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岩本荘太君 無所属の会の
岩本荘太でございます。
私も先般、
鳥取県
西部地震の
実情調査に参加させていただきまして、大分整理はされておりましたけれども、その
被害の大きさというものを目の当たりにしたわけでございますが、まず、
被害に遭われた方に対してお見舞い申し上げますとともに、我々の
調査に非常に
協力していただいた
方々の御配慮に対しても感謝を申し上げたいと思います。
幾つか質問を予告させていただいたんですが、その中の一つ、いわゆる個人
住宅の再建につきましては、これは前回の
委員会でもいろいろ議論になりましたし、本日もいろんな面で
皆さん御質問されまして私の質問は重複すると思いますので、これは私も同じ気持ちであるということで御
要望させていただきます。
特に私の視点というのは、日本の国における中
山間地の問題です。ああいうことによって人がまたもとに戻ってこない。そういうことによって日本の国土がだんだん狭くなっちゃう、活用できる国土が狭くなっちゃうというような心配がございます。これはまた別の意味では、農林水産省が中
山間地の活性化
対策というものをやっておりますから、
災害でできないならそっちでもやるべきかなというようなぐらいの気持ちでございまして、本来農林省をお呼びして質問すべきでございますけれども、そこまで広げないということで、今回は、先ほどの御議論等に私も同じ思いであるということで御
要望にかえさせていただきたいと思っております。
それで、それ以外の質問なんですが、私、今回、
地震予知というものに対して大変素朴な質問といいますか、素人っぽい質問かもしれませんけれども、
現地調査をしている間に感じたことについて質問させていただきたいと思っております。
バスでいろいろ移動している中で、我々
委員の中でもいろいろな
情報交換といいますか話し合いをしたわけです。お隣の
梶原先生が
地震と自然現象の変異ですか異変ですか、そういうものとの関連を非常に気にされておりまして、県の
方々等にお聞きになったときに、コイが暴れ出したとか犬が鳴かなくなったとか、犬が鳴かなくなったのはこれはイノシシが出なくなったからじゃないかとか、そんないろんな現象があるというような
お話があったんですが、それは科学的に証明されるかどうかわからないんですが、そういう話をしているときにふと私疑問に思ったのは、いわゆるそういうものは小さな
地震だったらそんなことにならないと思うんですね、もしそれが本当であれば。大きな
地震のときに初めてそういうことが起こる。しかし、
地震の方にしてみれば小さいのも大きいのも変わりはないんだろうと思うんです。
これを今盛んに
気象庁ですか、あるいは科学技術庁等でやっておられると思うんですけれども、そういう
地震予知を考えた場合にどうなのか。小さいものから大きいものまで全部予知されようとしているのか、あるいは本当にマグニチュードの大きいものだけを、我々に大きな
被害を与えるものだけえり出してよりすぐってできるのか、非常に素朴な疑問を持ったんです。
きのういろいろ
お話を聞きましたら、
地震に関しては、科学技術庁あるいは
気象庁、そのほかいろんなところが関与されているということで、きのうの段階では、それを全部整理して各部署に質問するだけの、私にはそういう整理をする能力がありませんでしたので、きょうはとりあえず、一番関与されている
気象庁にその辺、
地震予知とはどういうものかといいますか、どういうことを目的としてどういうふうにやられているのか、ひとつ教えていただきたいと思っております。