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河野国務
大臣 議員の御
指摘でございますけれども、新聞、雑誌等でいろいろと
外務省にかかわるスキャンダルといいますか、問題が
指摘をされておりまして、これについて、私は、でき得る限り具体的な
指摘であれば調査をいたします。雲をつかむような話ではなかなか調査はできませんけれども、こういう問題があるじゃないかということを具体的に
指摘されたものについては全部調査をしろという指示をしておりまして、荒木調査会で調査をいたしておりまして、例えば、昨日も参議院の
外交防衛
委員会では幾つかの問題について御報告をいたしております。
実は、衆議院の
予算委員会当時には、いろいろと問題が出てきて御
指摘だけございまして、私どもは調査をさせていただきますと言って時間が経過をいたしまして、その調査結果の報告は参議院でするという形になっておりますが、昨日も
外交防衛
委員会でそうした御
指摘について荒木副
大臣から御報告をいたしております。
先ほどもここで話題になりました滝田なる人物についての問題もまさにその
一つでございますが、私どもとしては、おっしゃるように、できるだけ反応をする。そして事実
関係を確認して、あれば厳正に処分するし、なければこれはありませんでしたということを言うべきだと私は思っておりますので、それは調査をずっといたしておりまして、結果が出たものについては
一つずつ国会でも御報告をいたしております。
それから、新聞その他が書いたものの中で、全く荒唐無稽、我々からいえばためにする記事と思われるものについては抗議をいたしております。ただ、メディアからのそうしたものについて我々が幾ら反応しても、メディアは自分たちの行ったことに対する反応はほとんど書いてくれませんので、一方的に書かれて終わりになっているのは非常に残念でございますけれども、私どもとしては、でき得る限りそれに対しては反応をしようと思ってやっているところでございます。
それから、今御
指摘がございましたワインの問題でございますが、これも事実
関係を私なりに
承知しておりますけれども、今の議員の御
指摘は、ワインを買う費目があるのになぜ機密費で買うのか、こういう御
指摘でございますが、私どもは、機密費でワインを買ったということを申し上げたことはございません。機密費で買ったということを申し上げたことはございませんが、ワインを買ったことはございます。ほかの費目で買ったことはございます。
それについても、私は、こんなことまで申し上げるのはどうかと思いますけれども、一本数万円もするワインを、中には十万円もするワインを
外務省は買っているなどとおっしゃる方がありますが、そうしたことは全く事実に反するのでございまして、私自身の
判断で申しますと、十万円もするワインを
外務省が買うなんということはあり得ないことだと。
つまり、
外務省は
外国の方のお客のために使うわけです。二十人とか三十人とか、場合によれば百人からのお客をするわけで、そのときには少なくとも同じ種類のワインが二十本とか五十本とかなければお客はできないわけですね。つまり、メーンテーブルだけ十万円のワインを出して、次のテーブルには別の種類のワインを出すなんということはあり得ないわけでございますから、同じレベルのワインをサービスしなければならないわけですから、そんなに高いワインを買えるわけがないわけです。
それからまた、十万円もするワイン、こうおっしゃいますけれども、それは考えようによっては、例えば立派なレストランに行けば十万円の値段がついているかもしれないけれども、それだって
コストは、本来の値段は幾らなのかといえば、そんなに高い十万円のワインだって、本来の仕入れ価格からいえばそれよりはるかに安いものになっているはずであって、十万円のワインを十万円で買ってきてサービスしているなんということはないというふうにぜひ御
理解をいただきたいと思うのです。
私どもは
外国から来られたお客様に対してサービスをするということは大事だとは思っておりますけれども、必要以上のことをする必要は全くないのであって、適切なレベルのもので相手にサービスができればそれでいいというふうに私は思っております。