 海野 徹君 益田 洋介君
小泉
親司君 委 員
須藤良太郎
君 森山 裕君 矢野 哲朗君 依田 智治君 今井 澄君
広中和歌子
君
高野
博師
君 吉岡
吉典
君 田 英夫君 田村 秀昭君
佐藤
道夫君
国務大臣
外務大臣
田中眞紀子
君
国務大臣
(
防衛庁長官
)
中谷
元君 副
大臣
防衛庁
副
長官
萩山
教嚴君
外務
副
大臣
杉浦
正健君
大臣政務官
防衛庁長官政務
官
嘉数
知賢
君
防衛庁長官政務
官
平沢
勝栄
君
外務大臣政務官
丸谷
佳織
君
外務大臣政務官
小島
敏男
君
外務大臣政務官
山口
泰明
君
事務局側
常任委員会専門
員 櫻川 明巧君 ───────────── 本日の
会議
に付した
案件
○
外交
、
防衛等
に関する
調査
(
外交
の
基本方針
に関する件) (国の
防衛
の
基本方針
に関する件) ─────────────
服部三男雄
1
○
委員長
(
服部三男雄
君) ただいまから
外交防衛委員会
を開会いたします。
委員
の
異動
について御
報告
いたします。 去る四月十七日、
風間昶
君、
脇雅史
君、
長谷川清
君及び
千葉景子
君が
委員
を
辞任
され、その
補欠
として
高野博師
君、
山本一太
君、
吉田
之久君及び
齋藤勁君
が選任されました。 また、去る九日、
宮崎秀樹
君が
委員
を
辞任
され、その
補欠
として
北岡秀二
君が選任されました。 ─────────────
服部三男雄
2
○
委員長
(
服部三男雄
君) この際、
国務大臣
、副
大臣
、副
長官
、
大臣政務官
及び
長官政務官
から
発言
を求められておりますので、順次これを許します。
田中外務大臣
。
田中眞紀子
3
○
国務大臣
(
田中眞紀子
君) おはようございます。 今般、
外務大臣
に
就任
いたしました
田中眞紀子
でございます。
服部委員長
を初め
委員
の
皆様
にご
あいさつ
をさせていただきたく存じます。 私は、
改革断行内閣
として発足した
小泉政権
の
外務大臣
として、
外交
の
分野
においても
改革
を断行し、
日本外交
に対する
信頼
を取り戻すため、
全身全霊
を挙げて取り組んでまいります。そのためには
外務省
の
自己改革
が必要であり、先般の
機能改革会議
の
報告
を踏まえ、みずから
具体的改革案
の作成にかかわり、自分の
責任
において発表いたします。
国民
の
目線
に立って、しっかりと
国益
に基づいた
外交政策
を展開するためには、本
委員会
の御
議論
は極めて重要と考えております。
委員各位
の御
指導
と御
鞭撻
をよろしくお願いいたします。 以上です。
服部三男雄
4
○
委員長
(
服部三男雄
君)
中谷防衛庁長官
。
中谷元
5
○
国務大臣
(
中谷元
君)
防衛庁長官
に
就任
いたしました
中谷元
でございます。
外交防衛委員
の
皆様方
には、日ごろから国の
安全保障
、
防衛政策
につきまして御
議論
をいただきまして、まことにありがとうございます。
防衛庁
・
自衛隊
は、
我が国
の平和と
独立
を守るため不断の
努力
を続けておりますが、私は、これまでに培ってきた
知識
と
経験
を生かしまして、
我が国
の
防衛
に万全を期するとともに、
国際貢献
を通じて
我が国
が
世界
から尊敬される
国家
となるよう、また
災害
などの
緊急事態
に際して
自衛隊
が一層機敏に行動することにより、
国民
からさらに
信頼
され、温かい
自衛隊
と呼ばれるように努めてまいります。
全力
を挙げて
職務
に邁進する
所存
でありますので、
服部委員長
を初め
委員
の
皆様方
からますますの御
指導
、御
鞭撻
を賜りますようによろしくお願い申し上げます。
服部三男雄
6
○
委員長
(
服部三男雄
君)
杉浦外務
副
大臣
。
杉浦正健
7
○副
大臣
(
杉浦正健
君) 皆さんおはようございます。
外務
副
大臣
に
就任
いたしました
杉浦正健
でございます。 大変長い御縁でございます
服部委員長
を初め
委員
の
各位
に謹んでご
あいさつ
を申し上げる次第であります。
田中大臣
が申し上げましたとおり、
改革断行内閣
として発足いたしました
小泉内閣
にとりまして、
外務省
の
改革
は重大な
課題
の一つでございます。私といたしましても、
大臣
に
協力
いたしまして
外務省
の
改革
に
全力
を挙げて取り組んでまいります。
種々
の
外交案件
が山積する中、私は
田中外務大臣
を補佐し、
外務
副
大臣
としての
職務
を全うするため、
全身全霊
で取り組んでまいります。 副
大臣
の中では私が特に本
委員会
を担当することとなっております。
委員長
を初め本
委員会
の
皆様
の御
指導
と御
協力
を賜りますよう心からお願い申し上げまして、ご
あいさつ
といたします。ありがとうございました。
服部三男雄
8
○
委員長
(
服部三男雄
君)
萩山防衛庁
副
長官
。
萩山教嚴
9
○副
長官
(
萩山教嚴君
)
防衛庁
副
長官
に
就任
いたしました
萩山教嚴
でございます。
我が国
の平和と
独立
を守るという崇高な
任務
をいただいたことに対して光栄に思うと同時に、その使命と
責任
の重大さを痛感いたしております。また、かかる大任を引き受けましたからには、
嘉数
、
平沢
両
政務官
ともども
中谷長官
を補佐し、
我が国
の
防衛
に遺漏なきを期してまいりたいと存じます。
服部委員長
を初め
委員
の
皆様
には、今後とも御
指導
、御
鞭撻
をよろしくお願いいたしまして、ご
あいさつ
といたします。ありがとうございました。
服部三男雄
10
○
委員長
(
服部三男雄
君)
丸谷外務大臣政務官
。
丸谷佳織
11
○
大臣政務官
(
丸谷佳織
君) おはようございます。 今般、
外務大臣政務官
に再任をいたしました
丸谷佳織
と申します。 この場をおかりしまして、
服部委員長
を初め
委員
の
皆様
に一言ご
あいさつ
を申し上げます。 これまで、
担当地域
であります
中東和平
の問題あるいは環境問題に取り組ませていただきましたが、今後も
田中大臣指導
の
もと
、これらの問題につき
全力
で取り組ませていただきますので、
服部委員長
を初め
委員
の
皆様
の御
指導
と御
協力
を心よりお願い申し上げます。
服部三男雄
12
○
委員長
(
服部三男雄
君)
小島外務大臣政務官
。
小島敏男
13
○
大臣政務官
(
小島敏男
君)
参議院外交防衛委員会
の
委員
の
皆様
、おはようございます。 今、御紹介をいただきました
小島敏男
です。今般、
外務大臣政務官
に
就任
をいたしました。
服部委員長
を初め
委員各位
にご
あいさつ
をさせていただきます。
我が国
が二十一世紀の
国際社会
において安全と
繁栄
を
確保
していく上でも、
国際社会
が抱える諸問題を克服してよりよい
世界
の
実現
を目指す必要がございます。そのためには、
我が国
としても持てる力を活用して、
国際社会
をリードしていかなければなりません。
我が国
がこうした
役割
を果たすために、
田中外務大臣
の
もと
、
外務大臣政務官
として
職務
を全うし、
最大限努力
していく
覚悟
であります。よろしくどうぞお願いいたします。
服部三男雄
14
○
委員長
(
服部三男雄
君)
山口外務大臣政務官
。
山口泰明
15
○
大臣政務官
(
山口泰明
君) おはようございます。 今般、
外務大臣政務官
に
就任
をいたしました
山口泰明
でございます。
服部委員長
を初め
委員
の
皆様
にご
あいさつ
を申し上げます。
我が国
は、
世界
から尊敬をされ、
信頼
される
国家
にならなければなりません。そのため、
外交
を積極的に展開し、
外務大臣政務官
としての
職務
を全うするため、
田中外務大臣
の
指導
の
もと
、
誠心誠意汗
を流す
所存
であります。 なお、
政務官
の中では私が特に本
委員会
を担当することとなっております。
委員長
初め
委員会
の
皆様
の御
指導
と御
協力
をよろしくお願いいたします。
服部三男雄
16
○
委員長
(
服部三男雄
君)
嘉数防衛庁長官政務官
。
嘉数知賢
17
○
長官政務官
(
嘉数知賢
君) このたび
防衛庁長官政務官
を拝命いたしました
嘉数知賢
でございます。
中谷長官
の
もと
、山積する
課題
に積極的に取り組みながら
我が国
の
防衛政策
を推進したい、このように思っております。
服部委員長
を初め
委員各位
にはよろしく御
協力
と御
指導
をいただきますようにお願い申し上げます。ありがとうございました。
服部三男雄
18
○
委員長
(
服部三男雄
君)
平沢防衛庁長官政務官
。
平沢勝栄
19
○
長官政務官
(
平沢勝栄
君) 同じく
防衛庁長官政務官
を拝命いたしました
平沢勝栄
でございます。
全力
で
職務
を全うしたいと考えていますので、よろしく御
指導
、御
鞭撻
のほどをお願い申し上げまして、ご
あいさつ
とさせていただきます。 ─────────────
服部三男雄
20
○
委員長
(
服部三男雄
君)
外交
、
防衛等
に関する
調査
を議題といたします。 まず、
外務大臣
から
外交
の
基本方針
について
所信
を聴取いたします。
田中外務大臣
。
田中眞紀子
21
○
国務大臣
(
田中眞紀子
君) 長文でございますので、座ったまま
発言
をさせていただきます。
参議院外交防衛委員会
の開催に当たり、
外交
に関する
所信
を申し述べさせていただきます。
外交
の要諦は、言うまでもなく
国益
を守り増進することであります。私は、
外務大臣
として、
我が国
の安全と
繁栄
を
確保
し、
国民
の
皆様
の
生命
及び
財産
を守ることを最優先の
課題
として取り組んでまいります。その上で、
我が国
にとって重要な
世界
の安定と
繁栄
の
確保
のため、
我が国
が
国際社会
で占める地位にふさわしい
役割
を果たしてまいりたく存じます。そのためには、できるだけ明確なメッセージを
世界
に向けて発信し、また確実な
実行力
を持って発信した内容を
実現
してまいります。
我が国
の平和と
繁栄
を
確保
するため、
日本外交
の基軸となるのは
日米同盟関係
であります。二国間のみならず、
地域
、そして
地球規模
のさまざまな問題についての
日米
間の
対話
を通じた
協力
を拡大するとともに、
日米安保体制
が一層有効に機能するよう努め、
日米同盟関係
の
強化
を図ってまいります。また、
経済
・
貿易分野
では、
米国
との
対話
を
強化
するための新たな方策を見出し、摩擦ではなく協調の精神に基づく
日米経済関係
を探求してまいります。さらに、
沖縄県民
の
負担
を軽減するため、
普天間飛行場
の
移設
・
返還
を初めとする
SACO最終報告
の着実な
実施
に
全力
で取り組んでまいります。
我が国
の隣国である
中国
及び
韓国
との間では、現在、
教科書問題等幾つ
かの問題があります。私は、このような問題が
両国
との良好な
関係
を阻害することとならないよう、これら問題の
解決
に
全力
を尽くす
決意
であります。今月下旬には
ASEM外相会合
が北京において開催されます。国会の
お許し
が得られれば同
会合
に出席し、この機会に
中国
及び
韓国
の
外相
と会談し、
両国
との
関係強化
を図りたいと思います。 私の
ロシア
とのかかわりの原点は、七三年の日
ソ首脳会談
であり、これまでも大きな関心を払ってまいりました。
ロシア
との間では、
平和条約交渉
、
経済分野
及び
国際舞台
における
協力
など、幅広い
分野
での
関係
の進展に努めます。このうち、
平和条約交渉
については、先般の
イルクーツク首脳会談
までに得られた成果をしっかりと引き継ぎ、北方四島の帰属の問題を
解決
して
平和条約
を締結するとの一貫した
方針
の
もと
、
交渉
に取り組んでまいります。
日韓国交正常化交渉
については、
日韓両国
と緊密に連携しつつ、
北東アジア
の平和と安定に資するような形で、第二次
世界大戦
後の正常でない日朝
関係
を正すよう粘り強く取り組んでまいります。また、こうした日
朝間
の
対話
の中で、
北朝鮮
との人道的問題及び
安全保障
上の問題の
解決
に向けて
全力
を傾けてまいります。
我が国
は、
国際社会
の主要な
一員
として、
種々
のグローバルな
課題
に取り組み、
地球
上に住んでいる人々の全体が前向きなエネルギーを出して幸せに暮らせる
国際社会
を築くため、
努力
していかなければなりません。そのためには、唯一の
普遍的国際機関
である
国際連合
の
強化
が必要であります。
安保理改革
を初めとする
国連改革
の
実現
に向け
努力
をいたします。 また、
経済面
では、
我が国
が戦後一貫して裨益してきた
多角的自由貿易体制
を
強化
するために、WTOにおける新ラウンドを十一月の
カタール閣僚会議
において立ち上げるべく
努力
をいたします。 さらに、
地球
環境問題については、二〇〇二年までの
京都議定書
の
発効
を目指して
全力
を尽くしてまいります。その際、
世界最大
の
二酸化炭素排出国
である
米国
が
京都議定書
の
発効
に向けた
交渉
に建設的に参加するよう
最大限努力
をいたします。
外交
の
分野
では、このほかにもさまざまな
課題
が山積しておりますが、長い目で見て
解決
すべきことはしっかりとした戦略を打ち立てて
対応
し、また処理に
即応力
を要する問題には迅速かつ的確な
対応
ができるよう、日ごろより
危機管理能力
の
向上
に努めてまいります。そして、
服部委員長
を初め、御臨席の
委員各位
の御
指導
と御
鞭撻
を賜りながら、
国民
の
目線
に立って
全力
で
外交
に取り組んでいく
決意
でありますことを申し上げて、私の
所信
といたします。ありがとうございました。
服部三男雄
22
○
委員長
(
服部三男雄
君) ちょっと
速記
をとめてください。 〔
速記中止
〕
服部三男雄
23
○
委員長
(
服部三男雄
君)
速記
を起こして。
外務大臣
、ちゃんとその部分もう一度読み直しされた方が誤解がなくていいんじゃないかと思いますが。
田中眞紀子
24
○
国務大臣
(
田中眞紀子
君) はい、わかりました。じゃ、そうさせていただきます。 では、
委員長
の
お許し
を得まして、四ページ目の三行目から落ちついて読ませていただきます。後ろから三行目でございます。
日朝国交正常化交渉
については、
米韓両国
と緊密に連携しつつ、
北東アジア
の平和と安定に資するような形で、第二次
世界大戦
後の正常でない日朝
関係
を正すよう粘り強く取り組んでまいります。また、こうした日
朝間
の
対話
の中で、
北朝鮮
との人道的問題及び
安全保障
上の問題の
解決
に向けて
全力
を傾けてまいります。 以上でございます。
服部三男雄
25
○
委員長
(
服部三男雄
君) 次に、
防衛庁長官
から国の
防衛
の
基本方針
について
所信
を聴取いたします。
中谷防衛庁長官
。
中谷元
26
○
国務大臣
(
中谷元
君)
防衛庁長官
の
中谷元
でございます。
防衛政策
につきまして、以下五つの点におきまして私の
所信
の一端を申し述べさせていただきます。 第一に、最近の
国際情勢
は、依然として不透明、不確実な要素をはらんでおり、
我が国
が今後とも平和と
独立
を守り、国の安全を保つためには、適切な
防衛力
を
整備
するとともに、
日米安保体制
を堅持し、さらには
安全保障環境
の
安定化
に積極的に取り組む必要があります。このため、新
中期防衛力整備計画
に従い、引き続き
防衛計画
の大綱に定める新たな
体制
への
移行
を図りつつ、
防衛力
の
整備
を着実に進めていくことが肝要と考えております。この際、
情報通信技術革命
への
対応
、
災害派遣能力
の
充実強化
、
防衛力
を支える
人的基盤
の
維持拡充等
に留意をしてまいりたいと考えております。 第二に、本年は、
日米安保条約
が署名されてから五十年という節目の年でありますが、
日米安保体制
は、今後とも引き続き
我が国
の
安全保障
上極めて重要な
役割
を果たすものであり、
我が国
のみならず
アジア太平洋地域
の平和と安定に大きな意義を有するものであります。このような
日米安保体制
の
信頼性
の一層の
向上
を図るため、
防衛政策等
に関する緊密な協議や
日米防衛協力
のための指針の
実効性確保
のための諸施策に取り組んでまいりたいと考えております。また、
普天間飛行場
の
移設
・
返還
を含め、
SACO最終報告
の着実な
実施
に努め、
沖縄県民
の方々の御
負担
を軽減する
努力
をしてまいります。 第三に、
国際社会
の
一員
として、
我が国
が国際平和に
貢献
することは当然のことであり、より安定した
安全保障環境
を構築するため、
国連平和維持活動
への
協力
、
安保対話
、
防衛交流
などを推進します。この際、
国際貢献
を通じて、
我が国
が
世界
の
人たち
の役に立つ行動ができる国、さらには
世界
からより尊敬される国となることを目指して
全力
を尽くしてまいる
所存
であります。 第四に、
有事法制
につきましては、
我が国
に対する
武力攻撃
から
国民
の
生命
、
財産
を守り、
自衛隊
の
任務
を全うする
観点
から、また、このような
防衛体制
を
整備
することが
我が国
に対する
武力攻撃
の抑止に資するとの
観点
から必須のものであります。
小泉総理
が
所信表明
において改めて明らかにされているとおり、昨年の与党の考え方を十分に受けとめ、検討を進めてまいります。 第五に、
防衛庁
の省への
移行
につきましては、
国民
の
生命
、
財産
の保護や
世界
平和への
貢献
における
自衛隊
の
活動
が求められるなど、国政における
防衛
の
重要性
が増大していること等を踏まえ、ぜひとも一日も早くその
実現
をお願いしたいと考えております。 以上五点の
実現
のため
全力
を尽くす
覚悟
でありますが、国の
防衛
には
国民
の
皆様方
の御理解と御支持が不可欠であります。私は、
国民
の期待にたがわぬようこれまでの
知識
と
経験
を生かしながら、
有事
や大
規模災害
など各種の
事態
への
即応態勢
の
充実強化
に努め、
国民
から
信頼
される温かい
自衛隊
を築いてまいる
所存
であります。
服部委員長
を初めとする
委員
の
皆様方
におかれましては、当
委員会
における御審議を通じ、ますますの御
指導
、御
鞭撻
を賜りますようよろしくお願いを申し上げます。
服部三男雄
27
○
委員長
(
服部三男雄
君)
所信
に対する質疑は後日に譲ることとし、本日はこれにて散会いたします。 午前十時十九分散会