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一川委員 自由党の
一川保夫でございます。
私は、きょうは、
総務大臣中心にいろいろなことを
お尋ねするわけでございますけれ
ども、この
予算委員会で最近いろいろなやりとりを聞いておりまして、本論の
質問に入る前にちょっと自分自身の感想でございますけれ
ども、私自身は、実は森
総理大臣と同じ選挙区で選挙をやり、また、常日ごろそういう政治活動をさせていただいている人間ですけれ
ども、きのうきょう来の新聞等のいろいろな報道を見ておりましても、今我々地元に帰っても、石川県の有権者の
皆さん方も、森
内閣そのものが今その危機管理を問われているような状態に来ているということについて、いろいろな批判を
中心に大きな報道がされておるわけです。
私は、こういった
日本という国のこれからの将来、それからまた
国民の幸せ、また地元の
皆さん方も、せっかく生み出した
総理大臣のいろいろな言動等についての大きな批判に対して、石川県民自体が堂々と政治的な話題に入っていけないということすらおっしゃる方もおりまして、そういう面では、ここにも
与党の先生方もたくさんいらっしゃいますけれ
ども、これからの政治を健全な姿に取り戻すために、私は、やはり国家
国民、それから御本人のためにも、これからの進退等も含めたその判断について誤りのない御指導を心からお願い申し上げたい、そのようにまず思っております。
さて、最近、地方の時代だというふうに言われて大分時間も経過しておりますし、地方分権ということもいろいろな場所で言われているわけでございます。そういうこともございまして、私は、常日ごろいろいろな市町村等にも顔出しをしながら、またそういう
関係者ともいろいろな
お話をさせていただきますけれ
ども、今までとちょっと違った印象としまして、市町村の合併問題という話題が非常に出るようになりました。
御案内のとおり、明治の大合併だとか昭和の大合併と言われた大きな市町村の合併の歴史的な経過を経て今日に至っているわけでございますけれ
ども、最近、御存じのとおり、経済が非常に低迷しているという
状況の中、国もそうですけれ
ども、各市町村、地方公共団体も財政事情が非常に逼迫しているという
状況です。こういう中にあって、
国民、住民のいろいろな行政に対するニーズも非常に高度化しておりますし、多様化もしてきております。また一方では、非常に活力を失ってきている、そういう地域もたくさん見受けられるわけですね。
そういうことを考えてみた場合に、私は、この市町村合併問題というのは、やはり早急にある一定の方向を出しつつ指導していく必要があるのではないかというふうに思います。決してこれは各市町村に対して強制すべきような政策ではないとは思いますけれ
ども、しかし、いろいろな情報を提供しながら、住民の
皆さん方と
議論をしながら、これからそれぞれの地域が本当に活力を持って幸せな生活ができる、そういった基盤をつくっていくということは政治家の大きな役割でもございますので、そういう観点で幾つか御
質問をしたいというふうに思っております。
前の自治省時代から、都道府県に対し、また間接的には市町村に対しても、いろいろな指導をされてきておるというふうに思います。そういう中にあって、また、各都道府県に対して、合併に関する具体的な内容についていろいろと検討をされるようにという指示のもとでそういう指針が出されてきておるわけですけれ
ども、各都道府県で具体的な要綱をつくりなさいというような指導をされてきておるというふうにお聞きしておりますし、もう相当の都道府県からそういうものができ上がって公表されているというふうにお聞きしております。
まず、今、現時点でその策定
状況というのはどのようになっているかということと、今後、
総務省としまして、そういうものを踏まえてどういうような基本的な方向で取り組んでいかれるのか、基本的なそのスケジュールも含めてお聞かせ願いたいというふうに思います。