○石井(紘)
委員 問い合わせをして、ピラタス社は全面的に
公開をしてくれと言うのに
公開をしなかった。あなたの方から問い合わせたんですよ、
公開してもいいですかと。だから、私は、あなたの責任でそういうことを問い合わせて、いまだにそれを
公開しないということは、これはどこかから働きかけがあっただろうと。あなたは、そういうことはなかったと今
答弁した。そうすると、あなたの責任になりますけれ
ども、よろしいですね。よろしいですね。
それでは、次へ進みます。
そこで、もう
一つここには大きな問題があるんですね。
大体、
最初は入札です。それから、後は随意
契約でずっと七年間にわたって買っていくということになるわけですね。不正があったということは、今までの、つまり、
最初の二機分の入札で、ここは密封したけれ
どもあとは密封しないで、しかもそれは重要な要素としてカウントして、そして、
最初の入札はピラタス社の方が安かったんですから、ランニングコストの方をピラタス社よりも富士重工の方を安くしちゃって、そして、トータルで富士重工が安かったからということで富士重工にしたわけですから。
決めたのは、要するにこっちのランニングコストの方のこの
数字ですよ、本体はピラタス社の方が安いんですから。結局、富士重工に決めた決め手は、こっちのランニングコストの値段で決めたわけですから。それを封しなかったんです。それをいつでも差しかえられるような状態にしておいたんです。いいですか、
一つはそこが重要な問題です。
それから、結局、後で改ざんをしたためにどういうことが起こったかというと、
最初の高かった富士重工の価格、これに対して、一機分がそのとき幾らだったかといいますと、富士重工のそのときの一機分の価格は二億四千五百万円だった。ところが後の方で、二回目、三回目の
平成十四年度からいくところのものは、それよりも大幅に安くなっておる。大体一億九千万から二億ぐらいになっているんじゃないですか。
普通、入札というものの大原則は、必ずなされることは、
最初入れる価格は安いんですよ。というのは、
最初の価格で決めますから、当然その決める価格というのは競って安い値段を出す。後の方で少しずつならして乗せていくという形をとるのが、これは常識の、常識というよりも必ずそういうふうになるわけなんですね。
ところが、どういうわけか富士重工の場合は、
最初入れた値段が高くて後の方が安い。これは、だれが見ても非常に不自然な状態です。しかも、後の方のそれぞれの価格というものはかなりまちまちになっておりますけれ
ども、
最初の入札
説明書によると、物価の変動等を加味してはいけないと書いてありまして、これは少なくともフラットでなければならないわけです。
ラーニングカーブというんですか、そういうものは普通はだんだんと下がっていくということもありますけれ
ども、いろいろな要素があって、売る方は、少なくとも下げるということは普通はない。ですから、フラットにならなきゃならない。ところが、それがまちまちになっているんではありませんか。あなた、できたら
答弁を簡単にやってください、余り時間をとらないで。