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松本(剛)
委員 強烈な先輩の後というのはやりにくいわけでありますが、私で最後でございますので、和やかに夕べを迎えたいというふうに思います。
財務大臣とは私も決算
行政監視
委員会から御一緒させていただいておりましたので、朝九時半からずっと御一緒させていただいておりまして、そんな話をしておりましたら、若い女性には、
松本さんも塩じいの追っかけですか、こう言われたわけでありますけれども、結果としてそうなっているわけであります。
この
税理士制度、やはり納税の根幹にかかわるというところは今河村
委員からもお話をさせていただいたとおりだろうというふうに思います。きょうはそのことが主な
議題ではないのでありますけれども、やはり納税ということになれば、税をどう使われたかということの話になってくると思いますし、そこで
国民の信頼をきちっと得なければならないということになると思います。
敬愛する塩川
大臣にこういうことを申し上げなくてはいけないのは非常に残念でありますが、やはり税の
一つの使い道である報償費について、最初はお忘れになった、その次は錯覚であったというのは、大変残念なことであります。過去と決別をするということがまさに改革の断行であろうというふうに思います。過去がどうであったかということをまさに先頭になって明らかにしていただくことが、新たな一歩を踏み出すことになるのではないかということを、ぜひひとつ冒頭にお願いを申し上げて、本題の
税理士法改正という話に入らせていただきたいと思います。もし御所見があれば、あわせて後ほど御回答いただけたらというふうに思います。
今も話が続いておりましたけれども、
税理士の使命ということで
税理士法の第一条に記載をされているわけであります。もう重ねて読み上げることはいたしませんが、「独立した公正な立場において」というふうに言葉が入っているわけでありまして、私も、今の河村
委員との議論を聞いておりまして、
税務当局があっせんをするということそのものが適当なのかどうかということも含めて、将来のあり姿をぜひ御検討をいただきたいというふうに思います。
直接の天下りではないわけでありますが、
大臣も先ほど天下りについて付言をされましたように、天下りに類するものというふうに一般
国民の感情からすれば感じ取れるものではないかと思いますし、総理は代表質問での御答弁において、押しつけ型であったり、権限にかかわるような天下り、そしてそう思われるような天下りも
国民の批判を受けるものである、こういうふうにおっしゃっておられたように記憶をいたしております。まさにこれから信頼を回復しなければいけないということであれば、李下に冠を正さずということで、できるだけそういった誤解を招くといったようなことからどんどんやめていただくということが必要ではないかというふうに思います。
そういった中で、この
税理士の
制度、これは日野
先生からの質問の中にもありました、
税務署の側なのか、
国民の側なのか、その間にある。これが「独立した公正な立場において」という表現にあらわれているのだろうというふうに理解をしておりますが、
一つ間違えれば、非常に微妙な真ん中に立っていただいている、それだけに、使命も大きいし、責任も大きいということであろうと思います。
今次
改正に当たって、この
税理士制度、
根本的にどういうふうにこの位置づけをとらえられてこの
改正に臨まれたのか、
大臣の御所見をまずお伺いをさせていただきたいと思います。