○中井
委員 お話はわからないわけではありませんが、
総理、反論も結構ですが、十分間違えずにお互い言い合わないと。
政治倫理審査会が一回も使われたことはない、そんなことはないので、山崎さんも加藤さんもお出になっておられます。
しかし、それは、私どもが
質問もできなければ証言法に基づく偽証罪ということも適用できないやり方、そういったことを含めて私どもは言っているのであって、このことを御理解いただいて、ぜひこの予算審議の最中、予算
委員会で、私は彼が堂々とおやりになることを強く望んでおきます。
もう
一つ、この
事件に関して
皆さんにお
考えをいただきたいことがあります。それは、また今回、このお金を預かって返したのは私設秘書だ、この問題であります。
昨年、たび重なる
不祥事によって、各党が、いろいろいろいろ経過はありましたけれども、あっせん利得罪というのを
議員立法で出し合って、一週間にわたって論議をして、今、法律が成立をいたしております。私は野党案の提出者でございます。
このときに、いろいろ違いはありましたけれども、そう開いているわけではない。私ども野党は、与党案を丸のみするから、ただ
一つ、私設秘書を対象に入れた方がいいですよ、このことをやかましく申しました。
採決の日に、東京の保証協会に絡んで国
会議員の私設秘書が逮捕された。しかし、私設秘書はあっせん収賄罪においても対象とされていないから、この私設秘書がお金を受け取って、私設秘書が陳情事を処理しても、あっせん利得にならない、またあっせん収賄にならない。したがって、あそこで捕まったのは、たしか出資法違反共犯という、何かわけのわからないところで警察も処理をせざるを得なかったわけでございます。
数千人いらっしゃるという地方
議員の秘書を含めて、この私設秘書を、私は、あっせん利得罪の対象と当然すべきだ、今回の
事件にもかんがみて。今
国会に私ども野党は再び、前
国会に引き続いて修正案を出しますので。きのうの野田聖子さんは大変いいことを言われた。どんどん直していけばいいんだと。
総理も、一歩一歩やりましょう、こういうふうに
お答えになられました。こういう
事件があるたびに少しずつ自戒の度を深めていく、このことが
政治に対する信頼回復につながるんだと私は思います。
そういう
意味で、私どもは、あっせん利得罪の修正案、私設秘書を対象者に入れる、こういったことを提出いたしますので、ぜひ
自民党さんも協力をしてほしい、このように思いますので、要望をいたしておきます。
今回のこのKSDの
事件、先ほどから
民主党さんが、二日間にわたって延々ときめ細かくおやりになりました。私どもは、それを繰り返すつもりはありません。
ものつくり大学、僕は、おつくりになったら結構だ、立派な大学としてやってくれたらいい、こう思っています。物つくりをみんなで、
自民党さんがお進めになった、これもこれで結構だ。ただ、問題は、そのことによって、お金を
自分たちの
政治資金として、あるいは大変失礼だけれども党費としてお集めになるというやり方が世間から非難を浴びているんだ、ここのことをお
考えにならなきゃならない。まして、そのお金は、中小企業、零細の経営者の
皆さん方が、
自分たちの共済ということで月々二千円お払いになっている。
政治献金なんかに使われる、
自民党に献金するなんて思ってもいない形でやられたお金、ここのところを私は怒っているのであります。
大変失礼でありますが、他
人事のように言われますが、
自民党の
参議院の比例区をずっといろいろ見ていますと、順番がどうも党員の数、すなわち党本部に入ったお金の数で決まっている傾向が強い。村上さん、
平成十年の
参議院選挙、二番であります。去年、党費立てかえ
事件で
大臣をお退きになりました久世さん、十四番、最下位当選。久世さんは一億ちょっとで、村上さんは三億近くの党費を集めたから、大体これで一番と十四番かと、間をずっと、御寄附なすった、あるいは党員の数等を調べると、大体順番が見えてくる。特定郵便
局長さんの大樹の会、土改連、看護婦後援会、JRのときわ会、いろいろ全部あります。
これは、
自民党さんが、
参議院の比例区の順番を決められずに、団体、そういったところからみんな党費を集めさせて、その党費の多寡で順番を決めておった、このことが問題になっているのではないでしょうか。
総理、いかがですか。