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鎌田委員 今の
お話ですと、各県単位、それから問題の、若干発端となった今の固有名詞を挙げられた自治体、そこでそういう検査結果が出ているのでということでの
お答えだったと
思いますけれ
ども、当時、厚生省に対して、
環境の面から、いわゆるPCBという有害物質があるのかどうかの白黒をはっきりつけなきゃいけないという
部分と、あるいはこのパチンコ廃台にかかわるところの流通ルート、ここのところについても、結局、当時うわさになったのは、海外でつくられて、海外から入ってくるものが怪しいんじゃないかとか、あるいは、どこでつくられたかわからないものが何だか怪しいんじゃないかとか、いろいろな憶測やらうわさやら、正確な
情報すらもそれと紛れてしまうような
状況だったのですけれ
ども、その当時、その流通ルートについてもきちんと把握をしなければいけないということも私の記憶の中には、取り組んだ一人として残っておるんです。
今、議員の席からも声が漏れましたように、相変わらず野積みの状態というのは、当時よりは少なくなっておりますが、当時それが問題になったことで、パチンコ業界の自主的な努力によって
リサイクルの施設をつくったり、あるいは自主回収を進めたりということで大分改善が進められたと
思いますけれ
ども、しかしながらいまだに、警察庁が把握しているところでは、例えば
平成十一年度ですと、新機種というものの投入もあって、年間三百三十一万台というふうに大幅に伸びる。前年度は二百三十六万台の数量であったものが、三百三十一万台に伸びる。あるいは、
国内で大手のパチンコ廃台の
リサイクル施設、
処理施設を持っているところでは、年間に百六十万台を一手に引き受けて
処理をしているというような
状況があったりするんです。
いかにこのパチンコ廃台の
処理というものが大量であって、そして大量に処分をする、
処理をする時間的なスパンが非常に短い中で繰り返されているということを考えますと、先ほどの御答弁のように、別のところが出した研究結果を、そのようですのでという
お答えではなくて、きちんと国として、流通ルートも含めて、この当時、流通ルートは何経路ありました、そしてメーカーは何社で、そのメーカーの大半はこのIC基板を特注品として外注していますから、その外注した先までもきちんと把握をして、そして、その外注先のIC基板あるいはチップを生産しているそこの事業主のところでの生産工程、生産過程、そういったものまでもきちんと把握をして、
国民に対して、完璧な白黒はっきりした状態で、安心、安全なんだということをここで、もう大分時間がたっていますけれ
ども、はっきりとさせる必要があるのではないかというふうに
思います。
特に、現場のパチンコ屋さんあるいは
処理をしている現場の方の
お話を伺いますと、先ほど警察庁が把握をしていると申し上げましたが、どうしても風俗営業という観点からの不正使用、不正流用、こういったものが絡んでくるものですから、本来、完璧に
リサイクルをする、完璧に有害物質の適正な
処理をしなければいけないパチンコ廃台の液晶
部分ですとか、あるいはIC、コンピューターのチップの
部分ですとか、そういうところについては手をつけるなという指導が、警察庁に聞けば、そんなことしていないとおっしゃいました。しかし、現場の
処理のところでは、そういう指導があるために、そこはいじれない。では、そこの
部分の
処理はどうしているんですかと聞けば、御存じのとおり、破砕をして焼却をして、あるいは破砕をして埋め立ててしまうと。そうなったときに、やはり完璧な安心、安全の根拠、論拠というものがないといけないのではないか。このままにしておくべきではないという考えを持っております。
そこのところをもう一度、先ほどの
質問と同じことをお伺いします。先ほどの
お答えと同じであれば、ぜひこれから先、きちんとした、白黒はっきりつけたものを
国民に示すべきではないかと
思いますが、いかがでしょうか。